The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
24年10月に鑑賞した映画の紹介
総選挙の結果、国民民主党が脚光!自民、立民からラブコール!両方に良い顔しなければならない。気を付けなければ自分を見失う。
私は維新がこうなるのではないかと思っていた。ところが、大阪の19小選挙区で全勝したが、比例票は前回より300万票以上減り、“大阪以外で大惨敗”となり、自らファウンダーを自認している人物が代表に対し激怒しているという。維新の会の内紛。“永田町で大物政治家ぶっている。いま国政維新・馬場執行部は、一番嫌な政治スタイルになってる。そこはぶっ壊れてもらいたいと思っている。”これに対して何やら内紛の様相になりかけたが、馬場代表も党首選をやると言っている ようだ。各氏各様、いろいろ思惑があって大変ねぇ!
公明党も退勢を隠せない。どうやら、熱心な選挙応援を担う層が高齢化・世代交代で居なくなったのが真実のようだ。これはもはやどうしようもない構造問題だろう。若い世代が創価学会に積極的になるとも思えず、この党の衰退は避けられないと見るべきだろう。自民にくっついて離れない“下駄の雪”の時代も終わりを迎えているのだ。
このように自民党の時代はもちろん、自公連立の時代もおわりなのだろう。受け皿は何処に?それが日本の最大の政治課題ではないか。
選挙結果を俯瞰的に見れば、党派の勝敗は緊縮財政派か積極財政派によって切り分けられるという見方もあるようだ。例えば緊縮財政派は自民の選挙後の公明含めての主流派であり、立民、あるいは維新であるとされる。これに対し積極財政派の最たるものは国民民主党だというのだ。それに“れいわ”。やっぱり、減税が国民の声だったと言うのだ。それは確かに否定できないことだろう。
だが、世界にまれな赤字財政は放置できないのではないか。順序は目前の景気を回復させて、日本経済を強力にすること。次に財政を均衡させるという順序の戦略が求められるのだろう。要は、アベノミクスと称してお仲間のフトコロを潤しただけの政策は間違っていてこれを徹底的に反省・是正したうえで、景気の回復が求められるのだろう。今目下は、アベノミクスの徹底的反省と是正・断罪のタイミングなのではないか。
米国ではドジャーズが勝った。日本シリーズはどこかむなしい・・・・。日本の野球も衰退の兆しか・・・・というよりサッカーをはじめバスケットなど、スポーツ多様化の時代なのかもしれない。“流行歌”が消えたように、それはある意味健全なことではないか。
米国と言えば今週は、米大統領選挙だ。どう見てもインチキなジジィが、立派な大統領候補になっているなんて到底考えられないことなのだが、それが現実なのだ。そう言えば日本でも国を売っている人物が権力者になったし、堂々と権力者になろうと懸命だ。未だに政界は汚染されたままなのだ。
例えばいかがわしい中国人が日本で運転免許を取りやすい仕組みになっている、という。中国政府は様々な面で中国人に有利な政策を日本政府や政府要人に圧力をかけているという。その結果の一つががこれではないか。或いは、対米でも一向に日米地位協定の改訂が無く首都圏の制空権を米国に奪われたままになっている。日本の政治家は国を売ってナンボになっているのは事実なのだ。その頂点にいたのがあの元アホアホ首相なのだ。
そのアホアホ首相の配下は今回の選挙でも未だ生き残った。ナンデヤ!政界の闇・邪悪な存在はどうやらいつまでも消去できないのか?何だか絶望的な気分になる!
北朝鮮がミサイルを発射した。今回のICBM級のミサイル実験は相当の長射程で、東海岸ワシントン、ニューヨークも範囲に入ったということを示すものだった、ということ。いよいよ米国もうかうかしては居られない。まして日本をや、の状況で日本の統治が乱れている、核シェルターの建設はどうなっているのか?
さて、今回はまたもや月替わりとなった。ここらで先月鑑賞した映画の紹介と行きたい。先月は鑑賞総数28本だった。仕事も結構あったし、“ひょうご講座”の受講もある中で、頑張った結果だと自己評価したい。内訳はBSプレミアムシネマが13本で一番多く、TV録画からが7本、ネット経由が5本、レンタルビデオが3本となってる。
先ずはBSプレミアムシネマで見た映画の紹介から始める。
①10月1日“デッドマン・ウォーキング Dead Man Walking”1995年・米・監督:ティム・ロビンス
出演:スーザン・サランドン、ショーン・ペン、ロバート・プロスキー、レイモンド・J・バリー、R・リー・アーメイ、セリア・ウェストン、ロイス・スミス、ロバータ・マクスウェル、マーゴ・マーティンデイル、スコット・ウィルソン、ギル・ロビンス、ネスビット・ブレイスデル
“デッドマン・ウォーキング”とは死刑囚が死刑台に向かう際、看守が呼ぶ言葉。死刑廃止論者の修道女ヘレン・プレジャンのノン・フィクション作品が原作の由。主人公の尼僧ヘレンは死刑囚のスピリチュアルカウンセラーとなり、彼の尊厳を守り、その死を見届ける。被害者の両親等死刑賛成派の意見も出てくるが、死刑執行前に犯人は自分も強姦し殺人したと白状し涙する。
②10月2日“スパイ・ゲーム Spy Game”2001年・米・監督:トニー・スコット
出演:ロバート・レッドフォード、ブラッド・ピット、キャサリン・マコーマック、スティーヴン・ディレイン、ラリー・ブリッグマン、マリアンヌ・ジャン=バプティスト、マシュー・マーシュ、トッド・ボイス、オミッド・ジャリリ。シャーロット・ランプリング、ガーリック・ハゴン
多分、BSプレミアムシネマで見て3度目。ようやく内容に付いて行けた。主人公のCIA職員のCIA勤務最後の1日を語っているのだが、部下だったトムを救出するための回想シーンと近い過去のシーンが重なってややこしいのが付いていけなかった原因。CIA職員が偽の指令書で軍隊を指揮できるのが凄い。
③10月3日“放浪記”1962年・日本・監督:成瀬巳喜男、原作:林芙美子
出演:高峰秀子、田中絹代、宝田明、加東大介、小林桂樹、草笛光子、仲谷昇、伊藤雄之助、多々良純、織田政雄、加藤武、文野明子、飯田蝶子
林芙美子の原作で小説を読んでいないので、見た。森光子のでんぐり返しのシーンはなかった。関東大震災で残存していた江戸と明治の街並みが壊滅し、その後大都会に甦ろうとしていた東京でのどん底生活が舞台。だが映画では分からない“貧しい現実を描写しながらも、夢や明るさを失わない独特の作風”は原作でないと分からない。安岡さんが凄い。
④10月4日“決断の3時10分 3:10 to Yuma”1957年・米・監督:デルマー・デイヴィス
出演:グレン・フォード、ヴァン・ヘフリン、フェリシア・ファー、レオラ・ダナ、ヘンリー・ジョーンズ、リチャード・ジャッケル、ロバート・エムハート、ロバート・エレンスタイン、フォード・レイニー、ジョージ・ミッチェル
悪者が良い顔(グレン・フォード)している、変な映画。何が言いたいのか一寸不明。ダンがウェイドとコンテンションシティーに居るとき、町の連中はどこにいたのか?5人の応援で足りるわけがあるまい。ウェイドはホテルで命を助けられたしユマなら脱獄したことがあるからなとうそぶくが、この台詞も不自然。ラスト・シーンで雨が降ってくる。貧しい牧場主のダン一家にやっと幸運が・・・それでエエヤン!か?
