三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

田川民俗芸能祭

2019-03-22 04:57:18 | 日記
田川民俗芸能祭なるものを観てきた。第4回目だという。解説者の話から推すと
2年ごとに開催されているらしい。すると第1回は6年前の2013年に開催された
ことになる。
会場は田川市の中心部にある田川青少年文化ホール・小ホール。前回わたしが
行ったときは県立大学構内であった。
10時半開始ということで余裕をもって家を出たのだが,国道が混んでいて遅刻
してしまった。
会場についたときはもう最初の演目は終わっていた。

そうそう,当日の演目は以下のとおり。
1.おおとう音頭(大任町)
2.稲荷神社金田一区獅子楽(福智町)
3.田植祭(糸田町)
4.大内田岩戸神楽(赤村)
5.彦山踊り(添田町)
6.上伊田西の獅子楽(田川市)
7.香春盆踊り(香春町)
8.春日神社岩戸神楽(田川市)
田川地区の各市町村から出ているようだが,川崎町が見当たらない。その代り
田川市から2つ出されている。

さて,会場に入ると獅子楽が始まったところであった。

小ホールとはいえ,500人ほどは着席できそうな規模である。しかし,観客は
50パ-セント程しかいなかった。

つぎは期待していたお田植祭。糸田町の金村神社で毎年3月15日に行われる行
事で,親しみと尊敬をこめて(?)「おじゅごんち」と呼ばれる。ことしは天
気が悪かったので見に行かなかったのである。

一般にお田植祭は山伏と深い関係にあるのだが,このおじゅごんちは山伏との
関係がないように思えた。しかし,内容は通常のお田植祭と同じ筋書であった。
田を鋤く牛がのらりくらりとし,時には暴走するのが面白い。何よりその顔が
かわいらしい。

つづいて大内田岩戸神楽。
演目は綱御先の舞で,築上町の赤幡神楽である。

御先というのは結構有名といか,代表的な神楽だと思うが,今回の「綱」御先
は初めて。しかし,正直なところ面白味に欠けていた。

そのつぎは彦山踊り。添田町で生まれ育ったのに,添田にいたときはこの踊り
のことはまったく知らなかった。

静かな踊りで,まあこんなものかという印象。

ひき続き上伊田西の獅子楽。
初めて見た気がする。

獅子が観客席に降りてきて幼児に近づいたら,その子は大声で泣き出した。わ
たしが子供の頃正月に獅子が各戸を回っていたことを思い出した。

つぎは香春盆踊り。

パンフレットの紹介文が難解で,由来がよく分からない。盆踊りとなっているが
盆行事以外でも踊られるとのこと。

最後は春日神社岩戸神楽。
これはご存知天照大御神が天窟屋に隠れたとき,その前でアメウズメが踊って,
手力男命が岩の扉を動かして天照大御神を呼び戻す場面である。

古事記ではアメノウズメノミコトが踊るとその場にいた神々が大笑いしたことに
なっているが,この神楽ではそのような雰囲気ではなかった。

13時20分頃すべて終わった。最初50%ほどいたと思われた観客も,この時点では
かなり少なくなっていた。
会場を出ると野外会場でグルメの行事が行われていた。曇っていた空も青空になり
暑いほど。

何か食べようかとも思ったが,やめて直方のびっくり市でビビンバ(pibimpap)
を食べた。
以上