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嵯峨嵐山文華館での企画展“ふぁん・ファン・FUN~扇子いいね”の鑑賞

今回は嵯峨嵐山文華館での企画展“ふぁん・ファン・FUN~扇子いいね”の鑑賞に赴いたので報告したい。この度も、午後からの京都でのセミナーのため、午前を過ごすのに最適と思って出かけた次第だ。桂離宮鑑賞も考えたのだが、予約が必要で、何だか縛られる感があるのが、今回は嫌でお気楽に出かけたかったのだ。 盛夏に曇りがちな天候で、直射日光が避けられて好調。久しぶりの嵐山だが、調べてみると昨年の6月以来のようだ。渡月橋を渡り切ったところで、大抵は人混みができているものだったが休店している店もあるようで、交差点は比較的閑散。まぁ嵐山とは言え、暑すぎる夏には人出も途切れたかのようだ。それで健全と言えるのだろう。 企画展の京扇子関連の原画やデザイン展示となる。冒頭の土田麦僊の“扇面流し”はこの企画展に似つかわしい作品。明治期以降近代の作家が多いせいか江戸の歌川広重“美人と猫図”は会場のムードからはチョット浮き上がった印象を持つ。結果として上村松園の紹介が多くなったが、見栄えがし、好みの作風が彼女の作品だったから仕方あるまい。 . . . 本文を読む
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7月に鑑賞した映画の紹介―佳境の“名探偵ポアロ”

今回は本来はお盆休みとしたいところだが、前月の映画鑑賞の結果を報告したいので、兎に角そうすることとした。 先月は総数41本。内訳はBSシネマ9本、それに既に持っていたCDを改めて見たのが1本“第三の男”。レンタル・ビデオが31本。レンタル・ビデオの内30本が“名探偵ポアロ・シリーズ”、1本が“D坂の殺人事件”だった。結果、過半が全体で見ても“名探偵ポアロ”で、正に佳境に入ったと言える。 “第三の男”は恥ずかしながらこれまで見たことがなかったが、以前に買ってあったCDを引っ張り出して見た。カメラワークが70年前にしては現代的で何となく、アリダ・ヴァリやオーソン・ウェルズが良い。ウィーンの4つの国米英仏ソによる分割統治下での警察の複雑さが背景にある。ラストのアンナの毅然とした態度に、ホリーが語りかけられないほどだったのは原作と異なっている由で負けない女が良い。ハリーがホリーを悪人と知らなかったのが間違いか? “D坂の殺人事件”は江戸川乱歩の原作。昔、ATGで実相寺昭雄監督の映画をよく見たので思わず手に取った。結果何だか、日本の探偵モノ!ポアロもそうだが、江戸川乱歩は心理試験が好きだなぁ。原作時の流行だったのか? . . . 本文を読む
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修学院離宮、曼殊院と芭蕉庵と東山北部の山麓の名所の観覧―その2.曼殊院と芭蕉庵

さて前回、京都東山北部の山麓の名所を周遊し修学院離宮観覧したことを報告したが、今回はランチ後に拝観・観覧した、残る曼殊院と芭蕉庵を報告したい。 曼殊院は修学院離宮の近くの飲食店から歩いて10分少々で行ける距離だった。前日の天気予報ではこの地域に降雨の可能性が高かったが、実際にはその懸念全くなく多少の雲が見られる程度で、その分暑さが強かった。ために、2年以上前に貰ったまたまザックに入れていたPR用の小さなプラスチック団扇を片手に歩いた。既に少々汚くなっていたが、これが結果的に熱中症対策になったように思う。曼殊院には人気が全くなかった。 後水尾上皇が曼殊院を訪れたことがあるのは修学院離宮の建設と関連していると容易に想像できる。観覧前に“予習”をしていなかったので、“古今和歌集をはじめ、多くの文化財を有する”とは知らず、展示物をあまり熱心に鑑賞しなかったのが少々残念。写真撮影可能なお庭ばかりに関心が行った。鶴島の長い首のような松が異様に感じた。 武田薬品工業株式会社 京都薬用植物園と詩仙堂を素通りして、今福寺入口に到達。今福寺の御庭と芭蕉庵を見、蕪村の墓、“村山たか”の弁天堂を拝んだ。 つでに、宮本武蔵・吉岡一門決闘の地の碑を拝んでから、カフェに入ろうとしたが残念にも臨時休業で、有終の美飾れず。 . . . 本文を読む
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修学院離宮、曼殊院と芭蕉庵と東山北部の山麓の名所の観覧―その1.修学院離宮

