「風が吹くとき」を買いました

核・放射能の恐ろしさを描いた作品の中で、個人的には最高傑作の部類と思っている英国のアニメーション映画、「風が吹くとき」。
昔は８月頃になるとよく放送していたんだけど、最近（2000年以降？）は長らくTV放送もなく（あったのかもしれないけど気づかなかった）、DVDで市販もされてなかったけど、今日からデジタルリマスター版としてDVDで発売されました。
価格はAMAZONで2,953円。

だいぶ昔に旧掲示板でも書いた気がするけど、俺はこの映画を小学生くらいの時にTV放送で見て、すごく衝撃を受けた記憶があります。
あらすじはWikipediaあたりを参考にして欲しいけど、とにかく放射能に蝕まれゆく夫婦の姿がとても胸に突き刺さるんですわ。
その上、彼らが放射能の恐怖を知らないこと、そして「いつか救援が来る」と信じていること、そして夫婦愛を失わないことが、とても…とても…もの悲しい。

作品としての反核メッセージ性はかなり鋭いけど、日本で言うところの反核マンガである「はだしのゲン」とはまた違った印象かな。
「はだしのゲン」からは“作者の怒り”を感じ、「風が吹くとき」からは“作者の失望”を感じた様な気がする。

いずれにせよ、子供の時の俺に強烈なイメージを焼き付けた作品であるのは間違いないのです。
この発売を逃さず早速DVDを購入したんで、十数年ぶりに鑑賞させてもらおうと思いますわ。
日本語吹き替え版が、また良いんだよな…。


ちなみに明日、7月25日（土）の午後11:30～午前0:51にBS hiのアニメ映画劇場枠で久々にTV放送されます！
残念ながらオリジナル音声の字幕版だけど、良い作品なのでBSが観られる人は是非！