⑤10月7日“ジョーズ Jaws”1975年・米・監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ロイ・シャイダー、ロバート・ショウ、リチャード・ドレイファス、ロレイン・ゲイリー、マーレイ・ハミルトン、カール・ゴットリーブ、ジェフリー・クレイマー、スーザン・バックリーニ
今まで幾度も見る機会を失ってしまっていた。公開当初はほとんど興味が無かったのだが、その後も話題となっていた。今回初めて見たが、やっぱりそれほど感動も感激もなかった。それほどの恐ろしさも感じなかった。その後、恐ろしい映画がいくつも登場しているからだろうか。
⑥10月8日“陽のあたる教室 Mr. Holland's Opus”1995年・米・監督:スティーヴン・ヘレク
出演:リチャード・ドレイファス、グレン・ヘドリー、ジェイ・トーマス、オリンピア・デュカキス、ウィリアム・H・メイシー、アリシア・ウィット、テレンス・ハワード、ジャン・ルイサ・ケリー、ジョセフ・アンダーソン、バルサザール・ゲティ、デイモン・ウィッテカー、ジョアンナ・グリーソン
胸が熱くなる感動ドラマ!?父親の愛をそれほど知らずに育った息子が一つのイベントであんなに素直な大人になるのだろうか。大学で聾啞者の音楽教育に従事するような専門家になるのだろうか。ラストではホランドが教育したOBの州知事が登場しながら、学校の予算削減はそのままで、しかもホランドに定年を促すのだろうか。やっぱり作り話には無理があっても物語として成立するものなのだ!
⑦10月9日“お早よう Good Morning”1959年・日本・監督:小津安二郎
出演:佐田啓二、久我美子、笠智衆、三宅邦子、杉村春子、設楽幸嗣、島津雅彦、泉京子、高橋とよ、沢村貞子、東野英治郎、長岡輝子、三好栄子、田中春男、大泉滉、須賀不二夫、殿山泰司、佐竹明夫、諸角啓二郎、桜むつ子、竹田法一、千村洋子、白田肇、藤木満寿夫、島村俊雄、菅原通済
内容は無い。昭和30年代前半の新興住宅街の日常を描いている。意外に若い笠智衆だった。小品の割に出演者多数。昭和34年はあんなだったかなぁの感慨あり。TVに映った吉葉山は居たっけ?栃若時代だったのでは?若秩父は確かに居た!
⑧10月15日“プレイス・イン・ザ・ハート Places in the Heart”1984年・米・監督:ロバート・ベントン
出演:サリー・フィールド、リンゼイ・クローズ、エド・ハリス、ダニー・グローヴァー、ジョン・マルコヴィッチ、エイミー・マディガン、テリー・オクィン、バート・レムゼン、レイン・スミス、ジェイ・パターソン、トニー・ハドソン、ルー・ハンコック、ビル・サーマン
1935年の大恐慌時代のテキサス州ワクサハチーの小さな町の未亡人のの苦労話、夫の保安官が事故で亡くなって未亡人となる。綿花づくりのことを良く知っている黒人の流れ者に助けられて何とか危機を脱する。他人への一寸した施しが幸福を呼ぶということか!
⑨10月17日“ペギー・スーの結婚 Peggy Sue Got Married”1986年・米・監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:キャスリーン・ターナー、ニコラス・ケイジ、キャサリン・ヒックス、バリー・ミラー、ジョーン・アレン、ケヴィン・J・オコナー、ジム・キャリー、リサ・ジェーン・パースキー、バーバラ・ハリス、ドン・マレー、モーリン・オサリヴァン、レオン・エイムズ
ヘレン・ハント、ジョン・キャラダイン、ソフィア・コッポラ、サチ・パーカー、ルシンダ・ジェニー、ドン・スターク
1980年代のベビーブーマー世代のノスタルジー映画。キャスリーン・ターナーの演技が良いという評価でそうは思うが、どう見ても高校生には見えないのが残念。母親役とどっこいどっこい!離婚寸前が高校時代を思い出して、急に相手の夫も改心して元のさやに収まるハッピーエンド。その脈絡のなさが残念!ホンマニ、コッポラの作品か?米国人は高校時代の方が大学時代より良いのだろうか?