先週は審査報告書を持って京都の本部事務局を訪れた。ついでに、修学院離宮、曼殊院と芭蕉庵と東山北部の山麓の名所を観覧したので報告したい。特に、修学院離宮は5日前程度でネットで申し込んで、参観許可を得ていた。その後は、近所で昼食を済ませ、曼殊院、金福寺の芭蕉庵へ向かう計画だった。その歩いた総旅程は図に示すとおりだ。しかし今回は、修学院離宮観覧の報告にとどめたい。 修学院離宮は、Wikipediaによれば、“1653年(承応2年)~1655年(承応4年)に後水尾上皇の指示で(江戸幕府により)造営された離宮である。谷川を堰き止めた人工池を中心とした広大な庭園とその関連建物からなる。桂離宮・仙洞御所とならび、王朝文化の美意識の到達点を示すものとなっている。” 猛暑の中だったが、結構楽しめた。 . . . 本文を読む
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大阪南の“上方浮世絵館”観覧

大阪南で年2回受けている健診に赴く日になったので、予定を立ててみようとした。久しぶりに帰りに難波のBook Off Plusなんば戎橋店に行ってみようと、Google Mapを広げてコースを確認したところ、フト示された曲がり角に“上方浮世絵館”なる表示が目に入った。エッ?何じゃこりゃ!面白そう! こんな所にこんな美術館があるなんてちっとも知らなかった。ウェッブ・サイトの“ごあいさつ”に次のように書かれている。 “当館は、私設美術館ではありますが、世界で唯一の上方浮世絵を常設展示する美術館として、上方の歌舞伎や浮世絵にゆかりの深い、大阪道頓堀 法善寺の門前に2001年4月28日にオープンいたしました。・・・” 実際に健診の帰りに立ち寄ってみた。行ってみると、チョット驚いたが法善寺の入口にあった。さすがに良い立地だ。早速、中に入る。嬉しいことに写真撮影可、であった。 . . . 本文を読む
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6月に鑑賞した映画の紹介―“シャーロック・ホームズの冒険”から“名探偵ポアロ”へ

今回はマタもや月初めの投稿となるので、6月に鑑賞した映画の紹介となる。6月はあっさりBSシネマ11本とレンタル・ビデオ28本の全39本。40本にはわずかに及ばず。ネット経由やTV録画のソースからは見ることがなかった。 当月は結果として、非常に特徴的になってしまった。というのはレンタル・ビデオ28本中22本がシャーロック・ホームズ・シリーズだったからだ。英・グラナダ・テレビ版の“シャーロック・ホームズの冒険”全41本のうちの大半22本を見た訳である。このシリーズは前月から見始めたのだが、何だか中毒のようになってしまい、最後まで見てしまった次第だ。まぁ、これでネット経由の映画への参加登録しなかったことになる。 最終日は新たなシリーズ“名探偵ポアロ”をスタートさせた。これは、ロンドン・ウィークエンド・テレビが主体となって制作したものである。7月は恐らくこれで満たされるのであろう。 . . . 本文を読む
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蓮華寺と崇導神社を拝観して

今度は、鎌田浩毅教授の最終講義で京都の古刹で是非行って見るべきところとして蓮華寺を推奨 していたので、この度、例によって午後の研修会があったので、午前に行ってみることにした。 蓮華寺は鴨川源流のひとつの高野川のほとり、比叡山を間近に望む、上高野の地にある。しかし、もとは七条塩小路にあった西来院という時宗寺院であり、1662年に、加賀前田藩の家臣、今枝近義が再建したものである。 案内には“紅葉の名所”とあるが、恐らくは新緑も良いハズ、と思ってやって来たが、その通りであった。国道367号沿いにあるが、一歩奥まっているためか、非常に静かである。庭は作為は全く感じられず、自然のままのような印象で、むしろ手入れの行き届いた苔の緑が美しい。奥には池がある。離れには本堂があり、本像が安置されている。本堂を巡り、庫裏に戻る。しばらく、庫裏内の池の傍で過ごす。現代人のサガか、少しノンビリすると、もういたたまれなくなり、立ち上がって、辞去。また紅葉時には訪れてみたいものだ。 それから東隣にある、第一回遣隋使の小野妹子の子・小野毛人の墓のある崇導神社も拝観した。 . . . 本文を読む
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中之島美術館での“佐伯祐三 ― 自画像としての風景”展を見て

