知る知らないにかかわらず、私たち衆生に備わっている仏性
「本具仏性(ほんぐ ぶっしょう)」 とは、自分自身のことです。
それを 「本来の自己」 ともいっています。
だから、どうしても 「其の人」 に会わなければならないのです。
よくいわれる 「一期一会(いちご いちえ)」 の本来の意味は
自分自身に今会うということです。
明日会うとか、五年先とか、十年先に会うということではありません。
「今、自分自身に会わなければならない」 ということなのです。
おシャカ様も 「此の事」 を 「一大事因縁」 とおっしゃっています。
「一大事因縁」 の故に、この娑婆世界に出て来たのだということも
いっておられます。
ですから、「今」 知らなければなりません。