差別(しゃべつ)とは仏教語です。
広辞苑では下記のように記されています。
●差別〔しゃべつ〕(シャは呉音)
①(仏)万物の本体が平等であるのに対して、それぞれの個物が具体的な差異をもっていること
②相違、区別、さべつ
③分別(ふんべつ)※もと仏語から
しゃべつかい(差別界)〔仏〕↔平等界
万物が差別(しゃべつ)のすがたをとっている現象世界
●差別〔さべつ〕
①差をつけて取り扱うこと、分け隔て、正当な理由なく劣ったものとして不当に扱うこと
※差別意識
②区別すること、けじめ
差別化(さべつか) 他との違いを明確にして独自性を積極的に示すこと
仏教語辞典では差別(しゃべつ)即平等について、差別(しゃべつ)の当相(ありのままのすがた)がそのまま平等という理体本質であることと記されています