こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

不思議な・・・

2017-05-27 05:30:00 | いろいろ
月曜日、こげの診察日でした。だいたい二週間ごとに田辺市の獣医さんに行くのだけど、今年になって

平日に通うことが多く そうなると私とこげの二人で一時間ちょいのドライブになります。

途中で おしっこタイムを設けて 再度走り出すのですが、今回はなんか不思議な・・・


まずは行きです。おしっこタイムの後 日置を過ぎて両側が山のところに来て、「?」左のガードレールの下に

丸い緑色のものが ポヨン、ポヨンと動いています。?と思ったのは それがゴム風船でしぼんでもいなくて

でも、上昇するガスを吹き込まれていず、人間が膨らませたもののように見えました。前方を走った車から

小さな子が誤って落としてしまったのだろう・・・と、その時はそう思っていたのですが、カーブを曲がって

直線になったところでも またも左側のガードレールのむこうに今度は紫色の風船・・・「こげ、風船が落ちてるけど

なんかおかしいね」とまた進んでいたら 三個目の風船・・・緑色です。走行妨害・・ではないけど なんか

運転中に、運転以外のことに神経がいってしまいそうになります。おこちゃまが 窓から次々と物を放り出すことに

無関心でいてはいけないと思うのですが・・・。それとも、前方で走る車がなにかイベント系の宣伝カーで、

この間の男オオカミさんのようなものなのか?と またカメラを向けるようなものなのかなぁと 思いながら走ったけれど

それ以後は 風船が見つかりませんでした。診察を終え、またこげと帰ります。帰りはおしっこタイムを設けず一気に

帰るのですが、天気も良く新しくできた高速道路を走る車も多いおかげで 国道はそれが苦手な車とか、カーブが多い

国道をすっ飛ばして走りたい迷惑なバイクがこの季節多く、そういや 行く時も後方から爆音で走ってきたバイクが

猛スピードで追い抜いて走り去ったと思ったら どこかでUターンしたのか 対向車線を走り去って行ったので

「こげ、いまのバイクさっきの爆音よね~。戻ってきたよ」と話しかけながら運転していたら また私の後方について

きています。一体 タイムトライアルでもやってんのかよ~と「レーサーになればいいのに」つぶやいてやりました。


上富田を出たあたりで 前の車は軽トラで荷台に灯油とか入れるポリ容器が十個以上(中に油類が入っているのかわからないけど)

積まれていて 車体には「危」のマークを表示し、消火器も積んでいます。安全速度より少し遅いので 仕方ないかな・・と

思いながらあとをついていったのですが、 右手に湾があり左手に民家の集落というところに差し掛かって、前方から大型バイク。

朝に見たバイクかと思ったけど 服装が違うしスピードもそう出していないなぁ・・・と思っていたところ、軽トラとすれ違い

かけたとき いきなり「パンッ!」と弾ける破裂音・・・もうびっくりして ブレーキ踏みました。こげも 後ろで滑っている

音がしました。みれば バイクの運転手も 自分のタイヤに異常があったのか下を向き異常もなさそうなので走り去っていきました。

私も「パンク?でもないよね ふらつかないし 違和感ないし」と走り続けました。軽トラにも異常がないようで あれは

いったいなんだったんだろうと・・まるで風船が割れたような音?・・・ってここにも あの風船が落ちてたの?この強い日差しで

自然と割れた?・・・もしかしたらそんな感じかな・・と、自分で上手い具合に解答をみつけて納得していました。

ところが、です。国道を走る車が 私と軽トラだけになって順調に走っていたときに、いきなりトンネルの前でまたもや「パンッ!」と

一発。まさか 猟友会の鉄砲?近くの山で有害駆除?そう思いながらトンネルに入って出たときに「パンッパンッパンッパン!!」と

立て続けに音がして もうブレーキを踏むどころか「もしかして 狙撃されてる?!こげ なんなん?なんか撃ってきてるわけ?」と

そういや この辺に風船落ちていた・・私が朝見たときは三個だったけど 実は草の茂みにもっとばらまかれていたのか?

