昨日は突然の事故の記事により、一週間にわたって取り上げてきた秋の七草が、中断してしまった。

葛の花から始まった、秋の七草の最終日は撫子である。七草のすべてを向島百花園で撮影したものであるが、わが図鑑によると、撫子は夏の花の巻に載っている。花期は長く、7月~10月とある。撫子は在来種をカワラナデシコといい、中国から入った石竹と区別するようだ。別名を大和撫子ともいい、可憐で美しい日本女性の代名詞ともなっている。撫子の名の由来は、美しい花と可憐な草姿から、子を撫でるような気持ちで接したくなることからきているそうだ。
カワラナデシコは、古い時代に“都古奈都(とこなつ)”とか“度古奈都(とこなつ)”の名前で呼ばれたらしい。花期が長いので“常夏”だとか。
今年の日本の夏も、まさに常夏のようだった。彼岸に入っても真夏のような暑さが続いていたが、さすがに朝夕は、秋の気配が漂う。
夏が好きな僕にとって、秋風は寂しさを募らせる。何もかもが去っていくようで・・・。

カワラナデシコは、古い時代に“都古奈都(とこなつ)”とか“度古奈都(とこなつ)”の名前で呼ばれたらしい。花期が長いので“常夏”だとか。
今年の日本の夏も、まさに常夏のようだった。彼岸に入っても真夏のような暑さが続いていたが、さすがに朝夕は、秋の気配が漂う。
秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ驚かれぬる
夏が好きな僕にとって、秋風は寂しさを募らせる。何もかもが去っていくようで・・・。
風立ちぬ いざ生きめやも