大震災2日後の仙台の市街。
電気、ガスが止まっている。
国見地区は昨年、「地震に強い水道管に交換しています」という看板を立てて2か月も工事をしていた。
それが功を奏し、奇跡的に水道から水は出ている。
市内には消防車、救急車、パトカーのサイレンが鳴りっぱなし。
空にはヘリコプターが何台も旋回している。
自分の周りは大したことがないのに、サイレンを聞くと1日中不安な気持ちになる。
東の空に火災の煙は多賀城の石油コンビナートの火災だという。
あの煙の下あたりは惨憺たる事態になっているのだろうが、テレビが映らないので分からない。
被災地だけが情報の空白地帯になっている。
ラジオでは津波の被害甚大というが、想像がつかない。
外国からの留学生の安否を心配する張り紙。
携帯も通じず、アナログの時代に逆戻り。
大崎八幡神社の石灯篭の鉄筋はあまりにも貧弱だった。
鉄筋は僅か7センチしか石に入っていない。
これでは倒れるのも当然。
龍宝寺の墓石はもっと危険。
ただ重ねただけ。
石地蔵も転倒。
ダイちゃん、危ないよ。