テムテムな日常

頑張れみんな!頑張れ自分!

一生悔い恥じて生きていく

2007-03-02 | 雑談
娘もようやく4ヶ月になり、表情が出てきて世話をするのも楽しくなってきました。

息子は4000g超のビッグベイビーだったのですが、そのせいか娘は(標準よりちょっと大きめにも関わらず)我が家では「とても小さい」印象があり、そして妹の世話をしたくてしたくてたまらない息子にもみくちゃにされているせいか、少々のことでは動じない子に育ちつつあるようです。よく寝て、よく飲み、よく笑う・・・子供がひとり増えただけでこんなに毎日に発見と平穏が訪れるものだったのは。娘を産んで本当によかったといつも思っています。

父ちゃんも娘がとってもかわいいらしく、お風呂は時間の許す限りいつもいっしょ、介護職なのでオムツ換えもへっちゃらだし、もうすぐはじめる離乳食も率先して食事介助をしてくれる・・・はず。でもそんな父ちゃん、実は娘を産むことに反対だったのです。

第2子を妊娠した、ということをはじめて父ちゃんに話したとき、即答で「今回はあきらめてくれんか」と言われました。理由は・・・まぁ、いろいろあるのでしょうけど、ご存知のように介護職は給料が少なく、その少ない給料がそこそこ人並みになるには、手当てをもらう、つまり夜勤を数こなしていかなければならないのです。うちの父ちゃんの職場は、市内でも大手の病院が経営する老健で、職員も男性が多く、「介護施設」というくくりでみればかなり給料はいいほうなのですが・・・実際のところそれでも共働きでやっていかないとかなり厳しいのです。勤続10年ともなるとそろそろ管理職に移動になり、そうなると手当てのつく勤務からは外れなければならないので、給料は減るわけです。「役職手当」<「夜勤手当」なんですね。

私も介護福祉士の資格がとれて、さあこれから!というところ・・・計画としては、子供は息子だけにしよう、息子が1年生になる年(つまりは来年)は仕事を辞めて息子の新生活をサポートしよう、という話を常々していたのですが、計画通りにことは運ばず・・・。でもせっかく授かったのに、中絶をするという選択は、私にはできませんでした。何度も何度も話し合いました。

今でもお金に対する不安は解消されることはないのですが、まぁ、いざとなりゃ儲けにならん介護職なんかせずに私が夜のスナック勤めでもすればいいか~、と気楽に考えています。父ちゃんには悪いけど、カネは天下のまわりもの・・・苦しくたってぜいたくしなければどうにか頑張ればなんとかやっていけるものではないでしょうか。

娘を可愛がっている父ちゃんに、「せいちゃん生まれてよかったやろ?」と意地悪なことを聞いてみたら、父ちゃんはあのとき中絶をすすめたことを心底反省しているらしく「せいちゃんにあんなことを一瞬でも思ったことを、このさき一生悔い恥じて生きていく。」と言っていました。せいちゃん、生まれてきてよかったね。父ちゃんにいっぱいワガママ言って、欲しいものなんでも買ってもらうんやで!