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不妊症の漢方治療

2008-03-31 01:49:51 | ブログ

基礎体温表からの漢方周期療法の理論

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 基礎体温表とホルモンとの関係

基礎体温表を漢方で理論付け

卵胞ホルモン(エストロゲン)は低温期に徐々に高くなり排卵前後にピークになります。黄体ホルモン(プロゲステロン)は排卵後の高温期に急激に上昇します。

周期療法の理論では、エストロゲンを陰と考えプロゲステロンを陽と考えます。

低温期は陰が増加し、その頂点に達すると排卵がおきて陽に転化し、高温期になると考えます。高温期は陽が増加し、頂点に達すると陰に転化して生理になります。

これは「陰陽転化、陰極まればになり、陽極まれば陰になる」の中医漢方理論です。

生理周期は陰陽消長、陰陽転化により説明することができます

妊娠に必要な条件

低温期において立派な卵子(成熟卵子)と子宮内膜が形成されることが必要です。低温期に十分な滋陰養血をすることにより、エストロゲンが十分に分泌され、立派な卵子と子宮内膜が形成されます。排卵期は透明で光沢と粘りのある卵の白身のようなおりものが増えてくる時期を指します。これは肉眼でも、或いは頚管粘液検査でも確認できます。エストロゲンが低く成熟卵子の質があまり良くない場合や、子宮粘膜が妊娠にむけて十分に成熟しないことには妊娠は望めません。その意味でも、低温期における滋陰養血はとても大切です。

基礎体温表の読み方   正常型

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月経周期療法とは?

月経の陰陽のリズムを正常化するものです。生理不順を正常化させる目的を持ち、主として不妊症の治療法です。

使用する漢方薬剤とその作用

生理期:

1~4日

活血薬と理気薬を併用して、子宮内の血液を残存無くきれいに排出させる。

当帰 熟地 赤芍 川 桃仁 紅花 益母草  川牛膝

香附子 枳(木香 烏薬 行気止痛)

低温期:

511

補陰血薬を中心に少量の補陽薬を併用して、子宮内膜を増殖し成熟卵胞を育てる

党参 熟地 白芍 何首烏 女貞子 麦門冬(補陰血剤)

菟絲子 山茱萸 (補肝腎剤) 巴戟天 (補陽剤)

排卵期:

1216

補精薬と活血薬を併用して、排卵をスムーズにする。

促排卵方を使用する

当帰 熟地 白芍(補血活血)巴戟天 仙霊脾(補陽)

女貞子(補陰)香附子(理気)菖蒲(開竅)桂枝(通陽)

高温期:

1728

補陽薬を中心に少量の補陰血薬を併用して、受精卵を子宮内に着床させ妊娠を継続できるようにする

黄体期方を使用する

黄耆 白朮 准山薬(補気健脾)仙霊脾 巴戟天 鎖陽

菟絲子(補陽)女貞子(補陰)

基礎体温表の異常と漢方治療

低温期の異常

低温期が短い或は低温期の体温が高すぎるタイプ

陰が不足することによる相対的な陽気過剰の状態です。陰が不足しているために、排卵期のおりものが少ないことがよく見られます。低温期にしっかりと滋陰を行うことが大切です。

低温期と高温期の異常

低温期が長く(20日前後)、高温期が短い(9日以内)タイプ

低温期の陰血不足が原因で陰が順調に増加できないために、排卵期にスムーズに陽に転化できず、その結果、陽が不足して高温期が短くなります。低温期にしっかりと陰血を養いながら、少し陽を補うことが治療の基本となります。滋腎益陰養血 補肝腎が低温期の治療原則です。西洋医学では黄体機能不全などが考えられます。単一方剤であれば左帰丸などが適当です。

低温期、高温期をとおして体温の変動が激しいタイプ

肝気鬱結タイプが多いようです。肝気ながれをよくしてストレスを和らげることが大切です。単一方剤では加味逍遥散などが適当です。

高温期の異常

高温期に体温が不安定になるタイプ

陽気不足により高温を維持することができません。高温期に陽気を補い体温を維持することが大切です。これも黄体機能不全と診断されます。単一方剤であれば腎気丸、右帰丸などですが、単独では十分ではありません。

高温期にゆっくりと体温が上昇し、体温上昇のピークが遅れるタイプ

陽気不足や血などが体温の上昇を妨げることが考えられます。高プロラクチン血症が原因になるケースも見られます。漢方薬では、プロラクチンが高い場合は炒麦芽が有効です。

高温期が長すぎる或は高すぎるタイプ

高温期が14日以上続くか、或は高温期と低温期の温度差が0.5以上あるタイプです。(0.3度以上としている場合もあります)西洋医学では黄体萎縮不全、月経前緊張症などが考えられます。過剰な陽気がいらいら、ほてりなどを引き起こします。陰を補い陽気を相対的に抑えることが大切です。不妊症のタイプとしては少ないですが、極端なばあいは直接的な補陰とともに清熱が必要になってきます。

高温期がないタイプ(いわゆる単相性 1相性のタイプ)

無排卵性月経です。西洋医学では卵巣機能不全と診断されます。排卵がないので、周期療法を行うことが困難です。無月経の場合には、補腎養肝 養血調経 活血通などの漢方薬を症状により加減して服用します。

閉経(無月経)の漢方治療を行います。

先天不足が原因の腎精不足を改善する目的で、半年あるいは1年間ほど、補腎精(動物や薬を含めた補陽薬や、補陰薬を使用)と益気養血を続けた結果、妊娠した症例も少なからず漢方の本場である中国で報告されています。中国の人口は世界1の13億人、治療に成功した症例も多いのはうなずけます。

まずは漢方をお試しください。不妊症の大半は漢方で治療が可能です。

不妊症の漢方治療のお問い合わせは下記URLより

http://okamotokojindou.com/ 岡本康仁堂クリニック