三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

掘り出し物

2014-07-18 20:41:56 | 日記
最近なぜか悶々として楽しまない。
そんな状況の中,近郊で開催されたフリーマーケットに行ったら思いがけない掘り出し物があった。そのせいか急に気持ちが晴れやかになった気がする。
そこでブログに書としたらその手順がわからなくなっていた。それもそのはず。何と10日以上も空白になっていたではないか?

さて,フリーマーケットは本来9時開始であるが,6時30分過ぎにはすでにかなりの人でにぎわっていた。

業者(出品者)は9時開始までに徐々に商品を搬入してくる。トラックなどから商品を下して開梱・陳列と併行して客はいろいろ物色する。何と慌ただしいことか!

しかし,この活気がまたなかなかいいのである。
会場を一回り,二回りしているうちに商品が増えてくる。今回はいいカメラが見つからない。
ふと,小物雑貨を並べているところを見ると,!と来たものがあった。手に取るとそれはヒューレット・パッカード社のモデル11Cという電卓であった。

ケースはまだしっかりしている。中身を取り出した。綺麗だ。しかし,スイッチを押しても何の反応もなかった。裏面に1,000円という値札が貼られていた。
とにかくこれはすごい掘り出し物だ。さっそく買おうと思ったが,店主がいない。待つこと15分ほどだったろうか?ようやく店主が戻ってきた。
「これをください。」というと,「電卓ですか?待たせたので200円。」という返事。震える手で200円を渡して電卓を手に入れた。
帰宅して電池を交換すると正常に動き出した。

写真をご覧いただきたい。10円硬貨を置いている下には前の持ち主の印が貼られている。それはともかく,この10円硬貨から全体の大きさが推定できるであろう。
ご存知の方はご存知だろうが(←当然のこと),この電卓は逆ポーランドという方式である。上の写真をよく見ると=のないことがお分かりいただけるであろう。逆ポーランドでは=は不要なのである。たとえば,2+3=5という計算は2E3+と押す。ここでEとは〔Enter〕キーのことである。実はこの手順は日本語に適合しているのである。つまり,上の計算は「2と3を足す」ということである。「と」というのが〔Enter〕に相当する。
リサイクルショップやフリーマーケット巡りをしながら,ヒューレット・パッカードの電卓にいつかは巡り合いたいと思っていたのがきょう実現したというわけである。