この二台しか走っていないんだから 軽トラか私の車に嫌がらせ?こんな知らない土地でわたしゃ誰にもケンカ売ってないよぅ~と

返事をくれないこげに叫びながら 次のトンネルに入ったときに六発目の「パンッ」・・・もうこれでわかった。軽トラになんらかの

異常があるんだ。トンネルには私たちしかいないんだから 横から撃ってくるわけないし、原因はあんたやろ!!とこの破裂音を出しながら

どこからきたのか、どこにいこうとしてるのか、危険物積んでいるならガソリンスタンド関連だろ、車の異常わからんのかぁ~と

文句を言いながらも、なんでや!午前中の風船が落ちていたところと合致して・・・。前方を行く軽トラは国道から日置の町に入って

いきました。あぁこれで 安心して家まで帰れる・・わ!と また走っていたのです。が、・・・

もうお昼のチャイムが鳴りそうな時でした。すさみのトンネルを出たときに その先のカーブの向こうから 雑木を伐ったのか

大きめのトラックの荷台には合板板で囲って 伐採した枝木が見えましたが、このクネクネしたカーブをかなりのスピードで

やってきます。その後にもう一台、同じような仕様でその車も枝木を積んでいます。私とすれ違ったころ、チャイムが鳴りはじめた

ので 作業員さんたちもお昼の休みに入るから スピード出して走って行ったんやな・・と すさみ漁港前に来たとき、対向車線に

幅一メートル四方くらいの 枝木が・・「落ちてる」・・・踏まれもせず 枝の形そのままだから 当然 先の二台のトラックの

たぶん後方の車から落下したのでしょう・・・しかし、これだけの大きさの枝が落ちたら気がつかへん?いったいどこの業者?

まぁ、ここは交通量も多いから 誰かが片付けてくれるんだろうけど・・・まったく なんできょうはこんな変なことに遭遇するんじゃろ?

なぁこげ・・・・と言いながら家に向かったのでした。あの、風船・・・なんだったんだろう・・・
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こげおさん?

2017-05-22 05:30:00 | 愛犬 こげ
先々週の土曜日だったか、日曜日だったか 朝から買い出しに出かけたときのことです。

その日は 小雨が時々ぱらついて曇り空だった。おとうさんの運転で国道を走っていた時に

前方から何か、車だけど 車の雰囲気が感じられないくせに 堂々と一般の車に交じって何かが

走ってきているのを感じたんです。その気配の前に 大型のライトバンが走っていたので その車が

私たちの車の横を通過し、対向車線の前方が開けて ワタシはその車らしきものを見て「何?あれ!」と

言いつつ、その後の言葉が出る前に そのモノも横を通過し去ってしまっていました。

「見た?いまの」とおとうさんに言っても「見たけど 見たようなちゃんと見てないような」と

曖昧に言うので、「あれはなに? 来ている(前から走ってきているのがわかっていればの意)なら

カメラを構えたのになぁ・・」と私。要は なにか着ぐるみを着たものが 最近都会で走って 問題になっている

マリオカートのようなものに乗り、走り去って行ったわけです。一瞬のすれ違いで その全貌を見極めようとするのは

何台もの車に挟まれているから 瞬時には難しい・・・気がする。そのうえ 運転者がなんか人間だったか(キャラが)