⑩10月21日“戦場にかける橋 The Bridge on The River Kwai”1957年・英・米・監督:デヴィッド・リーン
出演:アレック・ギネス、ウィリアム・ホールデン、早川雪洲、ジャック・ホーキンス、ジェフリー・ホーン、ジェームズ・ドナルド、アンドレ・モレル、アン・シアーズ、ピーター・ウィリアムズ、大川平八郎、勝本圭一郎
BSプレミアムシネマで2度目。米映画にありがちな日本軍や日本人をバカにしたシーンは特にないので好感が持てるが、一寸気になったのは、鉄道の線路幅が映画の初めのシーンではかなり広い幅の大陸的な鉄道のイメージだったのが、橋が完成した頃の幅は1mもない軽便鉄道のイメージになっていたことだ。それから日本兵の機関銃が水冷式のものとなっていたが、日本軍はそのような機関銃は装備していなかった。Wikipediaでは“イギリスのリー・エンフィールド小銃やヴィッカース重機関銃であった。”となっている。
単純な米国映画ではなく虚しさの残る英国映画のテイストのある名画だ。斎藤大佐の日本的無謀さ、ニコルソンの英軍の誇り、根性はあるが軽薄な印象のシアーズの米国人の典型的イメージが面白い。
⑪10月22日“プリティ・リーグ A League of Their Own”1992年・米・監督:ペニー・マーシャル
出演:トム・ハンクス、ジーナ・デイヴィス、マドンナ、ロリ・ペティ、ジョン・ロヴィッツ、デヴィッド・ストラザーン、ゲイリー・マーシャル、ロージー・オドネル、ビル・プルマン、ティア・レオーニ、アン・キューザック、アン・ラムゼイ、ポーリン・ブレイスフォード、ミーガン・カヴァナグ、トレイシー・ライナー、ビッティ・シュラム、ドン・S・デイヴィス
BSプレミアムシネマで2度目。前回もそうだったが、マドンナが分からなかった。1943年、第二次世界大戦に選手の多くが出征したことによりメジャーリーグの中断が危ぶまれる中、チョコレート会社の経営者でありプロチームのオーナーであるウォルター・ハーヴィーは他のオーナーたちに女子リーグ設立のために資金を提供するよう説得を始める。アイラ・ローウェンスティーンがその担当者となる。その中での全米女子プロ野球リーグ創業時の回顧録。
⑫10月28日“敦煌 中: Dun-Huang;英: The Silk Road”1988年・日・中・監督:佐藤純彌
出演:西田敏行、佐藤浩市、柄本明、田村高廣、中川安奈、三田佳子、渡瀬恒彦、新藤栄作、原田大二郎、
綿引勝彦、蜷川幸雄、鈴木瑞穂
西田敏行追悼放映。西田の出世作と聞く。だが私としては以前にレンタル・ビデオで見ている。その時よりも映画鑑賞力はUP。日中合作というが制作はほぼすべて日本人でエキストラに解放軍が協力といったところ。しかしWikipediaによれば、“中国当局によって、製作費は中間搾取され、撮影機材は日中友好の名の下に、全て接収されたという”。李元昊が敦煌を攻めた史実はあるのか。上手い史実の隙間を井上靖が巧みに突いたのか。中川安奈が大谷翔平にそっくりにビックリ。
⑬10月29日“オータム・イン・ニューヨーク Autumn in New York”2000年・米・監督:ジョアン・チェン
出演:リチャード・ギア、ウィノナ・ライダー、ジル・ヘネシー、アンソニー・ラパリア、シェリー・ストリングフィールド、エレイン・ストリッチ、ベラ・ファーミガ、J・K・シモンズ、タウニー・サイプレス、サム・トラメル、カリ・ローシャ
セックス依存症なら結婚すりゃ良い!それより結婚恐怖症!深入りしない軽いロマンスとセックス希望なので“永遠は約束しない”が信条。単なるセックス好き。お盛んなことで結構なこと。揚げ句にうぶな女の子にすら簡単にセックスしたのが見破られるのか。それがシャーロットに初めて入れあげるが、探し当てた名医の手術の甲斐なく亡くなる。
映画評は“最も顕著な欠点はラブストーリーの陳腐な決まり文句の間抜けさとギアとライダーの相性の悪さである”とあるが、ライダーは美しかった。
次はTV放映されたものを録っておいたのを改めて見たもの。放映するにあたってTV局で編集カットしている可能性があるので放映時間と原作の上映時間を実上映時間として表記しているのはいつも通り。
⑭10月1日“search/サーチ Searching”2018年・米・監督:アニーシュ・チャガンティ
出演:ジョン・チョー、デブラ・メッシング、ミシェル・ラー、ジョゼフ・リー、サラ・ソーン
TV大阪シネマ・クラブ・24.9.4放映。CM含めて110分。実上映時間102分。韓国系米人一家の娘の失踪事件の話。本作はストーリーの殆どがパソコンの画面上で展開される。失踪捜査担当の女性警察官が娘を殺した犯人を遺体で発見。だがそれは偽装であった。低予算映画だがヒリヒリする捜査と、どんでん返しとハッピー・エンドが面白い。批評家支持率は91%、平均点は10点満点で7.4点の由。
⑮10月4日“ダークタワー The Dark Tower”2017年・米・監督:ニコライ・アーセル
出演:イドリス・エルバ、マシュー・マコノヒー、トム・テイラー、クローディア・キム、フラン・クランツ、アビー・リー・カーショウ、キャサリン・ウィニック、ジャッキー・アール・ヘイリー
SUN・TV24/9/14放映のシネマスタジアム。CM含めて104分。実上映時間95分。意味不明のスティーヴン・キングの長編幻想文学が原作という。アーサー王につながる話?“暗黒の塔”は、存在するすべての世界と宇宙を中心でつなぎとめているとされ、この“塔”が崩壊しかけていることがこの世界の荒廃の原因である。ガンスリンガーたるローランドの目的はこの“塔”を見つけて守ること、という世界観のドラマ。とにかく理解不能ドラマを見てしまった。
⑯10月5日“めんたいぴりり~パンジーの花”2023年・日本・監督:江口カン
出演:博多華丸、富田靖子、斉藤優、瀬口寛之、福場俊策、井上佳子、ゴリけん、博多大吉、地頭江音々、森永悠希、余貴美子
J:COM-TV24/9/8放映。放映時間CM含めて120分、実放映時間99分。漫才コンビ“はなだい”のほのぼのコメディ映画。住込み従業員、中州商店街は昭和、携帯は今、時代が錯綜。だが、カラッとした博多喜劇。明太子メーカー「ふくや」の戦後の創業者モデルの映画版第2弾の由。大吉のスケトウダラが愉快。
⑰10月7日“ツレがうつになりまして”2011年・日本・監督:佐々部清
出演:宮﨑あおい、堺雅人、吹越満、津田寛治、犬塚弘、梅沢富美男、田山涼成、大杉漣、余貴美子、山本浩司、中野裕太、田村三郎
J:COM-TV23/12/31放映。放映時間CM含めて135分(但し放映途中でのCMは無し)、実放映時間121分。2度目。なんだかホッコリする夫婦愛が見たくなって・・・・良かった。人生こうでなければ、と決めてかかるのは良くない、ってことか。そこに“自由”がある!
