
こげも三尾川に帰るのは大好きです。車が着いたときから 4頭の犬が一斉に
吠えるのですから、自分がどこに来たのかわかるようです。特に、姫虎には飛んで
行って挨拶します。(そのように私たちには見えるのです)
「お母さん、帰ってきたよ~」 「こげかい!また大きくなったみたいやね」
「お母さん、そんなに逃げずに顔をちゃんと見てよ!」 「いや、ちょっと・・」
「怖くないって」 「お前、暑そうやん。父親似やの、その毛は」
とまぁ、お互いの匂いを確認しあっています。写真奥では エツが怒っています。
オス同士だからかこげを嫌っているようです、というより 嫁さん(姫虎)に若い
オスが来た・・・というように思っています。

「ほらほら、口の周りが汚れてるで。子供のときと変わらんの」
毛の色はこんなに違います。でも、ここで生まれる子犬はみんな鼻黒なんだって。
こげ、こんなに大きいからもう猟犬にはなれないね。

このとき、おじさんが帰って来ないのでもう帰ろうとこげに声をかけたときに
こげは腹ばいになったと思ったら 横になり動こうとしません。おとうさんや
おばあちゃんがリードを引いても立ち上がらず寝転んで、私達の言うことをきこう
としません。こんなことは初めてです。姫虎ともっといたいのか、大好きなおじさ
んに会ってないからか、それとも家よりずっと涼しい里山道場にまだまだいたいの
か・・・ストライキの様相でした。ちょっと かわいそうでしたが、おじさんたち
が帰ってきて おじさんに甘えて納得したようでした。また、行こうね。