それもその時はわかりませんでした。

地元のスーパーで買い物をして駐車場から国道を見たら なんと またその車が走っています。さっきとは逆方向に。

「また走っている」と言いながら 今回は横から見るのでだいたいのシュチュエーションがわかった。

マリオカートのようなカートに乗っているし、スピードも普通の車と同じくらいに出ているようで まさにニンテンドーの

ゲームマリオカートです。私は あのゲームは とても下手でいつも子供たちに負かされ、というか子供たちの練習台にされ

しまいには現代の老人の逆走よろしく ず~っと逆走していたら しまいに子供たちには見向きもされず不参加を余儀なくされてしまった。

それは 古座の方向に走っていったのでもう見られないなぁ、おもしろかったのに・・・と言いつつ、ローソンに寄ったところ

なぜかその車が戻ってきたうえ、私のいるローソンの駐車場に入ってきた。「ええ!おとうさん、あの人たちローソンに来た!」

と、私は喜び いくらなんでもその被り物で店内に入ったら、これはちょっと覆面強盗になりかねないやん!!

そうしたら、そのマリカの前方を走っている車、そういや大型のライトバンが同行しているのかと気がつき、下りて来た人と何やら

身振り手振りで話している・・たぶん 何か欲しいものは?とかそんなことだろうけど 駐車場で待つようだ。私はさっきカメラを

用意していたので「写真がヒジョーに撮りたい!」と思いながらも 「ここで撮るのは、それよりこの人?に声掛けるのがめちゃ恥ずかしいやん」と

心で葛藤していたのです。しかし、この人は ローソンから出てきた小さな女の子に小さく手を振ったのだ。連れていたお父さんが女の子に

何やら教えていたけど、子供の顔は嬉しいよりも ひきつって おどおどし 目線を合わすのを避けているようだった。なぁんだ、もしかして

断りを入れたら写させてくれるかも・・・と 、私は思いきって「あの写真撮ってもいいですか?」と聞いた。日本語で聞いた。

もしかして なにか別の言葉で言う方がよかったのかもしれないし、身振り手振りでジェスチャーでもしたほうがわかりやすかったかもしれないが、

意外と(案の定)返事の言葉はなく 黙って頷いてくれた。おまけに ポーズを決めてくれたんだが・・・

って、あなたは何者だったの?



おとうさんと「あれは オオカミ?」ということで話したんだけど。大昔の人気アニメ『ドラゴンボール』で孫悟空がまだ子供の時に

天下一武道会に出場した時に 男オオカミという出場者がいた。普通は 満月を見たら狼男に変身するんだけど、その人は満月になると

人間に変身するというやつを私は思いだした。ドラゴンボールも どれだけ子供たちに付き合わされて ビデオに撮って何十回見たこと

やら・・・。その男オオカミにまさに近い!! マリカは隣の西向地区にあるパチンコ店の宣伝写真を使っている。(笑)よくわからない

んだけど、このパチンコ トマト のキャラが なんか筋肉ブイブイで それがなんでパチンコ?といつも思うんだけど。トマトの被り物を

したキャラつながりってことなんだろうか・・・見ていて 暑苦しいんだけど。

とにかくグッジョブまでしてくれたうえ 「ありがとうございます」と言ったら無言で同じように頭を下げたので 日本語のわかる

男オオカミなんでしょうが・・・ こげに似てるから まぁ いい人なんでしょうね。ちなみに このマリカ 名古屋ナンバーでした。

公道で走るときは マリオカートと呼ばれているマニアは ポールを立てて走るらしい。まったく何が流行るかわからない時代です。

次に 男オオカミさんが増殖していたら・・・楽しいなぁ。国道を走っているときに 観察したんだけど、走行中 おとこオオカミさんは

しきりに片手を ラッパーみたいにフリフリしていた。思うに そうでもしていないと 非常にコッパズカシイものね。もしくは

イヤホンしてラップでも聞いているのかもしれません。ノリノリで走行しながら パチンコ店のあるところから串本のセイムズ(旧モリヤマ)

あたりを往復しているのでは・・・カートに書かれている看板を見る間もなく走り去っているんだろうなと思ったのでした。

こげに似た こげおさん、お元気で。あのあと 雨が降ってきたら 終了だったのかなぁ
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4000日