⑱10月18日“ダブル・ミッション The Spy Next Door”2010年・米・監督:ブライアン・レヴァント
出演:ジャッキー・チェン、アンバー・ヴァレッタ、マデリン・キャロル、ウィル・シャドレイ、アリーナ・フォーレイ、マグヌス・シェヴィング、キャサリン・ボシェール、ルーカス・ティル、ビリー・レイ・サイラス、ジョージ・ロペス
SUN-TVシネマスタジアム・24.9.28放映。CM含めて108分。実上映時間92分。ジャッキー・チェン主演だが米国映画。CIA職員でありながら、中国諜報部に所属てなあり得ない話。そして敵はロシア人。明らかに低予算映画。だが話はあっさりと進行するので、思わず引き込まれた。子供の演技が自然で良い。結局ホーム・コメディ風に終わった。
⑲10月19日“ビートルジュース Beetlejuice”1988年・米・監督:ティム・バートン
出演: マイケル・キートン、アレック・ボールドウィン、ジーナ・デイヴィス、ジェフリー・ジョーンズ、キャサリン・オハラ、ウィノナ・ライダー、シルヴィア・シドニー、グレン・シャディックス、ロバート・グーレ、トニー・コックス
関西TV・24.10.6放映。CM含めて120分。実上映時間92分。ホラーコメディ映画。ニューイングランドののどかな田舎町に住む夫婦が事故で亡くなって、幽霊となって後の住人に取り付いて、その住人を追い出そうとするドタバタ。それにエクソシストのトラブル・メーカー・ビートルジュース(正式名ベテルギウス)に追い出しを依頼して起こる喜劇。声の西川のりおが面白いだけ!トリック撮影も結構精密だが・・・?!
⑳10月29日“メアリと魔女の花 Mary and The Witch's Flower”2017年・日本・監督:米林宏昌
出演:杉咲花、神木隆之介、天海祐希、小日向文世、満島ひかり、佐藤二朗、渡辺えり、大竹しのぶ
読売TV・金曜ロードショー・23/12/15放映。CM含めて129分。実上映時間102分。スタジオポノックの長編第1作目という。設定が分かり難いがどうでもよく、何となく最後まで見てしまった。“夜間飛行”、香水みたいな名前の花。どんな効力があるのか魔法との関連も良く分からず終わった。あまり荒唐無稽は得意ではない。
次はネット経由で見たものの紹介。これはカットされているとは思えないので、そうした表記はない。結果的に全てソニー・ピクチャーズ100周年記念期間限定無料公開映画ばかりになった。 だが残念ながら名画ばかりとは思えず、低予算映画が相当含まれている。100周年記念にもかかわらず、これは残念だ。
㉑10月10日“ダブルチーム Double Team”1997年・米・監督:ツイ・ハーク
出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム、デニス・ロッドマン、ミッキー・ローク、ポール・フリーマン、ナターシャ・リンディンガー
何だか途中で追いきれなくなるほどヤヤコシイ。筋はそうでもないはずなのに!まぁ派手に暴れ回って、目まぐるしく変わる映画だ。ダブルチームとはバスケット用語で二人でカバーすることらしい。スタヴロスにジャックとヤズで戦うことか?
㉒10月13日“デトネーター The Detonator”2006年・米・監督:レオン・ポーチ
出演:ウェズリー・スナイプス、シルヴィア・コロカ、マシュー・リーチ、ティム・ダットン、ウィリアム・ホープ、マイケル・ブランドン、スチュアート・ミリガン、ボグダン・ウリテシュク、ウォーレン・デローサ、ヴィンチェンツォ・ニコリ
これも話がややこしいが、ほぼ内容は掴めた。最初の武器取引は何だったんだ!てな具合。ルーマニアのブカレストが舞台。グリフィスはどうやって生き延びたのか?不思議。墓に埋めた遺体は誰?どうえもエエか?
㉓10月26日“永遠の僕たち Restless”2011年・米・監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ヘンリー・ホッパー、ミア・ワシコウスカ、加瀬亮、シュイラー・フィスク、ルシア・ストラス、ジェーン・アダムス、クリストファー・D・ハーダー、モーガン・リー、チン・ハン、ケリーン・クローフォード
S不治の病に冒された少女と、死に取り憑かれた青年の恋の物語。“主演は故デニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパー。相手役のアナベルはのミア・ワシコウスカが務め、主人公のただ1人の友人ヒロシ役(特攻隊で死んだ幽霊)で加瀬亮が出演。”特攻の装束が違和感で、それが不思議な良さを出していた。久しぶりに接した純愛モノだった。
㉔10月27日“ネバー・サレンダー 肉弾乱撃 The Marine 5: Battleground”2017年・米・監督:ジェームズ・ナン
出演:マイク・“ザ・ミズ”・ミザニン、マリース・ウエレ、ヒース・スレイター、ナオミ、アンナ・ヴァン・ホフト
どうやら低予算のシリーズもののようだ。遊園地の地下駐車場が前半、後半は遊園地でのロケ。主人公は元海兵隊というが、やたら強いわけでもない。バイカー・チンピラ結構大勢いたのに最後は1対1なのは納得できず。
㉕10月28日“ファミリー Family”2018年・米・監督:ローラ・シュタイネル
出演:テイラー・シリング、ケイト・マッキノン、アリソン・トルマン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、マット・ウォルシュ、ジェシー・エニス、ピーター・ホートン、エリック・エデルスタイン
悪気は無いが思った事をそのまま口に出してしまい、分かってはいるが周囲を困惑させているが仕事が出来る主人公、そんなキャリアウーマンが11歳の姪を預かり変身していく様子。インセイン・クラウン・ポッシーの過激な男性ファンをジャガロと呼び、それを絡めている作品という。それが何を意味しているのか分かり辛いが、それがFamilyを大事にしているのか?Kissとの関係は?
次はレンタルビデオで見たもの。結果的に中条きよしプロダクションの制作のヤクザ映画のみとなった。これはヤクザ映画に飢えた結果だ。
㉖10月30日“日本暴力地帯 第1話”1997年・日本・監督:村上和彦
出演:中条きよし、芦田伸介、清水健太郎、赤座美代子、芦田昌太郎、 五味龍太郎 、 牧冬吉
ヤクザ映画に飢えて見た。極道コミックの巨匠・村上和彦の初監督作品。中条プロの3シリーズ。芦田伸介の御登場にはビックリ!組長を射殺された四国松山の矢野組若頭・鬼頭清次が神戸の巨大・大和田組に単身乗り込んだ。その気概に打たれた大和田組会長・島村剛造は、大和田一門の不正の内部粛正を鬼頭に依頼するてなマンガな話。背中に“会長代行”と彫って小悪を粛清実行!拍手!!“正義ならざることをもって渡世するは成らず”
㉗10月31日“日本暴力地帯 第2話”1998年・日本・監督:石原興
出演:中条きよし、清水健太郎、赤座美代子、宮内洋、伊藤敏八、室田日出男、芦田伸介、小林勝彦
宗教法人に狙いを付けた第2弾。お膳立てが大変!まぁそんなとこ。
㉘10月31日“日本暴力地帯 第3話”1998年・日本・監督:石原興
出演:中条きよし、清水健太郎、又野誠治、高岡建治、森山周一郎
大和田組直参・加根倉組と岩佐組が微妙に対立し、中国人マフィアがせめぎ合う港町。だが、中国人マフィアはチンピラの集まり、それを加根倉が利用して岩佐をやっつける算段だった。その陰謀を暴き仕置きする。

私は維新がこうなるのではないかと思っていた。ところが、大阪の19小選挙区で全勝したが、比例票は前回より300万票以上減り、“大阪以外で大惨敗”となり、自らファウンダーを自認している人物が代表に対し激怒しているという。維新の会の内紛。“永田町で大物政治家ぶっている。いま国政維新・馬場執行部は、一番嫌な政治スタイルになってる。そこはぶっ壊れてもらいたいと思っている。”これに対して何やら内紛の様相になりかけたが、馬場代表も党首選をやると言っている ようだ。各氏各様、いろいろ思惑があって大変ねぇ!
