勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

セカンドハーベスト

2007-09-08 20:36:01 | Weblog
 ダンスのデモに出演するお客様の出張レッスンのため、練習場に出かけた。隅田川に架かる桜橋を渡ると、路上生活者のいる一角で行列ができている。何事だろうとその行列の先頭に行ってみた。行儀良く並んだ彼らに食料を配る一団がいた。
 話を聞くと、日本で食料を必要としている人々へ、食料供給する活動をしているセカンドハーベストジャパン という団体で、今日はホームレスの人たちへの炊き出しの日だそうだ。
 事務局長のチャールズ・マクジルトンさんの話によると、セカンドハーベストとは、食料としてまだ使えるのに棄てられるものを、再利用することを意味し、セカンドハーベストジャパンは、食品製造業者や、卸店、レストラン等と提携し、余剰食糧や食品雑貨の寄付による食料を、それを最も必要としている人々のもとへ届ける、ボランティア活動をしているのだそうだ。

 対象は、母子家庭、ワーキングプア、高齢者、移住労働者、ホームレスなどで、この運動の認知度の向上も目指しているという。

 わが町の近くには、昔、山谷と呼ばれた地区がある。そこで路上生活者の終末ケアーをされている山本さん は、以前紹介したとおりである。

 少し前まで、路上生活者の彼らは、僕にとって視野に入らない存在だった。先日紹介した心優しい友や、山本さんとの出会いによって、身近な存在として、眼に入るようになった。彼らに手を差し伸べるほどの優しさには至っていないが、山本さんをはじめ、ボランティアの人たちを見ると、そんな方たちの存在を知ってもらう役に立てればと思うのです。