2017-05-14 05:30:00 | いろいろ
本日、14日でブログ開設4000日だそうです。

ひょぇ~ いつの間にやら そんな時間が経っていたとは更新しているワタクシですら アッと驚く事態です。

11年目ってこと?いやぁ その半分はウキウキでしたが 後半の五年はもう人に言えない ドツボなことが続きまくって

人生いろいろ・・・と思ってはいても 人間いいことばかりが続かない(私の場合は いいことなんて思い起こせないくらい

希少価値なものだが)、これが生きるってことなんでしょう。あとどれくらい書いていくのか ぼんくらさんのように

10年を区切りに閉めるってことも頭にあったけど、どっこいここまで来てしまった・・・このぶんだと、終了の時を迎えるのは

書いている以上に 苦慮するんじゃないかと そう思うだけで心臓がドキドキする・・・


タイトルが≪こげの耳に★ねんぶつ★≫というのに 最近はこげの話題が少ない。

こげさんは 最近よく眠る。朝起きてからご飯を食べて 二度寝、ときには三度寝をしているときがあり いよいよ高齢犬と

なってしまったような、寂しい気になります。寝息も 人並みに「スースー」とたてて 体型も人々に「太ったね」と

毎回言われるようになってしまいました。

体調は あまりよくありません。元気だけど 血液検査をすると 肝臓の数値が異常に高く そのせいで狂犬病予防注射も

年に一度のワクチン接種も 打つことができません。おまけに 夏前に毛のカットをしたいのに 先生から急変するかもしれないので

やめておいてください・・と言われているので、カットばさみを買ってきて不器用な私がお尻周りとか 足のすね毛っぽところや

おなかのあたりをカットしています。如何せん こげ自身は いやなのでしょう、すぐに座ってしまったり 横になるので

片身、片身のカッティングになっています(笑)

くわえて 尿検査でも投薬が続いているので普通の犬以上に 水を飲みすぎて毎日 飲んだ水の量を計って 受診ごとに提出です。

最近、一日2000cc前後になってきたのは じつは 先生には言ってはないけど タケノコとミカンの影響ではないかと・・・。



今年の 初掘りタケノコ。先月16日です。おばあちゃんと頑張って掘ったのです。今年は 全国的に不作年だということはニュースで

見るまで知らなかったのですが、うちの竹やぶでもなかなか出てこず、掘るのは苦だけど 出ないとまた心配になる・・

幸い、この時はサルにもまだ見つかっておらず 綺麗なタケノコを収穫できました。こげは なぜかタケノコが好きです。

たぶん 犬的には食べるのはあまりいいことではないと思うけど、掘って一輪車に積んで戻ってくると もう一輪車の前を飛び跳ねて

おねだりです。最初は ヌカで茹でて先のほうの姫皮の部分をむいたのをあげていたんでけど、今年は生のタケノコを欲しがるのです。

根っこの部分を切り出したものを おばあちゃんから奪うように持って行っては ガリガリと・・・



面白半分に食べさせたのは私たちだけど お腹を壊したり 吐いたりはしないのでなにか体が欲しているのかもしれません。



かまどを作って 釜茹でしますが 窯のまま冷めるまで置いておき、冷めたら水洗いをして 大きな樽に水を張って浸けておき

友人知人、親戚に配ります。おばあちゃんが水につけたタケノコをお友達に持って行こうとしたところ、前の晩に二本あったのが

一本しかありません。どうやら 夜、こげが一本失敬して食べたということが判明し・・・あきれるやら。ヌカでじっくり茹でた

タケノコは甘味があるんでしょうか・・その後、樽の周りにはメッシュ網を張り、ふたの上に重しをして警戒をしたわけです(笑)


