今朝の新聞&サイトニュースによると、
「京都府京田辺市田辺の市営田辺木津川運動公園で、少年サッカーの審判をした、○○○○さん(46)が試合後、呼吸困難になって意識を失い、病院に運ばれたが熱中症で死亡した。」
とのこと。状況は、
・午後2時段階で気温33.7度
・小学生の8チームが参加した大会で、午後0時半から前後半計30分の試合の主審を務めた後、気分が悪くなった。
もちろん、京都地域の少年サッカーの現状なんて知りません。果たして札幌と同一に考えていいのか不明です。ということで誤解があるかもしれませんけど、取りあえず感じたことなどを書きます。
まず今回の事故、もちろんこの方の体調が、たまたますぐれなかった可能性が一番高いとは思います。ですが背景にはこんなコトも考えられるのではないでしょうか。
この日、少年団8チームが参加していた。ということは、
① トーナメントの場合
・1回戦 4試合
・準決勝 2試合
・3位決定戦 1試合
・決勝 1試合
の計8試合。順調に日程が進めば午前中に準決勝まで消化し、午後から決勝・3位決定戦が行われると思うんです。が、今回の場合「午後0時半から前後半計30分の試合」。午後0時半からという昼休みも取らず競技を続けざるを得ない状況だったのか?ということは、もっと過密日程だったのでは。
② リーグ戦の場合
・予選リーグ 4チームずつ2ブロックに分け、リーグ内総当たり(各チーム3試合消化)
・決勝リーグ 予選リーグ上位4チーム・下位4チームによる総当たり。
※もちろん予選リーグ1位同士による決勝戦・2位同士による3・4位決定戦といったやり方もありますが。
ということでこの方、(おそらく当日)小学校の3・4年生のリーグ戦3~4試合目の主審だったと推測してしまいます。
で、ここからは俺の周辺状況について。
まず少年サッカーの審判、主審を出来る方は非常に少ない。もちろん参加チームから最低1人は審判を出さなくてはなりませんが(帯同審判)、実際に出られるのは最近審判資格を取ったお父さんとか。こうなると副審(線審)はどうにかなるにせよ、笛を吹くのは難しい。いくら小学3~4年生の試合といえど、いやだからこそチョットした曖昧な動作が混乱を招く。で、結局は協会の役員を兼ねておられるような方が毎試合笛を吹く結果に。
そして実際の所、大会が始まってしまえば「オイ、ちょっと具合が悪いから代わってくれよ~」なんて言えるものじゃありません。大会そのものがギリギリの予算・人員でやっていることは、みんな知り尽くしていますから。
じゃぁこれを解決するのはどうしたらいいか?
1 過密日程の調整
正確な所は分かりませんが、都道府県協会が決定する大会日程と市町村協会が主管する日程が重複するとか。確かに年間大会スケジュール表を見ると言えなくもない。こうなると選手もボロボロですし、数少ない主審も飛び回らなければならない。
せめて日程の調整なり、最悪の場合「主審は1日2試合まで。副審は3試合まで」とかいう決めを作らないと・・・。
2 人材の育成
現場へ行きますと、主審については「聖職」的な雰囲気があります。副審歴50試合くらいの人でも「イヤ~、まだまだ笛は吹けませんよ」といった感じ。
ただ、思い切って任せてみるって手はあると思うんですけどね~。こうしないといつまで経っても「元社会人プレーヤー」・「協会関係者」・「学校の先生」以外から笛を吹ける人が出てこないと思うんだよな。
本当はこの、今回亡くなられた方にこう言いたい。でも、俺に言い切れる自信はまったくない。
「やすらかにお眠りください。過ちは繰り返しませんから」と。
「京都府京田辺市田辺の市営田辺木津川運動公園で、少年サッカーの審判をした、○○○○さん(46)が試合後、呼吸困難になって意識を失い、病院に運ばれたが熱中症で死亡した。」
とのこと。状況は、
・午後2時段階で気温33.7度
・小学生の8チームが参加した大会で、午後0時半から前後半計30分の試合の主審を務めた後、気分が悪くなった。
もちろん、京都地域の少年サッカーの現状なんて知りません。果たして札幌と同一に考えていいのか不明です。ということで誤解があるかもしれませんけど、取りあえず感じたことなどを書きます。
まず今回の事故、もちろんこの方の体調が、たまたますぐれなかった可能性が一番高いとは思います。ですが背景にはこんなコトも考えられるのではないでしょうか。
この日、少年団8チームが参加していた。ということは、
① トーナメントの場合
・1回戦 4試合
・準決勝 2試合
・3位決定戦 1試合
・決勝 1試合
の計8試合。順調に日程が進めば午前中に準決勝まで消化し、午後から決勝・3位決定戦が行われると思うんです。が、今回の場合「午後0時半から前後半計30分の試合」。午後0時半からという昼休みも取らず競技を続けざるを得ない状況だったのか?ということは、もっと過密日程だったのでは。
② リーグ戦の場合
・予選リーグ 4チームずつ2ブロックに分け、リーグ内総当たり(各チーム3試合消化)
・決勝リーグ 予選リーグ上位4チーム・下位4チームによる総当たり。
※もちろん予選リーグ1位同士による決勝戦・2位同士による3・4位決定戦といったやり方もありますが。
ということでこの方、(おそらく当日)小学校の3・4年生のリーグ戦3~4試合目の主審だったと推測してしまいます。
で、ここからは俺の周辺状況について。
まず少年サッカーの審判、主審を出来る方は非常に少ない。もちろん参加チームから最低1人は審判を出さなくてはなりませんが(帯同審判)、実際に出られるのは最近審判資格を取ったお父さんとか。こうなると副審(線審)はどうにかなるにせよ、笛を吹くのは難しい。いくら小学3~4年生の試合といえど、いやだからこそチョットした曖昧な動作が混乱を招く。で、結局は協会の役員を兼ねておられるような方が毎試合笛を吹く結果に。
そして実際の所、大会が始まってしまえば「オイ、ちょっと具合が悪いから代わってくれよ~」なんて言えるものじゃありません。大会そのものがギリギリの予算・人員でやっていることは、みんな知り尽くしていますから。
じゃぁこれを解決するのはどうしたらいいか?
1 過密日程の調整
正確な所は分かりませんが、都道府県協会が決定する大会日程と市町村協会が主管する日程が重複するとか。確かに年間大会スケジュール表を見ると言えなくもない。こうなると選手もボロボロですし、数少ない主審も飛び回らなければならない。
せめて日程の調整なり、最悪の場合「主審は1日2試合まで。副審は3試合まで」とかいう決めを作らないと・・・。
2 人材の育成
現場へ行きますと、主審については「聖職」的な雰囲気があります。副審歴50試合くらいの人でも「イヤ~、まだまだ笛は吹けませんよ」といった感じ。
ただ、思い切って任せてみるって手はあると思うんですけどね~。こうしないといつまで経っても「元社会人プレーヤー」・「協会関係者」・「学校の先生」以外から笛を吹ける人が出てこないと思うんだよな。
本当はこの、今回亡くなられた方にこう言いたい。でも、俺に言い切れる自信はまったくない。
「やすらかにお眠りください。過ちは繰り返しませんから」と。