公明党も退勢を隠せない。どうやら、熱心な選挙応援を担う層が高齢化・世代交代で居なくなったのが真実のようだ。これはもはやどうしようもない構造問題だろう。若い世代が創価学会に積極的になるとも思えず、この党の衰退は避けられないと見るべきだろう。自民にくっついて離れない“下駄の雪”の時代も終わりを迎えているのだ。
このように自民党の時代はもちろん、自公連立の時代もおわりなのだろう。受け皿は何処に?それが日本の最大の政治課題ではないか。
選挙結果を俯瞰的に見れば、党派の勝敗は緊縮財政派か積極財政派によって切り分けられるという見方もあるようだ。例えば緊縮財政派は自民の選挙後の公明含めての主流派であり、立民、あるいは維新であるとされる。これに対し積極財政派の最たるものは国民民主党だというのだ。それに“れいわ”。やっぱり、減税が国民の声だったと言うのだ。それは確かに否定できないことだろう。
だが、世界にまれな赤字財政は放置できないのではないか。順序は目前の景気を回復させて、日本経済を強力にすること。次に財政を均衡させるという順序の戦略が求められるのだろう。要は、アベノミクスと称してお仲間のフトコロを潤しただけの政策は間違っていてこれを徹底的に反省・是正したうえで、景気の回復が求められるのだろう。今目下は、アベノミクスの徹底的反省と是正・断罪のタイミングなのではないか。
米国ではドジャーズが勝った。日本シリーズはどこかむなしい・・・・。日本の野球も衰退の兆しか・・・・というよりサッカーをはじめバスケットなど、スポーツ多様化の時代なのかもしれない。“流行歌”が消えたように、それはある意味健全なことではないか。
米国と言えば今週は、米大統領選挙だ。どう見てもインチキなジジィが、立派な大統領候補になっているなんて到底考えられないことなのだが、それが現実なのだ。そう言えば日本でも国を売っている人物が権力者になったし、堂々と権力者になろうと懸命だ。未だに政界は汚染されたままなのだ。
例えばいかがわしい中国人が日本で運転免許を取りやすい仕組みになっている、という。中国政府は様々な面で中国人に有利な政策を日本政府や政府要人に圧力をかけているという。その結果の一つががこれではないか。或いは、対米でも一向に日米地位協定の改訂が無く首都圏の制空権を米国に奪われたままになっている。日本の政治家は国を売ってナンボになっているのは事実なのだ。その頂点にいたのがあの元アホアホ首相なのだ。
そのアホアホ首相の配下は今回の選挙でも未だ生き残った。ナンデヤ!政界の闇・邪悪な存在はどうやらいつまでも消去できないのか?何だか絶望的な気分になる!
北朝鮮がミサイルを発射した。今回のICBM級のミサイル実験は相当の長射程で、東海岸ワシントン、ニューヨークも範囲に入ったということを示すものだった、ということ。いよいよ米国もうかうかしては居られない。まして日本をや、の状況で日本の統治が乱れている、核シェルターの建設はどうなっているのか?
さて、今回はまたもや月替わりとなった。ここらで先月鑑賞した映画の紹介と行きたい。先月は鑑賞総数28本だった。仕事も結構あったし、“ひょうご講座”の受講もある中で、頑張った結果だと自己評価したい。内訳はBSプレミアムシネマが13本で一番多く、TV録画からが7本、ネット経由が5本、レンタルビデオが3本となってる。
先ずはBSプレミアムシネマで見た映画の紹介から始める。
①10月1日“デッドマン・ウォーキング Dead Man Walking”1995年・米・監督:ティム・ロビンス
出演:スーザン・サランドン、ショーン・ペン、ロバート・プロスキー、レイモンド・J・バリー、R・リー・アーメイ、セリア・ウェストン、ロイス・スミス、ロバータ・マクスウェル、マーゴ・マーティンデイル、スコット・ウィルソン、ギル・ロビンス、ネスビット・ブレイスデル
“デッドマン・ウォーキング”とは死刑囚が死刑台に向かう際、看守が呼ぶ言葉。死刑廃止論者の修道女ヘレン・プレジャンのノン・フィクション作品が原作の由。主人公の尼僧ヘレンは死刑囚のスピリチュアルカウンセラーとなり、彼の尊厳を守り、その死を見届ける。被害者の両親等死刑賛成派の意見も出てくるが、死刑執行前に犯人は自分も強姦し殺人したと白状し涙する。
②10月2日“スパイ・ゲーム Spy Game”2001年・米・監督:トニー・スコット
出演:ロバート・レッドフォード、ブラッド・ピット、キャサリン・マコーマック、スティーヴン・ディレイン、ラリー・ブリッグマン、マリアンヌ・ジャン=バプティスト、マシュー・マーシュ、トッド・ボイス、オミッド・ジャリリ。シャーロット・ランプリング、ガーリック・ハゴン
多分、BSプレミアムシネマで見て3度目。ようやく内容に付いて行けた。主人公のCIA職員のCIA勤務最後の1日を語っているのだが、部下だったトムを救出するための回想シーンと近い過去のシーンが重なってややこしいのが付いていけなかった原因。CIA職員が偽の指令書で軍隊を指揮できるのが凄い。
③10月3日“放浪記”1962年・日本・監督:成瀬巳喜男、原作:林芙美子
出演:高峰秀子、田中絹代、宝田明、加東大介、小林桂樹、草笛光子、仲谷昇、伊藤雄之助、多々良純、織田政雄、加藤武、文野明子、飯田蝶子
林芙美子の原作で小説を読んでいないので、見た。森光子のでんぐり返しのシーンはなかった。関東大震災で残存していた江戸と明治の街並みが壊滅し、その後大都会に甦ろうとしていた東京でのどん底生活が舞台。だが映画では分からない“貧しい現実を描写しながらも、夢や明るさを失わない独特の作風”は原作でないと分からない。安岡さんが凄い。
④10月4日“決断の3時10分 3:10 to Yuma”1957年・米・監督:デルマー・デイヴィス
出演:グレン・フォード、ヴァン・ヘフリン、フェリシア・ファー、レオラ・ダナ、ヘンリー・ジョーンズ、リチャード・ジャッケル、ロバート・エムハート、ロバート・エレンスタイン、フォード・レイニー、ジョージ・ミッチェル
悪者が良い顔(グレン・フォード)している、変な映画。何が言いたいのか一寸不明。ダンがウェイドとコンテンションシティーに居るとき、町の連中はどこにいたのか?5人の応援で足りるわけがあるまい。ウェイドはホテルで命を助けられたしユマなら脱獄したことがあるからなとうそぶくが、この台詞も不自然。ラスト・シーンで雨が降ってくる。貧しい牧場主のダン一家にやっと幸運が・・・それでエエヤン!か?
