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映画好き、円柱野郎のブログです

「キック・アス」を観てきました

2010年12月26日 23時55分31秒 | 映画(感想)
今年も残すところあと1週間。
一応、自分の中では今年最後の劇場鑑賞と思いながら「キック・アス」を観に行ってきました。

「キック・アス」は、アメコミに出てくるようなスーパーヒーローに憧れるオタク高校生を主人公にしたアクション・コメディなんだけど、米国でもヒットして話題になった作品ながら日本での公開は全国4館からスタート。
大阪ではテアトル梅田でしかやってなかったので、いつものテリトリーから少し足をのばして行ってきました。

テアトル梅田は当日券しか扱っていない劇場なので、今日は朝一も少し早めから出撃。
9時50分の回が目標だったけど、当地についたのは上映1時間前。
その時点で2人が列んでいました。
おぉ…、熱心な方々だ。

「列んでいました」、というのも映画館の開館自体は9時半からなので入り口の前…外に列ぶしかない。
これが普段ネット予約でチケットを取る俺にとってはキツくて、いつもこの劇場に来るのをためらってしまう理由。
冬場は特にね…。
でもテアトル梅田は良いミニシアター作品やアニメ映画をかけてくれるので、それ目当てについつい来てしまうんですなー。

さてそんな感じで寒風吹きすさぶ中、ガタガタ震えて待つこと30分強。
開場直前には数十人が列をなし、いざ中にはいるとあっという間に満席。(立ち見もいたか?)
現時点で、大阪どころか関西で1館しか上映していないだけあって、さすがの活況ぶりです。

で、映画はどうだったのか。

結論はすごく面白かった!
細かい感想はホームペ-ジの方に書いたけど、この一年の劇場鑑賞を締めくくるに相応しい出来映えの作品でした。

バイオレンス描写に関しては米国のスタジオも二の足を踏み、結局監督自ら制作費を集めてインデペンデント映画として制作されたとのことだけど、こだわって作られたことがよく分かる作品でした。
たしかに小学生の少女ヒーローが大人を殺戮するというのは倫理的にどうか?と感じる部分もあるだろうけど、それはこの映画がヒーローをメタ的な目線で見ているこの映画のテーマそのものだと思うし、俺はこれくらいやってくれなくちゃイカンと思う。
そういう意味でやりきってくれたし、その上でティーン向けコメディとしてもアクション映画としても成立させている。
実に完成度の高い脚本だと思いました。
そりゃ芸術性とか高尚さからは遠いところにいるだろうけど、映画としての面白さが抜群なのです。

アメコミヒーローというジャンルを外から見つめ直したという点で、最近の作品ではシリアスドラマとして描いた「ダークナイト」、哲学性から攻めた「ウォッチメン」があるけど、この映画はコメディからアプローチして見事に成功していると思う次第です。

(参考)
『キック・アス』異例の大ヒットで公開館数追加」(映画.com
『キックアス』を全国同時公開出来ない理由」(Togetter)
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