勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

虹の彼方に

2009-07-27 22:07:26 | Weblog
 浅草に住んで15年、花火の時の我が家は賑やかになる。毎年、姉とその家族が花火見物を兼ねて泊りがけで来る。
 この日を楽しみにしていた姉の孫の颯(はやて)君は、塾のため今回は不参加。その妹が昨年から参加している。
 花火見物の翌日は浅草の遊園地『花やしき』での乗り物を楽しみ、3日目の今日は、夏休みの宿題のひとつとして、木目込み人形教室での体験入学を計画した。
 我が家から歩いて数分のところにある、一葉記念館前の木目込み人形工房一葉堂は、多くの生徒を持つが、姉達3人のために特別に体験講座を設けてくれた。
 先生のやさしい指導の下、3人の処女作品も見事に出来上がり、来年はさらに上級の課題に挑戦することを約束してきたという。

 僕も参加したかったが仕事があり、写真撮影後の仕事から帰った夕方、孫娘のパパの迎えの車で、降りだした雨の中3人は帰路についた。

 寝具などを片付けて一息つくと、雲の切れ間から射す夕陽が、遠くにかすむビルの一部をオレンジ色に染める。不思議な色彩の景観にベランダに出ると、空に架かった七色の橋。
 一昨夜、七色の火の花に染まった空は、再び七色の陽の華に染まり、夕暮れ時の光のページェントの第二幕が開演された。