活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

差別(しゃべつ)について1

2024年05月09日 | 法理

差別(しゃべつ)とは仏教語です。

広辞苑では下記のように記されています。

 

●差別〔しゃべつ〕(シャは呉音)

①(仏)万物の本体が平等であるのに対して、それぞれの個物が具体的な差異をもっていること

②相違、区別、さべつ

③分別(ふんべつ)※もと仏語から

 

しゃべつかい(差別界)〔仏〕↔平等界

万物が差別(しゃべつ)のすがたをとっている現象世界

 

●差別〔さべつ〕

①差をつけて取り扱うこと、分け隔て、正当な理由なく劣ったものとして不当に扱うこと

※差別意識

②区別すること、けじめ

差別化(さべつか) 他との違いを明確にして独自性を積極的に示すこと

 

仏教語辞典では差別(しゃべつ)即平等について、差別(しゃべつ)の当相(ありのままのすがた)がそのまま平等という理体本質であることと記されています


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