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黒船が来た街 浦賀散策

2015年01月11日 | まち歩き

年末年始休暇明けの一週間は社会復帰のリハビリ期間・・・なんて呑気なこと言ってられない忙しさだったのですよ。そんな週末が三連休なのは本当に有難いです。ストレスの気晴らしに街歩きでもしてみたいと思って選んだのが神奈川県横須賀市にある浦賀という小さな港町。幕末に黒船がやってきた街と言えばご存知の方も多いと思います。そう、意外と歴史が深い街だったのです。

自宅を出て2時間少々で京急浦賀駅に到着。ふぅ遠かった。とは言え実はボクは数年前ここに通勤していたことがあったのです。よく通ってたよなぁと思うのと、当時の思い出が懐かしくってちょっと嬉しくもありトラウマでもあり(笑)

浦賀と言えば元々は軍港、それも造船所だったり船の修理だったり、いわゆるドックのある港町です。今では小さなドックがいくつか点在してるけども、この写真のようなレトロな設備もまだまだ見られます。

昔の通勤路をしばらく歩くと浦賀コミュニティーセンター分館という設備がありました。ちょっと立ち寄ってみます。ここにはアメリカからやってきたペリーさんを出迎えた浦賀奉公奉行所のジオラマや黒船の模型等が展示されていました。手作り感満載で意外と、と言っては失礼かもしれませんが楽しめました。歴史好きにはオススメです。

 

更にテクテクと昔の通勤コースを歩いてみます。浦賀港の入江を左手に見て歩く感じです。確かここの居酒屋のランチで食べた鯖の一夜干し定食は美味しかったよなぁ〜という記憶が鮮やかに蘇りますが、残念なことにもう営業していませんでした。

しばらく行くと右手に西叶神社という古びた神社が現れます。実は浦賀の港を挟んだ東側にも東叶神社というのがあり、何やら歴史の深さを感じます。お社はなんと天保13年建造だとか。1842年ってことですよ。これはすごい。

お社のいたるところに見事な彫刻が施されています。これは見応えありますよ。

天気も良くてポカポカです。小学校のある土手には水仙の花が見事に咲いて甘い香りを放っていました。

浦賀の駅で入手したガイドによると、愛宕山公園からの景色が見晴らしが良くてオススメとのことだったので、ちょっと小高い丘だったんですが登ってみました。ところが木が少し邪魔して浦賀港を綺麗に見渡すことは出来ませんでした。ま、良い運動をしたということで(^^)

公園を後にして海辺に出てみました。そこは素敵なデッキになっていて港に出入りする船を間近に見ることができます。こんな狭い港なのに大きな船がまるで車を操作するように方向転換し、切り返しながらドックに入って行きます。面白くって飽きないです。ずっと見ていたかったなぁ。

さて、港の反対側に渡ってみましょう。ここから渡るには渡し船があるのです。ほんの少しの船旅です。船がいなかったので、写真左側に見えるボタンを押して対岸の船を呼びます。わくわくしますよ!

こんな可愛い船で対岸に渡りました。この船はこの後も忙しそうに往復していました。利用者が多いんですね。

水も澄んでいてとても綺麗です。日差しもキラキラでポカポカ。春が近づいているんですね。この日は本当に良い散歩日和でした。

反対側の東叶神社に立ち寄ってみました。規模としてはこちらの方が大きいです。この神社の社務所裏にある井戸で、かつて勝海舟が咸臨丸で太平洋を渡る際に水垢離をしたと言われているそうですが、その井戸を見ることなく神社を後にしてしまいました・・・

対岸側はあまり見所は少ないんですが、駅に向かう途中にあった東耀稲荷(とうよういなり)に立ち寄ってみたんですけど、こちらのお社も見事な彫刻が施されていました。こちらも歴史があって天明2年(1782年)建造だそうです。屋根の上にはご覧のような大黒様が鎮座してました。青空と相まって笑顔が更に引き立ってますね。


この日はどれくらい歩いたでしょうか。帰りの電車は夢心地。それに心地よい疲れが全身を襲います。実は散策の途中で素敵なパン屋とワインセラーに出会い、美味しいパンとワインを購入しました。こういう偶然がまた楽しんですよね。次はどこの街を散策しようかな。オススメがあったら是非教えて下さい。


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