トレッキング

5月15日、朝からどんよりとした天気である。今回もマー坊と八王子を早朝に出発した。

今日は、かねてからの計画である陣馬山から高尾山までの縦走である。かねてからと言ってもこのコースが決まったのは前日だが...
JR八王子の陣馬高原へ向かうバス停には数人のハイカーが既に並んでいた。ボクとマー坊もその最後に並ぶ。
見慣れた町並みをしばらく進むとやがて田舎チックな情景へと車窓は変化していた。終点の陣馬高原には約1時間で到着。運賃は700円。バスカードが一気に減ってしまった。

さて、最初は舗装した道をえっちらと登っていたが、和田峠手前から新ハイキングコースに迂回した。どんなにすばらしいコースかと思えば単なる登山道だったのはそれから10分も立たないうちに気が付いた

車がこないだけマシと思うが、いきなりの難所続きで、なんとか陣馬山の頂上へたどり着いた。

陣馬山まで上がってしまうとあとは尾根伝いの縦走だ。時折日差しも差してくる中での森林ウォークが続く。影信山の手前は割と険しい山道だ。そろそろ足にも負担が着ているがここを登ればお昼ご飯なのでムチ打って登りきった。と、にわかに天気が怪しくなり大粒の雨だ。山頂の売店にテーブルを確保してお昼ご飯にした。ここの名物であるなめこ汁を注文。早起きしてマー坊が作ったおにぎりとのコラボレーションは最高であった。

食事をしている間に雨はやんでしまい、しかも青空が覗いている。なんてラッキーなんだ。ちょっと気温も下がっていたので、食事を終えると早速出発することした。ぬかるだ道中は特に下り道で滑りやすくなっている。へっぴり腰にも気合が入る。しばらく縦走すること1時間ちょっとで小仏峠に出た。なんかうっそうとした暗い感じの峠だ。昔繁盛していたであろう売店が廃墟のように朽ち果てていた。
すぐ近くの城山の登頂アタックに挑戦し頂上の眺望を楽しんだ。

もうこの辺りまで来ると足腰よれよれである。陣馬高原を出発してから5時間程度であった。残るは高尾山の山頂だ。裏高尾から行くと、目の前に石段がぁ...こいつを上りきると山頂だ。しかし足が上がらない、腰が痛い、心臓が破裂しそうなどの症状が出始めた。

頂上を極めたあとは一気に下山である。じつは今回はスタンプラリーに参加しており、各所にスタンプがある。チェックポイントのごとく、そのスタンプ所に立ち寄っているのだが、下山している高尾山はそれなりに観光地として整備されてるので人も多い。途中に有名なタコ杉なんかも見られた。

下山している最中、空模様が怪しくなってきた。遠くに雷の音が聞こえている。まだ日差しも差しているので大丈夫だとたかをくくってたら、一気に夕立になってしまった。ダッシュで下山し、高尾山口近くのレストランで生ビールの祝杯を挙げた。
総行程19キロ程度のこのコース、ハイキングというにはちょっと厳しいかもしれないけどオススメである。ウォーキング愛好者のみなさま、是非行ってみて下さい。