                   4月18日 数が増えてきました。


                   4月20日 この頃は 人間の体力に限界が・・・

この日だったか、掘り終えて竹やぶから降りてきたときに 上の竹にサルがやって来ていて 渡って行きました、デ、デカい。

連休中も ひたすらタケノコを掘っては茹でて 近所に配って回り・・最終日には42本だったか・・・。おじいちゃんが肥料を

あげていた頃とは違い、なんにもしないものだからタケノコが小さくなっているようだとおばあちゃんは言うけど、これを

後世の私たちに任されてもなぁ・・・竹やぶが枯れていくことが一番いいんじゃないかと内心思っています。

おばあちゃんが 茹でることができなくなると いくら掘ってもおばあちゃんのように上手に茹でるのは わたしゃできへん!と

強く思うのです。
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生きる力

2017-05-08 05:30:00 | 我が家
長いGWも やっとこさ終了。今年も 子供たちは帰省せず 残された私たちは連休前から恒例の

タケノコ掘りに邁進し 茹でては知り合いに配って回る・・そんな日を過ごしていました。

おとうさんは 連休関係なしの仕事で、おばあちゃんとタケノコを隔日のペースで掘ることを続けていたけど

それも終盤になり 4日の日はお休みに。というのも おばあちゃんのおじさんにあたる人が 息子夫婦に連れられて

大阪から帰省するので 会いに行くことになっていました。私からすれば 大叔父になるんでしょうか・・。

しかし、不思議でしょ。高齢のおばあちゃんのおじさんにあたる人がご存命というのは・・・。おまけに

おばあちゃんからすれば 一才違いののおばさんもいる・・という。つまり、おばあちゃんの母親が 今回帰省した

おじさんの姉になる・・ということで。昔の女性は兄弟姉妹も多く、年若くして嫁して 子供を産んだので

おじさんと言っても 10歳ほどの年の差ということです。昭和初期の生まれなら 大いにありえるけど、

昭和時代の中頃生まれである私たちは 兄弟姉妹の数が断然少ないから そんな年の近いおじおばはまぁ見当たらない

ような気がします。おじさんは 9月に97歳になるというのだけど、 血行も良く 手なんかふっくらして

耳は遠くなってはいるけど、記憶も昔のことは鮮明に覚えているけど、それでも一度脳出血を起こしたことがあるなんて

それも なんの後遺症も残らず よく食べる、デイサービスにも行って大きな声でカラオケを楽しむ、見ていて

とても気持ちがいいのだ。最初は 私たちを見ても ニコニコしておじさんからは声をかけてはこなかったけど、

お嫁さんが 伝えた途端「あ~」と声を出して 笑顔が素敵だったので 思わず手を差し出して 三人で握手というか

手を取り合ったのだ。串本町を離れて何年もたち、自分の生家に戻っておじさんもより元気になったみたいで 

私が知っていた頃よりも 朗らかで このまま百歳まで行けそうやん・・と思ったのでした。

息子さんが少し支えるだけで 自力歩行もできるし そのパワーはいったいどこから湧きだすんだろう・・と

おじさんが言うには これまでいろんな大変な目に合ってきたと(戦争とか 農作業中のケガとか)。

思わず笑ってしまったのが おじさんが言うには トイレで生まれ落ちたとか・・・ほんとか?と思ったんだけど

昔のポットン便所でお母さんが おじさんを産んで落としてしまって、 いやぁその時点で 十分運がついたと

私は思ったんだけど、どうやってそこから救い出されたのか?汲み取りひしゃくでおとうさんがすくいだしたとか・・・

いくら 昔の話で 話に尾ひれ葉ひれがついても 実際なら へその緒ついてたんじゃないの?とか 何を力んでしまった

のか・・・疑問はいくらも湧いてくるんだけど こうして長命でいられるのは やはり長命な血筋なのかもしれません。

大叔父さんの元気で朗らかで 生きているという姿を見ていたら 亡くなったおじいちゃんを思い出し、せめて

この朗らかさがあったら 介護中でももっと笑いあって過ごせたんじゃないかとか 人間年をとるときは 少し堅苦しさを

脱ぎ捨てながら年齢を重ねていくほうが 自分も回りもゆとりがうまれてくるんだなぁと思ったのでした。

生きてきた時間に身についてしまった あれやこれやを脱いでいくのは相当大変だけど 大叔父さんを見ていてそう思ったのでした。

おばあちゃんの一つ違いのおばさんは 杖もつかずに歩きます。こちらも 元気な年齢よりも若く見える大叔母さんです。

どちらも 次は帰って来られるかわからないというので あぁ 写真を写してきたらよかったなぁと残念に思っています。

見ているだけで お二人から 力を貰ったようで 楽しいひと時でした。
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山に行く! ②