⑤10月7日“ジョーズ Jaws”1975年・米・監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ロイ・シャイダー、ロバート・ショウ、リチャード・ドレイファス、ロレイン・ゲイリー、マーレイ・ハミルトン、カール・ゴットリーブ、ジェフリー・クレイマー、スーザン・バックリーニ
今まで幾度も見る機会を失ってしまっていた。公開当初はほとんど興味が無かったのだが、その後も話題となっていた。今回初めて見たが、やっぱりそれほど感動も感激もなかった。それほどの恐ろしさも感じなかった。その後、恐ろしい映画がいくつも登場しているからだろうか。
⑥10月8日“陽のあたる教室 Mr. Holland's Opus”1995年・米・監督:スティーヴン・ヘレク
出演:リチャード・ドレイファス、グレン・ヘドリー、ジェイ・トーマス、オリンピア・デュカキス、ウィリアム・H・メイシー、アリシア・ウィット、テレンス・ハワード、ジャン・ルイサ・ケリー、ジョセフ・アンダーソン、バルサザール・ゲティ、デイモン・ウィッテカー、ジョアンナ・グリーソン
胸が熱くなる感動ドラマ!?父親の愛をそれほど知らずに育った息子が一つのイベントであんなに素直な大人になるのだろうか。大学で聾啞者の音楽教育に従事するような専門家になるのだろうか。ラストではホランドが教育したOBの州知事が登場しながら、学校の予算削減はそのままで、しかもホランドに定年を促すのだろうか。やっぱり作り話には無理があっても物語として成立するものなのだ!
⑦10月9日“お早よう Good Morning”1959年・日本・監督:小津安二郎
出演:佐田啓二、久我美子、笠智衆、三宅邦子、杉村春子、設楽幸嗣、島津雅彦、泉京子、高橋とよ、沢村貞子、東野英治郎、長岡輝子、三好栄子、田中春男、大泉滉、須賀不二夫、殿山泰司、佐竹明夫、諸角啓二郎、桜むつ子、竹田法一、千村洋子、白田肇、藤木満寿夫、島村俊雄、菅原通済
内容は無い。昭和30年代前半の新興住宅街の日常を描いている。意外に若い笠智衆だった。小品の割に出演者多数。昭和34年はあんなだったかなぁの感慨あり。TVに映った吉葉山は居たっけ?栃若時代だったのでは?若秩父は確かに居た!
⑧10月15日“プレイス・イン・ザ・ハート Places in the Heart”1984年・米・監督:ロバート・ベントン
出演:サリー・フィールド、リンゼイ・クローズ、エド・ハリス、ダニー・グローヴァー、ジョン・マルコヴィッチ、エイミー・マディガン、テリー・オクィン、バート・レムゼン、レイン・スミス、ジェイ・パターソン、トニー・ハドソン、ルー・ハンコック、ビル・サーマン
1935年の大恐慌時代のテキサス州ワクサハチーの小さな町の未亡人のの苦労話、夫の保安官が事故で亡くなって未亡人となる。綿花づくりのことを良く知っている黒人の流れ者に助けられて何とか危機を脱する。他人への一寸した施しが幸福を呼ぶということか!
⑨10月17日“ペギー・スーの結婚 Peggy Sue Got Married”1986年・米・監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:キャスリーン・ターナー、ニコラス・ケイジ、キャサリン・ヒックス、バリー・ミラー、ジョーン・アレン、ケヴィン・J・オコナー、ジム・キャリー、リサ・ジェーン・パースキー、バーバラ・ハリス、ドン・マレー、モーリン・オサリヴァン、レオン・エイムズ
ヘレン・ハント、ジョン・キャラダイン、ソフィア・コッポラ、サチ・パーカー、ルシンダ・ジェニー、ドン・スターク
1980年代のベビーブーマー世代のノスタルジー映画。キャスリーン・ターナーの演技が良いという評価でそうは思うが、どう見ても高校生には見えないのが残念。母親役とどっこいどっこい!離婚寸前が高校時代を思い出して、急に相手の夫も改心して元のさやに収まるハッピーエンド。その脈絡のなさが残念!ホンマニ、コッポラの作品か?米国人は高校時代の方が大学時代より良いのだろうか?
