おシャカ様は「山川草木悉皆成仏(さんせんそうもく しっかいじょうぶつ)」と言われました。
なのに、心ある人が何故そのことに迷って、他を探すかということになります。
迷いがあるから迷いに気が付いた時、それが悟りだということです。
迷いがなくなって悟るということではありません。
又、不安が変化して安心(あんじん)があるということもありません。
分からない時は、不安というものが迷いになるのです。
分かってみれば不安が不安のまま、それが悟りだということです。
この法は「なんとかして」というものがなければ、なかなか目的は達せられません。
自分自身のものを、自分自身で「ここにあった」と気付くことですから、誰でも出来なければならないことです。