活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

身口意(しんくい)の坐禅2

2021年04月19日 | 坐禅

商売をしている方は「毎度有難うございます」と、挨拶されると思います。

 

このことが商売をしている方の「口の坐禅」です。

 

その他に「法も道も禅も」あるはずがありません。

 

それに成り切り成り切りしている訳です。

 

禅を知(識)らないひとでも、必ずそうなのです。

 

禅とか法とか、道とか功夫とか、そういう物を知(識)ると「そうしていることが禅なのだな」とか、「これで善いんだ」というようなものが必ず出て来て、「禅病に近い状態」になってしまうのです。

 

あるいは、三度の食事をすると思います、このことはみんな「口の坐禅」なのです。

 

一所懸命に口を開けて食事を頂くことは「食事三昧」に成っているはずです。

 

仕事をしていれば、その立場立場にあたって「ああしたらいいのか、こうしたら如何だろうか」と計画を巡らします。

 

「こころくばり」を漢字で書くと「心配」に成ります。

 

このことは全部「意の坐禅」です。

 

そうしてみると、行住坐臥 身口意の三業、煩悩と言われているものは全部「禅である」ということに成るのです。


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