こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

古座川で

2009-11-30 05:32:24 | 和歌山県


三尾川の光泉寺、八幡神社そしておばあちゃんにも飛来したコウノトリを見せよう

と古座に向かって走りました。こっちのコースは滅多に走らないのであまりイメー

ジがわきません。またゆっくりと来たいものです。こっちのほうには前にぼんくら

さんが記事にしていた後南朝遺跡があると思ったけど、ずっと先のようです

 途中の川向こうに大きな大きな岩がそびえていました。おばあちゃんに「あの岩

の名前は?」とたずねましたが「あれは・・なにやったかな」と思い出せないよう

でした。が、ガードレールのそばに『天柱岩』という看板がたっていました。

≪古座川王国≫という冊子には「『天柱岩』てんちゅうがん 一枚岩同様 古座川

沿いに雄大な姿でそそり立つ岩。別名、薬研岩とも呼ばれています。全く人工的な

手がくわえられておらず、大空に突き出るような形で垂直にそびえ立っています。

一枚岩の出来事で、魔物が退散してしまったおかげでその形が守られた岩です。」

と書かれています。う~ん、そうかぁ、この里に住む猟犬が襲いかかって魔物を

追い払ったおかげで傷もつかずに残ったのか・・・こげのご先祖様、幻の犬が守っ

たのね!!こげもなにかあったら私を守ってくれるかしらん・・・垂直にどれぐら

いの高さかわからないけど、あの頂上から下を覗きこむ勇気はないなぁ。



一枚岩まで来ました。この日は観光物産センターの駐車場には多くの車がとまって

いましたが、一枚岩の前の川原には人影はなくきっとセンター内でお茶でもしてい

るのでしょう。ここも「道の駅」となって駐車場も広くなり外のトイレも、感知セ

ンサーで電気が点くようになっていて省エネのようです。整備されるのはいいけど

風情をあまり変えないでほしいですね。



これは22日のコウノトリです。前日私たちが見たときは、小魚を捕まえるのに

四苦八苦でしたが、学習したのか羽を羽ばたかせたりせず静かに立って小魚を狙っ

ていました。一度羽ばたいて場所を移動しましたがその時携帯をいじっていたので

撮影できませんでしたが、ちゃんと双眼鏡を持っていたので前日よりははっきりと

見ることができ、おばあちゃんも「おおお~」と感激していました。でも、その昔

姉が生まれたという連絡で父親が汽車で和深に向かっていたところ、どこかのたん

ぼに鶴が数羽降りていたそうだ。それで、父親は名前を考えていたのに鶴という字

を入れた名前に変更したそうだ。それはたぶんナベヅルではないかということだけ

ど、昔はこのあたりにも鶴というものが来ていた・・んだ。調べてみたらナベヅル

は鹿児島出水市あたりによくやってくるというから、姉の命名の元になったのが

ナベヅルかどうかは怪しいな。それより、それがコウノトリであったかもしれない

という私も、昔 川向こうの山のてっぺんに白くてお尻が黒い鶴のような大きな鳥

を見たことがある。当時は鶴=白黒だったので鶴だ!と喜んだのだけど、それも何

だったのかわからない。



     左、首をすくめたのがアオサギ 右 コウノトリ


     コウノトリが近寄ったので、首を伸ばして逃げたアオサギ







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八幡神社

2009-11-28 06:10:02 | 和歌山県


これがムクロジです。八幡神社の境内は掃き清められ黒い種は数個しか発見できず

ほとんどが黒い種をまだ中に入れたままの実ばかりでした。おばあちゃんはなぜか

実ばかり拾っていたようですが、私はまだ視力がいいのか黒い種のほうが目につい

て「これ?」と見せると「そうそうこれこれ」と、飴ちゃんの袋いっぱいに実を集

めていました。その一つを指で押したら中から、黒い種がつるんっとでてきて、

「これが羽根つきの羽根についたぁる黒いやつや」という。はぁはぁそうだ、子供

のときに羽子板を買ってもらって遊んだのだけど、どうやらそれは飾り用の羽子板

で表になんか着物を着せたきらびやかな女の子がついていた、それが飾り用だと気

づいたのは、もう少し年を重ねてからだった・・。あまり私がそれを羽子板だと思

って羽根つきをするもんで、父親がただの板に絵を描いた羽根つき用の羽子板を買

ってきた・・・ような記憶もある。そのどちらにもこの黒い種にきれいな羽根がつ

いた、バドミントンでいうシャトルコックがあった。

 意外とそれは板に当ると、カチカチっと高音を発して子供ながら「この黒い部分

はいったい、何でできているんやろ?」と思ったもんだ。この種だったのか!!

この二つはいびつな形なので羽根つきには使えないな。

検索してみたらなんと、ムクロジ、洗剤として昔は使われていたそうだ。自然派洗

剤なんだ。おばあちゃんに確認したら洗剤として使った記憶は無いけど、水に浸け

てこすったら泡がでた・・と話してくれた。ヤシノミ洗剤みたいな感じかな?

