「言語道断(ごんごどうだん)」とは仏教語でもあります。
広辞苑に拠れば「言語(げんご)で説明する道の絶えた意。
仏教の奥深い真理は言葉で表現することが出来ないことをいう」
とあります。
「言語道断」に続くお言葉で「心行所滅(しんぎょうしょめつ)」
があります。
禅学大辞典に拠れば、「分別意識のはたらきのなくなること」
とあります。
道元禅師は正法眼蔵の中で、
「もし言語道断心行所滅を論ぜば一切の治生(ちしょう)産業
みな言語道断も心行所滅なり。言語道断とは一切の言語をいふ」
と、お示しになって居られます。