勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

春の夢

2010-04-17 00:45:08 | Weblog
 銀行から僕宛に残高照会の郵便が届いた。取引のある銀行なので何の疑いもなく開くと、そこに記された額は、思いもよらない高額である。この銀行は、マンションの管理費の支払用のためだけの口座なので、必要最小限の預金しかない筈である。


 待てよ、どこからか振込みがあったのかも。。。もしや消えた年金か?そんな訳はない。額は少ないが、複数の銀行の預金通帳がある。ボケが進んで、忘れていた預金かも。。。そうならボケるのも悪くない。それとも悪魔の仕業か、神の思し召しか。春の珍事にあれこれと思いをめぐらせた。

 確認のため、もう一度宛名を見る。名前の前に、○○管理組合、理事長とある。なんとそれは、管理組合の預金だったのだ。管理組合では預金保護のため数行の銀行に分けてあるが、通帳は管理会社で、印鑑は理事長である僕が保管している。大規模修繕工事によりお金の動きもあり、その中の一行からの残高照会であった。

 儚い夢は無残に消えて、ただ春の夜の夢のごとし 。耳に響くは諸行無常の響きだけ。ひとえに風の前の塵に同じ

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