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映画好き、円柱野郎のブログです

2012年6月6日 金星日面通過

2012年06月06日 23時54分07秒 | 日々雑記
今日は金星が太陽の前を横切る世紀の天体ショー、金星日面通過の日です!

今回を見逃すと、次に起きるのは105年後の2117年12月なので、俺が137歳の年…?
もう絶対に自分で観測することはできませんw
(ちなみにギネスブックに認定されている最長寿の人は122歳…やはり無理だ。)

今回は朝の7時10分ごろから金星が太陽に接触し、13時50分ごろまでのおよそ6時間半をかけて太陽面を通過します。
というわけで朝起きてから早速接触開始の瞬間を撮影しようと気合を入れていたのだけど…。



見事に曇っていました…。

でも天気予報では次第に晴れてくるということだったし、通過時間も6時間以上と長いので、接触は撮影できなかったけどどこかのタイミングで通過は撮れるだろうと気持ちを切り替えるしかない。

そして待つこと一時間半。
ようやく邪魔な雲はどこかへ流れていき、見事な撮影日和と相成った次第。
今回も設定はISO160、絞りf/5.6で固定して、シャッタースピードを調整しながら撮影してみました。


露出時間 1/3200秒

8時40分ごろの様子をピクセル等倍でトリミングした写真です。
ハッキリと金星が太陽の前に浮かんでいます。
…感動です。
見た目には点にしか見えないけど、直径約1万2000km、質量は地球の約80%、地球からの距離が約4100万km。
とんでもないスケールのものなんですよね。
なんせ星なのでw
(参考:地球から太陽までの距離は約1.5億km)


そして通過開始からおよそ3時間15分後。
10時半ごろに食の最大になりました。


露出時間 1/2000秒

これが地球から見て金星が一番太陽の中心に近いところを通過している瞬間ですね。
この時点では太陽高度が70度ほどになっているので、撮影が大変。



もうほぼ真上なので、フレームに収めようとカメラを向けると、液晶を見る体勢が疲れますw
バリアングルの機種ならこんな苦労もあるまいに。


本来はこの後、通過が終わるまで撮影を続けるつもりだったのだけど、運悪く仕事がいろいろ立て込んできて、午後から出社しないといけないことに。
ということで泣く泣くカメラの片づけを開始しました。

まあ晴れた上に食の最大までは撮れたのだから、今回は十分ラッキーだったと思っています。

天体ショーの当たり年と言われる2012年。
次の大きなイベントは8月14日の金星食(月による金星の掩蔽)ですかね。
金星食は1989年12月2日以来23年ぶりの事象です。
今回見逃してしまうと、次回は51年後の2063年5月31日。

これも生きているうちに次が見られるか分かりませんねw
コメント
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