2017-05-01 05:30:00 | 我が家
あいだに スマホデビューの記事が入ってしまったけど、山に行った時のことはまだあったのです。

その次の週も 同じ山に行くことになったのですが、今回は≪山に行く ①≫の続きです。


少し早めのアンパンでの昼食をとり、おとうさんは車を停めたところまで取りに行きました。

残ったおばあちゃんと私は 車が置いているところに向かって歩きだした時に 後ろから軽トラックが

ゆるゆると追い越して行って 5メートルほど先の路肩に停めました。私たちは小声で「怪しいな」と

言って停めたなら下りるだろうと立ってみていたら、なかなか出てきません。やっと出てきたのは70歳は

過ぎているであろうつなぎを着た小柄なおっさんが出てきました。おばあちゃんは 何気なく山菜を探すふり

をしていたら、おっさんが手に火のついたタバコを持って近づいてきました。「何採ってるんな」と聞いてきたので

「山菜を探しに」と言いかけたら「まだ早いやろ、山菜は。」とおばあちゃんに話しかけるので私は その指先の

火のついたタバコが気になってしかたありません。ただの通りすがりの人のポイ捨てのタバコの火で山が丸焼けになること

が多いので、そりゃその人の山ではないから 焼けようがそう気にはならないだろうし、弁償することも全額とかは

してもらえないのだろう・・。ポイ捨てした後で山を下りたらだれの火の不始末かわからないものね。

おっさんの話では 見回りに来ている・・んだとか。私が不思議そうに「見回りってなんの?」と聞くと

「頼まれてな、シカの見回りや」となぜか得意そうに言うのだ。「ここもなぁ 周りをアミで囲っているけど

あちこち破られていて入り放題や」「途中の網も植林の時に紐で縛って出はいりできるようにしていたところが

開いたままになっていた」とおばあちゃんが言うと「それは人間や。わしが言うのは シカが網につのを引っかけて

くいっと首をひねったら ぴゃぴゃっと網は破ることができて そこから出はいりするんや」と。

「ところであんたらどっちからきたんや」と言われたので 下から上がってきたというと 車もないのに・・という感じで

見てきた。おばあちゃんもうさん臭さをぬぐえないので 「わたし等も 久しぶりに山を見回りに来たんや」と言いだした。

私はひぇ~正体を明かさんでもいいやろ・・・と思いながらも展開を聞いていた。おっさんが案の定「山ぁ?」と

聞き返してきたので「そう。ここの網を張っているところがうちの山やからの。めったに来れんから来てみたんや」と

言ったらおっさん「ここのぉ??この広い何十町歩もあるこの山の?わしゃ 何十年もここへ見回りに来るけど 山主に

会ったことはない」おばあちゃんが「私も主人から シカの見回りに来た人に会ったって聞いたことはない!」と言い放った。

おっさんは「この山の・・」と完全に 山奥で女二人のほら吹きに会ったというか目の前の二人が 古狸に見えたのか 首を

振っています。おっさんは気を取り直してか、ポーズなのかそばの斜面を上がって「おぉ、やっぱり夕べ シカが来たな」と

私たちに見えないところで大きな独り言を言っていた。戻ってきたおっさんのタバコは もう火傷しそうなくらいになっていたので

「おじさんも火の始末気をつけてよ」と私が言ったら「はいよ、山火事になるから ちゃんとこうして消すんや」と路上に落とし

足で踏みつけて消した。携帯灰皿とか持たないみたいね。おっさんは 聞きもしないのに若いときには 新宮の王子製紙の山を