今回は先週報告したように、先月の終わりのある日に午前中は京都文博の特別展示“大名茶人 織田有楽斎”を見て、午後は大阪中之島美術館での“佐伯祐三 ― 自画像としての風景”展を見たので、午後の部の報告としたい。 何の気なしに乗った電車がたまたま二階建て車両だったので、眺めの良い2階席を目指した。そして、携帯で山田五郎の今度は“オトナの教養講座・佐伯祐三が描いた“絵にならない”はずの風景【無有好醜】”を見て過ごした。丁度京橋について“お時間がよろしいようで”の状態で見終わった。 実は京都に向かう朝の阪急電車の中で、携帯で山田五郎氏の“オトナの教養講座【佐伯祐三・立てる自画像】生き急いだ天才!顔のない自画像の謎”を見てひとまず“お勉強”した。こうして、佐伯祐三に関してほぼ十分な“お勉強済み”状態で展覧会に臨むことができた。 ということで、“オトナの教養講座”を基軸に展覧会を紹介したい。 . . . 本文を読む
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京都文博の特別展示“大名茶人 織田有楽斎”を見て

今回は先月末に京都の本部に審査報告書を持って行くことになったのだが、例によってただ行くだけでは時間と費用が勿体ないとのケチ臭い思いがあって、ついでに何をしようかと思って、例によって京都文博の特別展“大名茶人 織田有楽斎”を見て、そうだ午後はついでに京阪で大阪に向かい、中之島美術館で特別展“佐伯祐三―自画像としての風景”をやっているのを思い出し、出かけことを報告したい。(午後からのことは次回報告) 織田有楽斎については、司馬遼太郎の“城塞”を読んだ時に初めて認識・確認したのだった。豊臣家と徳川の間を仲介しようとして果たせなかった人物だと知ってはいた。ここに来て“四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎 ということなのだから、この際フラットにどういう人物像だったのかある種興味が湧いたのだ。が、残念ながら展示物の撮影禁止。展示物は友人関係の手紙やら何やらばかりで、本業の“大名茶人の業績そのものを語るものの展示品は全くないのは当然で、無形文化財の立役者。ここで紹介のしようがなく残念至極!有楽斎はやっぱり、怪しさが漂う複雑な人物ではあるようだ。 . . . 本文を読む
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5月に鑑賞した映画の紹介

またしても月始めとなり、先月見た映画の紹介である。先月は46作品を鑑賞した。だが、ネット経由での映画鑑賞は未だできていない。情けないが、ソースをどうするか決めていないのだ。無料のネットが無いので、決めるのが面倒なのだ。NHKプレミアムのBSシネマ14作品と、TV録画11作品、レンタル・ビデオ20作品。計45作品となっている。 先月は特異でレンタル・ビデオは英グラナダ・テレビ版の“シャーロック・ホームズシリーズ”が中心となった。このシリーズはTVドラマのせいか1作品1時間以内なので、その分沢山見れたという事情もあって鑑賞作品総数が多くなった。 またこのシリーズはレンタル・ビデオとしてはコスト・パフォーマンスがまぁ良いのではないかと取り上げた。馬車が近距離交通機関としてタクシー代わりに使われている19世紀の英国の日常市民社会を映していて興味深い。恐らく、夏目漱石が東洋人・日本人として孤独を感じながら英国留学していた頃に近い時代だ。そう思うとなお一層面白みが増す。恐らく、ホームズ・ファンにはそんな感覚があるのではないかと思っている。 . . . 本文を読む
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