般若心経の最後の呪に曰く
ガテーガテー
「やった やった」
パラガテー
「確かに越えた、確かに成し遂げた」
パラサンガテー
「自分一人の苦しみだと思っているけれども、すべての衆生とともに 越えることが出来た」
ボディスワハ
「万歳」
ここで私たち衆生が一番注目しなければならないことは、おシャカ様が
「一切衆生とともに渡りきることがことが出来た」
「一切衆生とともに越えることが出来た」
という、
「すべての衆生とともに」
と、おっしゃっている事です。
私一人だけがそういう状態になったというのではありません。
「すべての衆生とともに、そういう目醒めがあった」、という事です。
そうでなければ本当の「目醒め」、 本当の「悟り」という事はあり得ないことなのです。
この事実を本当に知る、別の言葉で言えば、
「結果と一つに成る」 という事が、私たち衆生の修行(今の事実に徹する) の課題です。