⑩10月21日“戦場にかける橋 The Bridge on The River Kwai”1957年・英・米・監督:デヴィッド・リーン
出演:アレック・ギネス、ウィリアム・ホールデン、早川雪洲、ジャック・ホーキンス、ジェフリー・ホーン、ジェームズ・ドナルド、アンドレ・モレル、アン・シアーズ、ピーター・ウィリアムズ、大川平八郎、勝本圭一郎
BSプレミアムシネマで2度目。米映画にありがちな日本軍や日本人をバカにしたシーンは特にないので好感が持てるが、一寸気になったのは、鉄道の線路幅が映画の初めのシーンではかなり広い幅の大陸的な鉄道のイメージだったのが、橋が完成した頃の幅は1mもない軽便鉄道のイメージになっていたことだ。それから日本兵の機関銃が水冷式のものとなっていたが、日本軍はそのような機関銃は装備していなかった。Wikipediaでは“イギリスのリー・エンフィールド小銃やヴィッカース重機関銃であった。”となっている。
単純な米国映画ではなく虚しさの残る英国映画のテイストのある名画だ。斎藤大佐の日本的無謀さ、ニコルソンの英軍の誇り、根性はあるが軽薄な印象のシアーズの米国人の典型的イメージが面白い。
⑪10月22日“プリティ・リーグ A League of Their Own”1992年・米・監督:ペニー・マーシャル
出演:トム・ハンクス、ジーナ・デイヴィス、マドンナ、ロリ・ペティ、ジョン・ロヴィッツ、デヴィッド・ストラザーン、ゲイリー・マーシャル、ロージー・オドネル、ビル・プルマン、ティア・レオーニ、アン・キューザック、アン・ラムゼイ、ポーリン・ブレイスフォード、ミーガン・カヴァナグ、トレイシー・ライナー、ビッティ・シュラム、ドン・S・デイヴィス
BSプレミアムシネマで2度目。前回もそうだったが、マドンナが分からなかった。1943年、第二次世界大戦に選手の多くが出征したことによりメジャーリーグの中断が危ぶまれる中、チョコレート会社の経営者でありプロチームのオーナーであるウォルター・ハーヴィーは他のオーナーたちに女子リーグ設立のために資金を提供するよう説得を始める。アイラ・ローウェンスティーンがその担当者となる。その中での全米女子プロ野球リーグ創業時の回顧録。
⑫10月28日“敦煌 中: Dun-Huang;英: The Silk Road”1988年・日・中・監督:佐藤純彌
出演:西田敏行、佐藤浩市、柄本明、田村高廣、中川安奈、三田佳子、渡瀬恒彦、新藤栄作、原田大二郎、
綿引勝彦、蜷川幸雄、鈴木瑞穂
西田敏行追悼放映。西田の出世作と聞く。だが私としては以前にレンタル・ビデオで見ている。その時よりも映画鑑賞力はUP。日中合作というが制作はほぼすべて日本人でエキストラに解放軍が協力といったところ。しかしWikipediaによれば、“中国当局によって、製作費は中間搾取され、撮影機材は日中友好の名の下に、全て接収されたという”。李元昊が敦煌を攻めた史実はあるのか。上手い史実の隙間を井上靖が巧みに突いたのか。中川安奈が大谷翔平にそっくりにビックリ。
⑬10月29日“オータム・イン・ニューヨーク Autumn in New York”2000年・米・監督:ジョアン・チェン
出演:リチャード・ギア、ウィノナ・ライダー、ジル・ヘネシー、アンソニー・ラパリア、シェリー・ストリングフィールド、エレイン・ストリッチ、ベラ・ファーミガ、J・K・シモンズ、タウニー・サイプレス、サム・トラメル、カリ・ローシャ
セックス依存症なら結婚すりゃ良い!それより結婚恐怖症!深入りしない軽いロマンスとセックス希望なので“永遠は約束しない”が信条。単なるセックス好き。お盛んなことで結構なこと。揚げ句にうぶな女の子にすら簡単にセックスしたのが見破られるのか。それがシャーロットに初めて入れあげるが、探し当てた名医の手術の甲斐なく亡くなる。
映画評は“最も顕著な欠点はラブストーリーの陳腐な決まり文句の間抜けさとギアとライダーの相性の悪さである”とあるが、ライダーは美しかった。
次はTV放映されたものを録っておいたのを改めて見たもの。放映するにあたってTV局で編集カットしている可能性があるので放映時間と原作の上映時間を実上映時間として表記しているのはいつも通り。
⑭10月1日“search/サーチ Searching”2018年・米・監督:アニーシュ・チャガンティ
出演:ジョン・チョー、デブラ・メッシング、ミシェル・ラー、ジョゼフ・リー、サラ・ソーン
TV大阪シネマ・クラブ・24.9.4放映。CM含めて110分。実上映時間102分。韓国系米人一家の娘の失踪事件の話。本作はストーリーの殆どがパソコンの画面上で展開される。失踪捜査担当の女性警察官が娘を殺した犯人を遺体で発見。だがそれは偽装であった。低予算映画だがヒリヒリする捜査と、どんでん返しとハッピー・エンドが面白い。批評家支持率は91%、平均点は10点満点で7.4点の由。
⑮10月4日“ダークタワー The Dark Tower”2017年・米・監督:ニコライ・アーセル
出演:イドリス・エルバ、マシュー・マコノヒー、トム・テイラー、クローディア・キム、フラン・クランツ、アビー・リー・カーショウ、キャサリン・ウィニック、ジャッキー・アール・ヘイリー
SUN・TV24/9/14放映のシネマスタジアム。CM含めて104分。実上映時間95分。意味不明のスティーヴン・キングの長編幻想文学が原作という。アーサー王につながる話?“暗黒の塔”は、存在するすべての世界と宇宙を中心でつなぎとめているとされ、この“塔”が崩壊しかけていることがこの世界の荒廃の原因である。ガンスリンガーたるローランドの目的はこの“塔”を見つけて守ること、という世界観のドラマ。とにかく理解不能ドラマを見てしまった。
⑯10月5日“めんたいぴりり~パンジーの花”2023年・日本・監督:江口カン
出演:博多華丸、富田靖子、斉藤優、瀬口寛之、福場俊策、井上佳子、ゴリけん、博多大吉、地頭江音々、森永悠希、余貴美子
J:COM-TV24/9/8放映。放映時間CM含めて120分、実放映時間99分。漫才コンビ“はなだい”のほのぼのコメディ映画。住込み従業員、中州商店街は昭和、携帯は今、時代が錯綜。だが、カラッとした博多喜劇。明太子メーカー「ふくや」の戦後の創業者モデルの映画版第2弾の由。大吉のスケトウダラが愉快。
⑰10月7日“ツレがうつになりまして”2011年・日本・監督:佐々部清
出演:宮﨑あおい、堺雅人、吹越満、津田寛治、犬塚弘、梅沢富美男、田山涼成、大杉漣、余貴美子、山本浩司、中野裕太、田村三郎
J:COM-TV23/12/31放映。放映時間CM含めて135分(但し放映途中でのCMは無し)、実放映時間121分。2度目。なんだかホッコリする夫婦愛が見たくなって・・・・良かった。人生こうでなければ、と決めてかかるのは良くない、ってことか。そこに“自由”がある!
⑱10月18日“ダブル・ミッション The Spy Next Door”2010年・米・監督:ブライアン・レヴァント
出演:ジャッキー・チェン、アンバー・ヴァレッタ、マデリン・キャロル、ウィル・シャドレイ、アリーナ・フォーレイ、マグヌス・シェヴィング、キャサリン・ボシェール、ルーカス・ティル、ビリー・レイ・サイラス、ジョージ・ロペス
SUN-TVシネマスタジアム・24.9.28放映。CM含めて108分。実上映時間92分。ジャッキー・チェン主演だが米国映画。CIA職員でありながら、中国諜報部に所属てなあり得ない話。そして敵はロシア人。明らかに低予算映画。だが話はあっさりと進行するので、思わず引き込まれた。子供の演技が自然で良い。結局ホーム・コメディ風に終わった。
⑲10月19日“ビートルジュース Beetlejuice”1988年・米・監督:ティム・バートン
出演: マイケル・キートン、アレック・ボールドウィン、ジーナ・デイヴィス、ジェフリー・ジョーンズ、キャサリン・オハラ、ウィノナ・ライダー、シルヴィア・シドニー、グレン・シャディックス、ロバート・グーレ、トニー・コックス
関西TV・24.10.6放映。CM含めて120分。実上映時間92分。ホラーコメディ映画。ニューイングランドののどかな田舎町に住む夫婦が事故で亡くなって、幽霊となって後の住人に取り付いて、その住人を追い出そうとするドタバタ。それにエクソシストのトラブル・メーカー・ビートルジュース(正式名ベテルギウス)に追い出しを依頼して起こる喜劇。声の西川のりおが面白いだけ!トリック撮影も結構精密だが・・・?!
