The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
日本の官僚機構は暴走体質か
最近の日本の官僚機構が機能不全に陥っているという議論がなされて久しいように思うのですが 一向に改善の兆しがありません。
それどころか、公営プールでの事故に見られるように 文科省という中央官庁の指示・通達を 末端の行政機関が 無視したりたな晒しにして放置、或いは サボタージュしているといった状態が認められ、もはや 正常な官僚組織として機能していないという傾向にあるということがあらわになりました。(裏金問題も 引きも切らず 時として随所から噴出します。)
実は このような中央の統制に服しない傾向は 戦前にもあったようです。
それを 終戦回顧番組なのかNHK特集:2006年8月13日(日)午後9時放送の“日中戦争~なぜ戦争は拡大したのか~” や、8月11日(金)午後10時放送の“満蒙開拓団はこうして送られた~眠っていた関東軍将校の資料~”で、軍隊という日本最大の“官僚機構”の出先の現地軍人の暴走ぶりを レポートしていました。“中国現地に詳しい”軍人が 中央官庁や “自分以外の”専門家の科学的意見や現実を無視して 無茶で勝手な思い上がりの夜郎自大で 構想した企画を 実施していくが それが 破綻していることが 明らかになっても それを撤回せず ついには国家を誤り、大勢の同胞の犠牲を生んで 破綻して終わるのです。
どうやら、政府中央の指示・通達を 末端の役人が 無視したり サボタージュする精神的背景が どうやら“中央は実態を知らない。現場を知っているのは 自分たちだ!”という視野狭窄の思い上がりが 共通して見られるのではないか、ということです。
一旦走り出した自分たちの企画が誤っているかどうかを 見極めようとせず、暴走する傾向もあるように思うのです。もし、誤った決定であると認識した場合でも、早い段階で 修正または 撤回しない傾向にあると言う事です。
一般的に 企画や 方策の実施に当たっては、それが 正しいのかどうか 大抵は実施してみなければ分からないものだと思うのですが、実施してみて 拙ければ 素早く修正、または 撤回するのが 成功への要諦であるように思います。
特に この方針転換の 素早さ、つまりPDCAのサイクルの早い回転が 組織の死命を制すると 思うのです。
ところが、どうしてか 日本の官僚機構は、一旦決めた方向へ暴走する傾向が あるようです。反省せずに 夜郎自大で 止め処もなく暴走して、破綻するまで止まらない傾向です。
特に 先般のプール事故にも見られたような “中央は実態を知らない。現場を知っているのは 自分たちだ!” という 自己中心、視野狭窄は どこから来るのでしょうか。基本的に“認知的複雑性の欠如”があるのでしょうか。
この あたりのこと “日本の官僚機構特有のこと”として、今後 十分に研究されるべきことのような気がします。
そうでなければ 再び 大きな失敗を日本はするような気がします。
また、マネジメントを見つめる私としても この傾向が、日本人の組織に特有な傾向なのか どうなのか 大いに興味あるところです。日本人の組織が 自己中心的に暴走する特性があるということであれば、それを抑制する機構やルールを 考え出し、あらかじめ必ず装着する工夫が必要だと 思うのです。

それどころか、公営プールでの事故に見られるように 文科省という中央官庁の指示・通達を 末端の行政機関が 無視したりたな晒しにして放置、或いは サボタージュしているといった状態が認められ、もはや 正常な官僚組織として機能していないという傾向にあるということがあらわになりました。(裏金問題も 引きも切らず 時として随所から噴出します。)
実は このような中央の統制に服しない傾向は 戦前にもあったようです。
それを 終戦回顧番組なのかNHK特集:2006年8月13日(日)午後9時放送の“日中戦争~なぜ戦争は拡大したのか~” や、8月11日(金)午後10時放送の“満蒙開拓団はこうして送られた~眠っていた関東軍将校の資料~”で、軍隊という日本最大の“官僚機構”の出先の現地軍人の暴走ぶりを レポートしていました。“中国現地に詳しい”軍人が 中央官庁や “自分以外の”専門家の科学的意見や現実を無視して 無茶で勝手な思い上がりの夜郎自大で 構想した企画を 実施していくが それが 破綻していることが 明らかになっても それを撤回せず ついには国家を誤り、大勢の同胞の犠牲を生んで 破綻して終わるのです。
どうやら、政府中央の指示・通達を 末端の役人が 無視したり サボタージュする精神的背景が どうやら“中央は実態を知らない。現場を知っているのは 自分たちだ!”という視野狭窄の思い上がりが 共通して見られるのではないか、ということです。
一旦走り出した自分たちの企画が誤っているかどうかを 見極めようとせず、暴走する傾向もあるように思うのです。もし、誤った決定であると認識した場合でも、早い段階で 修正または 撤回しない傾向にあると言う事です。
一般的に 企画や 方策の実施に当たっては、それが 正しいのかどうか 大抵は実施してみなければ分からないものだと思うのですが、実施してみて 拙ければ 素早く修正、または 撤回するのが 成功への要諦であるように思います。
特に この方針転換の 素早さ、つまりPDCAのサイクルの早い回転が 組織の死命を制すると 思うのです。
ところが、どうしてか 日本の官僚機構は、一旦決めた方向へ暴走する傾向が あるようです。反省せずに 夜郎自大で 止め処もなく暴走して、破綻するまで止まらない傾向です。
特に 先般のプール事故にも見られたような “中央は実態を知らない。現場を知っているのは 自分たちだ!” という 自己中心、視野狭窄は どこから来るのでしょうか。基本的に“認知的複雑性の欠如”があるのでしょうか。
この あたりのこと “日本の官僚機構特有のこと”として、今後 十分に研究されるべきことのような気がします。
そうでなければ 再び 大きな失敗を日本はするような気がします。
また、マネジメントを見つめる私としても この傾向が、日本人の組織に特有な傾向なのか どうなのか 大いに興味あるところです。日本人の組織が 自己中心的に暴走する特性があるということであれば、それを抑制する機構やルールを 考え出し、あらかじめ必ず装着する工夫が必要だと 思うのです。

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