勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

夏は来ぬ

2010-05-06 23:55:57 | Weblog
 朝からうなぎのぼりの気温は、初夏を通り越していきなり真夏になってしまったような暑さの東京。上野不忍池は緑に覆われ、水面に顔を出しはじめた蓮の葉が風にゆれながら漂っている。
 蓮っ葉(はすっぱ)という言葉は、蓮の葉が風や波にユラユラとゆれるさまから、根無し草のように軽はずみな女性をいうようになったという説もあるとか。。。

 唱歌「夏は来ぬ」で歌われた卯の花は、空木(うつぎ)の別名だそうだが、ハコネウツギと思われる花が、夏が来たことを告げているかのように、空に向かって誇らしげに咲いていた。

 空木は茎が空洞になっていることからこの名がついたといわれるようだが、ウツギの種類は多く、このハコネウツギの花は、はじめは白く次第に紅色に変化し、花の色のグラデーションが楽しめるので、庭木としても人気があるという。

 「いずれアヤメかカキツバタ」とは、優劣が付け難いことをいうが、見分けが付き難い意味にも使われるらしい。水辺に咲く涼しげな花は、アヤメ、それともカキツバタ?はたまた花の色から黄ショウブか?夏の訪れは僕にとっては待ち遠しい季節でもある。