世の中はゴールデンウイークの真っただ中、飛び石連休にもかかわらず国内・海外に
飛び跳ねて出かけている。今年も 静かな我が家であります。
今朝、この二日朝の三時過ぎに目が覚め仕方がないから起きてご飯が炊けるまでに
家計簿をつけ、炊けたらお弁当を作り 一人で早めの朝食を食べながらテレビをみる
という代り映えのない作業をしていたとき、初めて聞くメロディーラインで小さく
「ゼスプリ・・・ゼスプリ・・」とあれ?ゼスプリって、ほら あの可愛いキウイの
二人?が毎回歌って踊るCMかな?とテレビに目をやり、釘付けになりました。
画面ではフェルトで作られた白い猫のお母さんとおぼしき女性が 私と同じように
早起きをしてお弁当を作っている。その姿も顔もどこか疲れているようだ。彼女の
両サイドにゴールデンキウイと緑のキウイが栄養があるんだ、キウイを入れよう、
みたいな歌を小声で歌っている。お弁当のおかずに困っている彼女は ハッと
気がついたようにスーパーにすっ飛んで行って 二つのキウイを手にし お弁当に
キウイを二つに切って入れた。二人のキウイのうしろには ブロッコリーやニンジン
リンゴなどの野菜軍団も現れ・・めでたしめでたしというゼスプリキウイのCMだった
見ていて 「あ~よかった」となぜか一安心する自分と、このCMはニッシンボーと
同じくらいに私の大好きなCM。企画変更など絶対してほしくない、と願うのだ。
こげがいる時から、それまで買い物に出かけるときに国道沿いで見かけるワンを飼っ
ているお宅に目が行っていたのだけど、「あぁきょうは外につながれているね」とか
「きょうも店先に出してもらってひなたぼっこしてるんだ」とたぶん、どちらも
こげよりは少し若いわんこを車の窓から見ていたのだけど、最初 コーギーを
飼っているお宅に「最近姿が見えないなぁ」と思うようになり、こげも散歩に
行けなくなってきていたので「高齢化かな」と。でも玄関横には犬小屋があり、なぜ
か、その小屋の屋根に二十枚くらいのタオルが積み上げられているので、なんでかな
動けなくなって介護用のタオルかなと思っていました。宅配のおねーさんが、こげの
姿がないね、という話をしていたときに「あそこの〇建設のわんちゃんがね、年を
とって目も見えなくてそこのばーちゃんが飼っているので、私が配達で行くと出てく
るけど、そんなりコテンとひっくり返ってしまって、そういう状況なんやで」と
教えてくれた。ばーちゃんも自身も高齢やから世話するのも大変やって言ってたわ」
と教えてくれた。その時、だから 小屋にもつながれず部屋の中で寝ているんだとお
もったのです。もう一軒の雑種のチロルは 交差点の近くのお宅で以前はお店を
していたので国道に面した店先の内側にいつも寝ていました。段ボールを敷いてもら
い、でも道行く人に吠えたりするし、信号で止まった車に向かって吠えたりする姿も
チロルという可愛い名前のおかげでか、みんなクスっと笑っていました。ガラス戸に
『猛犬注意』と貼られているのが私としては納得いかなかったけど(笑)そのチロル
も、あまり姿を見なくなって「きょうもいなかった」とおとうさんに言う日が続いて
いて、そうしてこげがいなくなってから、コーギーの犬小屋の積まれていたタオルが
片付けられていました。私は我が家でも 介護用のタオルを積んでいたし それらを
少しずつ一人で片付けていた頃でもあったので コーギーもあちらに走っていったの
かな・・と考えつつ、あぁ、でもあそこには黒まめ柴もいたような、どっちかな、と
可愛がっていたワンをなくしたおばーちゃんは大丈夫かな、と。そのあと、チロルの
お宅も変化がありました。敷かれていた段ボールは片付けられ、酒瓶ケースのうえに
ペット用マナーシーツが途中まで使われているような袋の上部は開いていて、我が家
でもそういう形で使っていたので、まだチロルは室内で寝たきりでいるんだと、考え
ていました。でも、ある日、そのマナーシーツの袋の上部がきれいに折りたたまれ
ガムテープで封印されて酒瓶ケースの上に置かれていました。それを見たとき、
チロルも走って行ったんだ・・と。途中まで使われたマナーシーツ、私もガムテープ
で封をし、どうしようか、これは・・・と思っていた時に、3.11東日本大震災の追悼
番組で 震災に備えるものとしてペット用のマナーシーツはトイレ用として使ったり
水を吸収するので打ち身などの冷やしに使えると言っていた。あぁ、こげのもので
役に立つものがあるんだ・・って思うとまだまだ傍にいてくれるみたいで、嬉しく
なったんです。
この間、久しぶりに草刈り機を使ったら 右足の付け根を痛めたようで歩き出しが
痛い。腰も相変わらずひゅんとして、十歩の距離でも小走りができない。先週には
一回り年上の人から「無理したらあかんで。今無理したら十年後弱ってくるで」と
違う場所で 計四人から言われてしまった。だいぶ無理して 私は動いているように
見られているようです。