活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

修養法5

2017年09月15日 | 法理

今というものは、切っても切れないものです。

焼いても焼けないのです。


しかも、どこにもあるのです。

いつでもあるのです。

 

死んでも死なないのは、今なのです。

 

自分というものを殺してしまったならば、「今」という

永久の生命が得られます。

 

だから、いつ死んでもよいという境涯が得られるのです。


そういう境涯をこれから、私たち衆生は「実地の上」に開発して

疑わないという境涯を養わなければならないのです。

 

「理論(理屈)」ばかりではいけないのです。

悟らなければならないのです。

 

「聞思修(もんししゅう)」というお言葉がありますが、

やはり聞かなければならないのです。

 

聞いて思わなければいけないのです。

思って決心したら「修行」しなければならないのです。

 

道歌に、

「耳に聞き 心に思い 身に修せば 何時か菩提に 入るぞ嬉しき」

と。