ヴァンディッツ札幌Z(ぜぇぇ~っと)

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奴が、来る。

2005-06-15 22:48:01 | 少年団サッカー関係
 チョット気が早いけど、もうすぐ夏休み。もうすぐアイツがやってくる・・・。

 今年高校2年生になったはずの彼。俺の嫁さんの「甥」、ということは俺の「甥」にもなるんだろうか?まぁどうでもいいけど。

 両親が北海道生まれにもかかわらず、横浜で生まれ育った彼、くそ生意気にも「横浜弁」とやらを駆使する。その彼と初めて会ったのは6~7年前。まだ彼が小学校3年くらいだっただろうか。その態度とは裏腹にウチの子供達(確かまだ幼稚園くらいか?)と結構遊んでくれた。

 そんな彼がサッカーボールを蹴った。多分リフティングを2~30回くらいやっただけだったと思う。でも当時の我が家からすれば、

「こいつは天才か?」

素直にそう思った。

俺:おめぇ、どっかでサッカーならってんのか?

彼:マリ○ス。

 一瞬何を言っているのか分からなかった。それがJリーグの、しかもU-12(当時U-10)を意味するものであることに気づくまで数秒かかった。 


 次に彼と会ったのは3年後、彼が小6の時だった。
 すっかりでかくなったガタイ。そして態度も・・・、イヤ以前とはチョット違う。何かこう、ひねくれた雰囲気が感じられた。隣にいた彼の親が口を開く、「ちょっと今、レギュラーはずれてるのよね」と。
 それでもウチの子供達と遊んでくれた。多少いやみったらしかったけど。


 その後。
 中学に入った彼。サッカーはすっぱり辞めてしまったとのこと。何があったのかは全く分からない。その後は親にくっついて北海道へ遊びに来ることもなくなった。

 よく本に書いてある、「Jリーグの下部組織は1人の選手をトップチームに送り出すために、残り10人が犠牲になる」てな状況だったのかどうかも分からない。が、彼はボールを蹴ることすらなくなったそうだ。


 その彼が5年ぶりに上陸する。

 ウチのガキどもを仕向けてリフティングさせてみようか、それともそっとボールを隠しておいた方がいいのか。


 まずは彼に石屋製菓の「サッカーボール型クッキー」を食わせてみよう。なぜか今、そう考えている。