テムテムな日常

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ヤワラちゃんの復帰に思う

2007-03-21 | 雑談
私は娘を母乳だけで育てています。息子も母乳だけで育ちました。

なので離乳が完了するまでは、外出するのも一苦労・・・外出先でどこでも授乳できるとは限りませんし、周りの理解も必要です。今だって、ちょっと遠出するときはなるべく授乳の時間に被らないように気を遣うし、子供にとってよりよい母乳のために自分の食生活もいろいろな工夫が必要です。

仕事をはじめると、保育園に預けるわけですからもちろんそんなふうにはいきません。仕事中にお乳が張ってきても、搾乳することだってできません。仕事に復帰することイコール母乳育児の中止、と考えてもあながち遠くないと思います。

でも、世の中には全て満たされる人というものいるものなんですね。この記事によると、主催者側が授乳ルームまで用意するとかしないとか。谷選手はいったい何を考えているのでしょうか。

公私混同もはなはだしいのではないかと思うのです。試合当日に授乳しながら試合に望むだって??試合と仕事は違うかもしれませんが、公の場にそこまで自分の都合を持ち込んで、それがまた許されるというのはいったいどういうことなのでしょう。

みんなそれぞれの枠のなかでいろいろ勝ち取ったり失ったりしながら試行錯誤しつつ子供を育てているのですよ?!彼女は試合することで賞金を稼いでいるわけではないでしょう。それなのにこの「いたれりつくせり度」は何?単なるライフワークの場において「授乳をしながら試合に望む」ことが可能ならば、私だって職場に子供を連れて行き、授乳しながら仕事をしたいですよ!!多くの人がそれを望んでいるはずです。それが叶わないから、保育園に預けたり、また保育園に預けられないのなら仕事はあっせんしない、と言われたりするのです。この不公平感はなんなのでしょうか。

母になっても第一線で、という気持ちは分かります。が、試合中に授乳までするというのははたしていかがなものか・・・。ちょっと認識が甘すぎるのではないかと思うのですが。柔道も、家庭も両方大事にしたいという彼女の意思は分かります。しかし「大事にする」というのはそういうことではないのではないかと思うのです。