勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

犬も食わない

2009-07-22 23:56:46 | Weblog
「今、大変なことが起ったの」 
慌てた様子で千春ちゃんから電話があった。
「どうしたの?」
「今お話していいですか?」
「うん、いいよ」
「歩いていたら、どこからか“キャァ~、たすけてぇ~”と声がしたの」
「それで?」
「誰もいないのでよく見ると、窓が開いてる家があったの。そこから聞こえてきたみたい」
「うん」
「急いで近くの交番に行って訳を話したら、お巡りさん、ニヤニヤして“分かりました、行って見ましょう”と言って、落ち着いてるのよ」

「千春ちゃん、見てきたの?」
「怖いから、お巡りさんに任せてきたけど、どうしましょう?」
「お巡りさん、慣れてるんじゃないの、任せとけばいいよ」

 次の日「あの件どうした?」と聞くと、「どうなったか分からないけど、近所の人も誰もでてこないの」と不思議そう。

 「夫婦喧嘩かなにかで近所の人も慣れっこかも知れないね」「犬も知らん顔してたでしょう」そういって、彼女に話をした。


 昔、ラブホテルを経営したことのあるお客様がいて、オープンしたばかりの話だそうけど。。。
部屋の中から「死ぬ~、死ぬ~」という声が聞こえたそうだ。
彼女は、心配になって、部屋の前を鍵を持って行ったり来たりしていると、しばらくして「あぁ~、しあわせ!」と、聞こえてきたんだって。それを聞いて安心したそうだよ。(笑)


「もう、やだぁ~」



死ぬ時は「しあわせ~」と言ってみたいものだが。。。