私達衆生は、いつでも「道」の中にいるのですが、それを自分で気が付かないだけなのです。
「照顧脚下 (脚下を照顧せよ)」〈足もとをよくみなさい〉と。
「道」は他にあるものではありません。
いつでも、どこでも「道」の真っ只中にいるという事を言っていると同時に、足を運んで「今」の他を訪ね回るような事をしてはいけませんよということを言っているのです。
「迷う」というのは、今の他に「道」を求めて隔てを作ってしまう事です。
もともと隔てのないものを、勝手に隔てを作って苦しんでしまうのです。
生きる事も、死ぬ事も同じ「道」です。
決して生まれることがめでたくて、死ぬ事が不吉だという事はありません。
その「道」とは、どこにあるのか。
「全部道」です。
「道」を外れた生活は一時もありません。
ですから、今ある「道」を一所懸命に楽しみ、所に安住し、努めてやまない、それが値打ちある人間 (にんげん) の生活というものです。
「照顧脚下 (脚下を照顧せよ)」〈足もとをよくみなさい〉と。
「道」は他にあるものではありません。
いつでも、どこでも「道」の真っ只中にいるという事を言っていると同時に、足を運んで「今」の他を訪ね回るような事をしてはいけませんよということを言っているのです。
「迷う」というのは、今の他に「道」を求めて隔てを作ってしまう事です。
もともと隔てのないものを、勝手に隔てを作って苦しんでしまうのです。
生きる事も、死ぬ事も同じ「道」です。
決して生まれることがめでたくて、死ぬ事が不吉だという事はありません。
その「道」とは、どこにあるのか。
「全部道」です。
「道」を外れた生活は一時もありません。
ですから、今ある「道」を一所懸命に楽しみ、所に安住し、努めてやまない、それが値打ちある人間 (にんげん) の生活というものです。