三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

真空管式無線機用電源装置の組み立て

2020-07-26 10:29:44 | 日記
まずは前回の記事の訂正です。
誤 ・・・よく蝉を取に出かけました。
正 ・・・よく蝉を取りに出かけました。
送り仮名の問題です。漢字も改めた方がいいのかも知れません:
正 ・・・よく蝉を捕りに出かけました。
最近はワードプロセッサのために思いがけない漢字を使ったりしま
す。この例など,気を付けないと
・・・よく蝉を鳥に出かけました。
となりかねません。用心用心。

さて,これまで何度か真空管式送信機の製作記事を投稿しました。
その電源は市販の汎用真空管用電源。スライダックを内蔵しており,
高圧電源(B電源)電圧を変えられるのはいいのですが,そのため
かレギュレーションが悪くて困ります。
そこでこのたび自作した次第です。
材料は手持ちのジャンク品。バラすだけで半日ほどを要しました。
まずはその外観から。

ほぼ正面です。全身真っ黒に見えますが,実際は前面パネルはヘア
ライン加工されたアルミニウム製です。銀色です。
左上に電源表示灯,左下に電源スイッチがあり,右下には高圧電源
整流方式の切り替えスイッチがあります。そのスイッチの上に丸穴
が見えますが,これはジャンク品を使ったための余分な穴です。
背面です。余分な穴が目立ちます。

左下は直流電圧を取り出すコネクタ。真空管のオクタルソケットを
利用しました。オクタルですから8極あります:
1番 ケース
2番 ヒータ電源(0V)
3番 ヒータ電源(6.3 V)
4番 ヒータ電源(12.6 V)
5番 高圧電源(0V)
6番 高圧電源(約 300V)
7番 予備
8番 予備
そうそう,この電源の仕様を申し忘れていました。電気的仕様はつ
ぎのとおりです。
1.入力 100V, 50/60 Hz
2.出力
 (1)A電源 6.3V, 1.5A,12.6V, 1.0 A
 (2)B電源 約300 V,50 mA
 (3)C電源 なし
A電源,B電源,C電源というのは伝統的な呼称で,A電源はヒー
タ用電源。B電源はプレート用高圧。C電源はバイアス(一般に負
電圧)です。
おっと,あまりにも細かい話になってしまいました。済みません。
中身は下の写真のとおりです。

何やらごちゃごちゃしていて綺麗ではありません。
大きな塊が2つありますが,右が変圧器,左はチョークコイル(塞
流線輪)です。50 H, 50 mA のものです。
整流器はチョークコイルの手前下にあります。チョークコイルの左
側に見える黒の円柱形のものは電解コンデンサ。500 V, 100μFとい
う大容量のものです。
電源を投入して一応異常のないことは確認しました。これから特性
試験を経て実際に使用することになります。
以上

最新の画像もっと見る

コメントを投稿