ヴァンディッツ札幌Z(ぜぇぇ~っと)

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   Mr.コンサドーレを探して  ~ OB戦を振り返って ~

2006-10-23 20:14:17 | コンサドーレ関係
 OB戦が決まったとき、率直な印象として「あぁ、花試合か・・・」という予想しか思い浮かばなかった。

 かつての名選手であろうとも、いや名選手であればこそ現役を退いてからの体型の変化は著しい。筋肉が脂肪へ変質していくには3ヶ月もあれば充分だ。が、一端脂肪となった体を、少なくとも40分間走りきれる体型に戻すためには1年はかかる。

 普段子供たちの相手をしている「コーチチーム」であれば、いくら何でも多少はピッチ感覚もあるだろう。が、今どこで何をやっているのかも分からない「スペシャル・チーム」にはあまりにも酷なイベントだ。




選手入場が始まる。

 最初は「コーチチーム」、賀谷を筆頭に、尽・名塚・松山・森下・深川・三浦・浅沼・・・、もちろん関や一平もいる。まぁ多少ズングリした体型となったとしても致し方ない。

続いて「スペシャル・チーム」。大野・古川・ペレイラ・森・田畑・木島・石塚・伊藤優津樹・黄川田・山橋。


 みんな、怪我だけはしないように。それだけを願っているウチにキックオフ。
 

[前半]

意外と「締まった」展開に。両チームともやはりコンサ伝統の3-5-2。体力的な面から後半は、これまた伝統の「7バックシステム」発動となってしまうのか?それにしても飛び抜けられるFWはいないハズだ・・。

前半は1進1退。「コーチチーム」は一平の「ガンバリ」が目立つ。一見「太った」ように見える彼の体型だが、現役時代より遙かに「体が出来ている」ことにみんな気が付くだろうか?

そして「スペシャルチーム」、田渕・優津樹の両サイドがいい。攻め込まれたときは田渕が戻り「臨時:4バック」に。そして優津樹は意図しているのかどうか分からないが中央へのポジションチェンジ。
そう、サイドの選手にとって必須なのはバランスコントロール。「攻め上がってシュート」とか、「サイドラインに張り付く」のはあくまでもオプションの一つであり、試合の大半はバランスコントロールに当てるべきと俺は見ている。まぁそういっちゃぁ全ポジション同じなのだが。

 結局0-0で前半終了。


[後半]

 「スペシャルチーム」、背番号10をつけた森がいい。背番号3はさすがにペレイラに譲らざるを得なかった彼、左からのオーバーラップも小気味いい。
そうして圧巻だったのは「石塚」。実は俺、コンサ時代の彼を知らない。が、このわずか数分のプレーだけで彼が「扱いにくい選手」であったことが忍ばれる。それでもこのチーム、彼を「解き放つ」ことが出来る。相手ゴール前だけでなく、調子に乗って行う自陣エリア内でのボールコントロールすらカバー体制が出来ていた。結局彼のプレーから黄川田のゴールへと結びつく。

一方「コーチチーム」、意外なことに足が止まるのが早い。相手ゴール前での「パス回し」、右サイドからの飛び出しについて行けないDF陣。枠を捉えられないシュート。
 いやここでコーチ陣を責めるのはやめよう。これがある意味自然な姿だ。



試合は3-0でスペシャルチームの圧勝。いやぁそれにしてもこの「共通認識」は何なんだ?誰かが走り込めば誰かがカバーに。そして無理のないポジショニング。
 例えば「ペレイラと森下」なんて一緒にプレーしたことなんてあるわけがない、「森と石塚」だって。でもそれが一つの糸で結ばれ、そして得点に・・・、これがプロなんだろう。
 


今回、実は「スペシャルゲスト」がいるのかと思っていた。そう、両チームとも「監督」の発表がなかったから。

希望としては「コーチチーム:フェルナンデス」・「スペシャルチーム:岡田」。まぁ図らずも「それなりの実績のある選手には監督は関係ない」と証明したようにも感じられる試合ではあったのだが。



ということで、とっても、とっても幸せな時間を過ごすことが出来ました。


 欲を言えばきりがない。


この試合が行われたことだけで満足しなくては。


 が、あえてひとつだけ。




試合終了後、後藤や梶野やディドの顔が浮かんできたんです・・・。




 あのころは全員がMr.コンサドーレだった・・・。