患者:劉某、19歳 女性
初診年月日:2004年6月11日
主訴:皮膚紫斑反復発作2年、血尿2ヶ月
病歴:
2年前、魚とエビを食用後全身に紫斑が出現、四肢に酷かった。現地病院の診断は過敏性紫斑。西洋薬による対症療法、地塞米松(デキサメタゾン)の点滴静注で紫斑は漸消、以後2年間、海鮮の品を食すると紫斑発作があり、西洋治療薬で紫斑は消退していた。二ヶ月前、飲食不当により、紫斑再発、四肢と体幹部に大量の出血点が出現、色は紅、点状、斑状で、尿紅を伴い、乏力腰酸、多方の治療を経て、尿転清、氏の病院の名前を聞き、受診した。
初診時所見:
四肢体幹に皮下出血点散発、色紅、舌質紅少苔、脈滑数。尿蛋白+、潜血3+、RBC6~8個/HP、腎機能正常。
中医診断:尿血(腎陰虚 血熱傷絡)
西医診断:紫斑病性腎炎
治法:清熱解毒 涼血止血
方薬:犀角地黄湯 合 小薊飲子 加減:
生地黄(養陰清熱)20g 白芍(養営斂陰)15g 水牛角(清熱涼血解毒)30g 牡丹皮(清熱活血涼血)15g 小薊(涼血止血)20g 藕節(収斂止血)20g 蒲黄(収渋止血、行血祛瘀)15g 焦梔子(清熱解毒止血)15g 側柏葉(涼血止血)白茅根(涼血止血 清熱利尿)30g 地楡(涼血止血、解毒収斂)20g 黄芩(清熱解毒利湿)15g 茜草(涼血化瘀止血)20g 劉寄奴(破血散瘀)20g 地錦草(清熱解毒、活血化瘀止血)20g 芥菜20g 枸杞子(養陰)20g 山茱萸(補腎陰)20g 黄耆(益気)30g 女貞子(補陰)20g 旱蓮草(補陰止血)30g 甘草(調和諸薬)
14剤、水煎服用、毎日一剤、早晩分服。