活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

符号8

2018年10月03日 | 法理

次に「自己を忘るるというは、万法に證せらるるなり」と示しておられます。


「万法」とは一切の「差別(しゃべつ)の法」です。

「證せらるるなり」とは「一つに成る」ということです。


今日相対的なものの見方をしていますが、実はそうではないのです。


元々相対的なものの見方というのは、

「符号の部分と、自分というものが有(在)るからそうなる」のであって、

「一つに成って見れば」相対的なものの見方というのはなくなるのです。


「一つに成れば」間違いなく迷うというものは、なくなります。

それを「證せらるる」というのです。