勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

秋の道

2007-09-02 03:04:56 | Weblog

◇ 秋の道 ◇

秋の道を
蟻が歩いている
立ち止まっては
空を仰ぎ
立ち止まっては
うなずき

蟻よ おまえは
何を信じているのか

-星野富弘さん-

 冬に備え、ただひたすら働く蟻の姿をよそに、キリギリスの鳴き声が聞こえる季節がやってきた。

 イソップ物語「アリとキリギリス」はそもそも「アリとセミ」だったらしい。セミは熱帯系の昆虫のため、生息しない国もあり、国によって様々な昆虫に置き換えられたそうだ。日本も何故か、セミがキリギリスになったという。こんな可愛い絵 のアリとキリギリスの話を見つけました。

 蟻の一穴、天下の破れ、とか、蟻の穴から堤も崩れる、とかいいます。思わぬ不注意が大事を引き起こすこともある。そんなとき、蟻の思いも天に昇る、といわれるように、小さく無力な者の願いでも、一念が強ければかなえられるらしい。

 今宵の空は、曇り空。空を仰ぎ、何かを信じ、立ち止まってはうなずく蟻のように、星は見えないけれど「星に願いを」かけてみよう♪