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映画好き、円柱野郎のブログです

「セレブレーション! ミッキーマウス」を観ました

2018年11月24日 17時03分22秒 | 映画(一言感想)
セレブレーション! ミッキーマウス [Blu-ray]

ミッキーマウスのスクリーンデビュー90周年を記念して初毎されたブルーレイ、「セレブレーション! ミッキーマウス」を買ったのでさっそく観てみました。
1928年公開のデビュー作「蒸気船ウィリー」から、2013年公開「ミッキーのミニー救出大作戦」の13本が収録されているけど、そのうち12本は初のブルーレイ収録とのこと。
クラシック短編はなかなか観る機会もないし、資料的な部分でも気になりますよね。

短編映画についてはその感想をホームページにも書かない方針にしているのだけど、今回はTwitterに一言感想を挙げていたのでせっかくだしブログにまとめて記録しておこうと思います。

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「蒸気船ウィリー」(1928年)を通しで観たの初めてかもしれん。
有名な冒頭だけは知っていたけど、後半もけっこうあったんですな。
音に合わせて絵が動くというすごさは、今の人間には実感が難しい。

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「ミッキーの大演奏会」(1935年)、しっちゃかめっちゃかな演奏の様子はいかにもカートゥーンという感じだけど、動かしまくってるのがさすが。
それにしてもテクニカラーの色鮮やかさがすんげえ。
1935年の映画かあ。
「風と共に去りぬ」を観た時も思ったけど、テクニカラーで撮られていたおかげで、70年〜80年を過ぎても撮られた当時の色が褪せずに記録されてるのは素晴らしいね。

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「ミッキーの夢物語」(1936年)は「鏡の国のアリス」が原案か。
1936年の映画だからディズニーの「ふしぎの国のアリス」の15年前だね。
手袋が人の様に動き回る様子は「ファンタジア」の箒を思い出した。

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「ミッキーのライバル大騒動」(1936年)、モーティマーて誰だw
と思ったら昔の短編でこのキャラが出てくるのってこの映画だけなのか。
最近のテレビシリーズでは出たりしてるの?
俺このキャラ知らんかったわ。

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「ミッキーの造船技師」(1938年)、完全にスラップスティックコメディだね。
船を作るというワクワク感がいいし、建造の手軽さの裏返しとなるオチまでのテンポもいい。
描写もアニメならではだしね。
それにしてもグーフィーって惚れっぽいんですなw

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「ミッキーの移動住宅」(1938年)、トレーラーハウスというか、からくり屋敷の風情。
ミッキー…食べ物を足蹴にするじゃありません(苦笑)
とうもころしをタイプライターに見立てて食べるシーンなんかは今の子どにゃわかるまいが、当時ならではの描写だね。
崖で柵を使って避けるシーンは意表を突かれて笑ったw

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「ミッキーの巨人退治」(1938年)、勘違い巻き込まれコメディの典型で始まる時代物。
巨人の巨大感はなかなか。
あと巨人の吸うタバコが紙巻きなところに時代を感じるなあ、というか今のディズニーならタバコ自体出てこなさそう。
退治というよりガリバー的な感じに捕えておしまいというのは平和だね。

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「ミッキーの船長さん」(1940年)、白目付きのミッキーになったね。
意思を持つかのような船の機関室とグーフィー&ドナルドのドタバタがメイン。
というか、グーフィーよ「ガスが漏れてる」と自分で言いながらマッチを擦るなw
最後はベタなオチだけどそれがいい。

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「ミッキーのつむじ風」(1941年)、ミッキーがミニーの家の庭掃除中に意思を持ったかのようなつむじ風が現れて…という擬人化した無生物との対決モノ。
"親"つむじ風が出てからの描写が真骨頂ですな。
ちょっとミッキーは気の毒かもw
ところでミニーが最初に窓際にケーキを置いたのは何故?
冷ますため?

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「ミッキーの誕生日」(1942年)、タイトル通りの内容だけど、ケーキ作りでてんやわんやしているグーフィーの様子を楽しむ作品ですな。
ドナルドをはじめ、ダンスをしているキャラの腰のキレはフルアニメーションならではって感じか。

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「プルートの誕生祝」(1952年)、1950年代の作品なので戦前の作品と比べるとちょっと絵柄が変わったかも。
ケーキを食べたいプルートが、なかなか食べれずに振り回される姿を描いたコメディですな。
ちっさいミッキーみたいな子供がたくさん出てくるけど、これってミッキーの子供ってことじゃなくて近所の子供か。

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「ミッキーの魚釣り」(1953年)、プルートvs貝が話つかみだけど、メインはミッキー&プルートvsカモメで、結局カモメの方が一枚上手。
ドタバタ劇には違いないけど、個人的にはこの50年代の短編より戦前の方がハチャメチャで楽しかったかな。

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最後は「ミッキーのミニー救出大作戦」(2013年)、クラシック短編へのオマージュの体裁をとった最近の作品ですね。
スクリーンの中と手前を1つの舞台に見立てた 3D映画なので、2Dより3Dで観てこそ最大に楽しめる。
内容はモノクロ時代のドタバタと現代のCGを演出面で上手く使い分けていて結構好きです。

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上の感想にも書いたけど、1930年代の作品の色鮮やかさや動画の質の高さはすごいわ。

ディズニー作品では1940年の「ファンタジア」の有名なエピソードで、フィリピンで接収した「ファンタジア」を観た軍関係者や映画制作関係者が「こんな映画を作る国には勝てない」と衝撃を受けた、なんて話があるけど、30年代からこのレベルで作品を作ってたんだから、当時のディズニーはやっぱりすごいと思う。
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