⑳10月29日“メアリと魔女の花 Mary and The Witch's Flower”2017年・日本・監督:米林宏昌
出演:杉咲花、神木隆之介、天海祐希、小日向文世、満島ひかり、佐藤二朗、渡辺えり、大竹しのぶ
読売TV・金曜ロードショー・23/12/15放映。CM含めて129分。実上映時間102分。スタジオポノックの長編第1作目という。設定が分かり難いがどうでもよく、何となく最後まで見てしまった。“夜間飛行”、香水みたいな名前の花。どんな効力があるのか魔法との関連も良く分からず終わった。あまり荒唐無稽は得意ではない。
次はネット経由で見たものの紹介。これはカットされているとは思えないので、そうした表記はない。結果的に全てソニー・ピクチャーズ100周年記念期間限定無料公開映画ばかりになった。 だが残念ながら名画ばかりとは思えず、低予算映画が相当含まれている。100周年記念にもかかわらず、これは残念だ。
㉑10月10日“ダブルチーム Double Team”1997年・米・監督:ツイ・ハーク
出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム、デニス・ロッドマン、ミッキー・ローク、ポール・フリーマン、ナターシャ・リンディンガー
何だか途中で追いきれなくなるほどヤヤコシイ。筋はそうでもないはずなのに!まぁ派手に暴れ回って、目まぐるしく変わる映画だ。ダブルチームとはバスケット用語で二人でカバーすることらしい。スタヴロスにジャックとヤズで戦うことか?
㉒10月13日“デトネーター The Detonator”2006年・米・監督:レオン・ポーチ
出演:ウェズリー・スナイプス、シルヴィア・コロカ、マシュー・リーチ、ティム・ダットン、ウィリアム・ホープ、マイケル・ブランドン、スチュアート・ミリガン、ボグダン・ウリテシュク、ウォーレン・デローサ、ヴィンチェンツォ・ニコリ
これも話がややこしいが、ほぼ内容は掴めた。最初の武器取引は何だったんだ!てな具合。ルーマニアのブカレストが舞台。グリフィスはどうやって生き延びたのか?不思議。墓に埋めた遺体は誰?どうえもエエか?
㉓10月26日“永遠の僕たち Restless”2011年・米・監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ヘンリー・ホッパー、ミア・ワシコウスカ、加瀬亮、シュイラー・フィスク、ルシア・ストラス、ジェーン・アダムス、クリストファー・D・ハーダー、モーガン・リー、チン・ハン、ケリーン・クローフォード
S不治の病に冒された少女と、死に取り憑かれた青年の恋の物語。“主演は故デニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパー。相手役のアナベルはのミア・ワシコウスカが務め、主人公のただ1人の友人ヒロシ役(特攻隊で死んだ幽霊)で加瀬亮が出演。”特攻の装束が違和感で、それが不思議な良さを出していた。久しぶりに接した純愛モノだった。
㉔10月27日“ネバー・サレンダー 肉弾乱撃 The Marine 5: Battleground”2017年・米・監督:ジェームズ・ナン
出演:マイク・“ザ・ミズ”・ミザニン、マリース・ウエレ、ヒース・スレイター、ナオミ、アンナ・ヴァン・ホフト
どうやら低予算のシリーズもののようだ。遊園地の地下駐車場が前半、後半は遊園地でのロケ。主人公は元海兵隊というが、やたら強いわけでもない。バイカー・チンピラ結構大勢いたのに最後は1対1なのは納得できず。
㉕10月28日“ファミリー Family”2018年・米・監督:ローラ・シュタイネル
出演:テイラー・シリング、ケイト・マッキノン、アリソン・トルマン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、マット・ウォルシュ、ジェシー・エニス、ピーター・ホートン、エリック・エデルスタイン
悪気は無いが思った事をそのまま口に出してしまい、分かってはいるが周囲を困惑させているが仕事が出来る主人公、そんなキャリアウーマンが11歳の姪を預かり変身していく様子。インセイン・クラウン・ポッシーの過激な男性ファンをジャガロと呼び、それを絡めている作品という。それが何を意味しているのか分かり辛いが、それがFamilyを大事にしているのか?Kissとの関係は?
次はレンタルビデオで見たもの。結果的に中条きよしプロダクションの制作のヤクザ映画のみとなった。これはヤクザ映画に飢えた結果だ。
㉖10月30日“日本暴力地帯 第1話”1997年・日本・監督:村上和彦
出演:中条きよし、芦田伸介、清水健太郎、赤座美代子、芦田昌太郎、 五味龍太郎 、 牧冬吉
ヤクザ映画に飢えて見た。極道コミックの巨匠・村上和彦の初監督作品。中条プロの3シリーズ。芦田伸介の御登場にはビックリ!組長を射殺された四国松山の矢野組若頭・鬼頭清次が神戸の巨大・大和田組に単身乗り込んだ。その気概に打たれた大和田組会長・島村剛造は、大和田一門の不正の内部粛正を鬼頭に依頼するてなマンガな話。背中に“会長代行”と彫って小悪を粛清実行!拍手!!“正義ならざることをもって渡世するは成らず”
㉗10月31日“日本暴力地帯 第2話”1998年・日本・監督:石原興
出演:中条きよし、清水健太郎、赤座美代子、宮内洋、伊藤敏八、室田日出男、芦田伸介、小林勝彦
宗教法人に狙いを付けた第2弾。お膳立てが大変!まぁそんなとこ。
㉘10月31日“日本暴力地帯 第3話”1998年・日本・監督:石原興
出演:中条きよし、清水健太郎、又野誠治、高岡建治、森山周一郎
大和田組直参・加根倉組と岩佐組が微妙に対立し、中国人マフィアがせめぎ合う港町。だが、中国人マフィアはチンピラの集まり、それを加根倉が利用して岩佐をやっつける算段だった。その陰謀を暴き仕置きする。

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