みていたと言っていた。王子製紙って 若ボンが高級外車とか買って会社のお金を使い込んでいたとかじゃなかったっけ。

王子製紙って新宮に関連会社があったん?まぁ話の内容は 王子製紙の持っている山の管理をしていた。でやめて 今は

その口ぶりは 別の人が仕掛けたシカのわなを見て回っている・・んだとか。でも 罠にかかっていても 一人じゃどうも

できんでしょう、猟友会でもなさそうだし、くくりわな専門の人?おっさん一人で仕留めたり、というか魚と同様 弱った

獣はどうもできないし、もしや 他人のわなから獲物を頂戴する?・・・想像の域を超えないけど・・・

 そこに おとうさんがやってきたので おっさんはスタスタと行ってしまった。おとうさんに話したら「どうも怪しいな」

おばあちゃんがよくぞ 名乗らなかったのが安心だわ・・というか あっちはあっちでこっちを「怪しいやつら」と思ったに

違いない。私たちは 自分の山を歩いているのでそう後ろめたさはないのだけど 山仕事や猟師の人以外で見かけた人は

なぜか 「何しに来たんや?」という顔で100パー見てくる。「いやぁ こんな山の中に何しに来たの?」と聞きたい。

他人の山だけど最初は遠慮がちでも だんだん図々しくなって うちの山の雑木をバッサリ伐っているところもある。

雑木でも うちの木なんだけど。蜜桶を置くためとか 仏花で売るためとか・・・

怪しいおっさんはまた出会うこともあるのかもしれない・・と言いつつ、帰ることにしました。

帰ると言っても車に乗り込み さぁ~っと帰るのではなく 途中で山椒の木を見つけながら採集しながら帰るのです。

      
                     今度はゴンパチ(イタドリ)を探すおばあちゃん

山椒採りは終えて 家の周辺では少なくなったゴンパチを見つけてはしゃぐおばあちゃん。さっきのおっさんに コゴミというシダの一種を

教えてもらったのでそれも見つけたと言ってはポキポキと道端のゴンパチを折っている。



右がゴンパチ、ひだりがじつはコゴミじゃなくて ナチシダという デカくなるシダの新芽・・

 私が一番最後になってしまいながらも しつこく山椒の葉を探していたら 前方でおとうさんが路肩から下の斜面を上がって来るのが

見えたので、そんな半日陰のところに山椒が?と自分もその場所に行って探そうと思い「この辺やったな」と一歩踏み出して

「う、・・・・こ、これは ハビ?」



マムシだ!おっさんも言っていた。新宮の山にはハビはなかったけど、こっちに来たらハビが多い・・・って。

ひやぁ~ 気温が低いせいか(爬虫類にすれば)とぐろを巻いて なんか怒ってるみたい。おとうさんは気がつかなかったのか!!

私は もうここから山椒を探すどころではなく 「ひやぁ~、ひやぁ~」と道を走って下りたのでした。咬まれたら 血清を打たなくちゃ

死んでしまう・・と 子供心に「ハビ=死」というインプットがあるので怖くて仕方ない。山の小動物を食べるのだろうけど、こいつの

天敵はなんだろう・・イノシシとか?ならばしっかりイノシシに駆除を頼みたいものだ・・・

 帰宅し、収穫量を計ったら 今年は私が頑張ったのでトップでした。



いやぁ ハビのことが頭にないときにせっせと摘んだのが功を奏したんでしょうね。これが 先にハビを見ていたら もう手元足元に

余裕がなかったと思うわぁ



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