勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

1/f ゆらぎ

2010-05-04 01:02:23 | Weblog
 世の中、右も左も、前も後も、どこからどこまでゴールデンウィーク真っ只中。ご機嫌斜めだった4月の天気も、5月の声を聞くや否や、初夏の陽光が降りそそぎ、風薫る木々に芽生えた新緑が目に眩しい。


都会の雑踏と喧騒からしばし逃れ、何も考えない時間を求めて出かけたやすらぎの一日。そこにあるのは、『1/f (エフブンノイチ)ゆらぎ』の空間。
 

聞くところによると、『1/f ゆらぎ』とは、人間を心地よくしてくれる刺激のことをいい、その代表的なものが音楽だそうだ。
 
 自然界には数多(あまた)の『1/f ゆらぎ』が存在するといわれるが、難しいことはさておいて、音楽の他には、打ち寄せる波の音、小川のせせらぎ、吹く風、木漏れ日、太陽の光、蛍の光などが『1/f ゆらぎ』といわれるものらしい。

 森林浴としゃれたつもりはないが、新緑の林の中の木の枝に絡みつく、へびと思しき物体に肝を冷やす。1/f ゆらぎは震えに変わり、 身動きしないその物体に恐る恐る近づくと、それは枯れた木の枝。蔓性の植物が枯れたものと知り、ひと安心。


風にゆれながら舞うヒメオドリコソウも『1/f ゆらぎ』なら


初夏の陽を浴びてきらめくせせらぎの音も『1/f ゆらぎ 』

 蕾のときはうな垂れていても、花が開くときにはピンと上を向くハルシオンのように、1/f ゆらぎに身も心もリフレッシュの5月。好天に恵まれたゴールデンウィークも、終わりに近づいているが、あなたの『1/f ゆらぎ』はいかがでしたか?