活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

般若心経を考える 8

2016年01月12日 | 般若心経

般若心経の最後の呪に曰く

  ガテーガテー

    「やった やった」

  パラガテー 

    「確かに越えた、確かに成し遂げた」

  パラサンガテー   

    「自分一人の苦しみだと思っているけれども、すべての衆生とともに 越えることが出来た」

  ボディスワハ

    「万歳」

 

ここで私たち衆生が一番注目しなければならないことは、おシャカ様が

「一切衆生とともに渡りきることがことが出来た」

「一切衆生とともに越えることが出来た」

という、

「すべての衆生とともに」

と、おっしゃっている事です。

 

私一人だけがそういう状態になったというのではありません。

「すべての衆生とともに、そういう目醒めがあった」、という事です。

そうでなければ本当の「目醒め」、 本当の「悟り」という事はあり得ないことなのです。

 

この事実を本当に知る、別の言葉で言えば、

「結果と一つに成る」 という事が、私たち衆生の修行(今の事実に徹する) の課題です。

 


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