インターネットではムクロジを潰して粉末洗剤として販売している会社もあった。

エコで手指に優しいのなら、これからの季節、指先が荒れる私には嬉しいものだが

粉末にして製品化したら、かなりのムクロジが必要になってきてあちこちの黒い実

がなくなったら、それもつまらないなぁと思うのだ。

ムクロジ



これが八幡神社だけど、ムクロジ拾いに夢中になって本殿の周りを散策せず、写真

もこの一枚しか撮影していませんでした。でもこの神社には思い出があります。

小学低学年だった時に母親に連れられて、三尾川の秋祭りでここに来たら餅まきが

始まり運よく白い鏡もちが目の前に転がってきて、手を伸ばそうとしたときに

まさに子供心に「マンガのような人」と思うくらいのおばさんがすごい形相で飛ん

できてその鏡もちをひったくっていったのだ。その時初めて私は ボーゼン とい

うことを体験したんだな。


            こんな感じのオバサンでした


後日、この境内は落ち葉やムクロジがたくさん落ちると 近所のお年寄りが寄って

掃除して焼くということを聞きました。私の叔母さんも参加しているようです。

きっと子供の頃のことやなんかを喋りながらするんでしょうね。ちなみに光泉寺で

は、私たちが行った次の日『イチョウ祭り』があったそうで、そのニュース映像で

はイチョウの葉が雨のように降っていました。大人が三人でイチョウの幹を手を

伸ばして囲んでいたり、どうやら今週末が見頃のようだ。
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八幡神社前

2009-11-27 05:26:50 | 和歌山県
     
 
八幡神社の広場に車をとめて、おばあちゃんは境内、私達は離れて川を見下ろせる

場所に移動しました。以前は光泉寺に入る道のところでこの辺りのモミジを撮影し

たので、今回はその向こう岸にあたる場所に立っています。

一昨年対岸のモミジを撮影しましたが、それと比べるとまだ色が薄い感じです。

そのときは、触れる位置にモミジがあったけどこうしてはなれて見るのもいいです

こちらからも川に下りられるので下りてみようと思います。

下りる前に対岸のモミジを写してみました。色は真っ赤ではないけどこういう状態

のモミジも趣きがあります。



川の水はモミジが映りこんだのではなく、川底の石がコケで茶色になっているので

す。

足元の水たまりのモミジを撮影。川の水に濡れたモミジもこれまたきれいです。



こんなふうに川面に落ちて流れるさまを、紅葉川と呼ぶのでしょうか?久しぶりに

『虚子編 新歳時記』を繰ってモミジに関する季語を探していたら 紅葉川 とい

うのがありました。歳時記のなかでは、「秋」がいちばん風景をイメージできるの

で好きなんだけど、『柿紅葉』なんてもしかしたら意外とモミジぐらいにきれいな

んじゃないかな、と今年のよその家の柿の木を見て思うのだ。我が家の柿の木は

実も少なく、葉っぱなんて吹き飛んでないのでもっぱらよそんちの柿の木を鑑賞す

るのだ。ところで、このモミジが美しいので拾って帰ったんだけど、メモ帳に挟ん

で丸一日忘れてしまいました。慌てて取り出すとシワシワに乾いてしまったので、

お皿に水を張って一晩置いたらなんと元に戻っていました。ただ、色が少し抜けて

しまいました。いやぁ、なんか高野豆腐のように元にもどるのかぁ~と・・・。

 で、水量も少ないし川の石を足場に飛び渡ろうかな?とおとうさんに相談したら

丁寧にあの石を踏んで、その石に乗って着地・・とシュミレーションを立ててくれ

たんだけど、子供時代のように調子よく飛んで渡れないですね。最初の石の上で

躊躇したせいか、ずるっと足を滑らせてしまいました。靴裏を濡らすと、よけいに

次のジャンプが怖くなります。その後は半分ヤケクソになって飛びました。でも

渡って撮影するほどきれいなモミジはみつかりませんでした(とほほ)


              それがこの写真です





岸にもどって振り返り撮影。右のぼやけたのは階段の横の石垣で、同じ場所の紅葉

を上が紅葉モード、下がオート撮影。こうして見るとテレビで映し出される紅葉は

紅葉モードで撮影したようなふうに見えるのは私だけ?(異常に赤い、黄色いって

思うのは私だけ・・・?)
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八幡神社へ

2009-11-26 05:46:37 | 和歌山県


境内から前方の山を大イチョウの枝をとおして見てみました。薄曇のせいか、青空

よりも落ち着いた感じに思えました。ここで、こうたなびく薄煙があれば初冬の雰

囲気あるのになぁ・・・と思っていたところ煙が・・・立ちのぼってきました。



でもこれは下の道路わきで男性数人が小屋らしきところから焼けるものを、持って

出てきてはたんぼの横に置いたドラム缶で焼いている煙で、帰り際に見るとなにか

石油系のものも焼いたのか、黒い煙に変わっていました。このあたりでも個人宅で

のゴミ焼却に規制を設けたようで、叔母さんの知り合いが雑木の焼却をしようとし

たら≪野焼き禁止≫ということを言われ、焼きたいけど苦にしている・・・と言っ

ていました。たしか私の住む地区でも十年くらい前にダイオキシン発生するから、

≪野焼き禁止≫なるものが発布(大げさかな)されました。当時たんぼをつくって

いたので、田の草刈りのあと焼けないのか!とも思ったり、畑の雑草も焼けないの

か!とか区のほうで何が≪野焼き≫なのかという定義も説明もなくそのうち、みん

な普通に草木や紙類は今までどおり個人で焼くようになりました。≪野焼き≫は

きっとタイヤとか石油系のものだと今では私は理解してそれ以外のものは、家で焼

却しています。その人も役場とかで確認するとか、明確に雑木だけを焼けばいいと

思うのです。お年寄りの女性なら焼却場に運んで行くのは無理だし、黒い煙がでな

いものを焼いてもいいと思う・・・んだけど。最近はダイオキシンの話なんて聞か

なくなったなぁ。


               銀杏がひと房

老姉妹が「銀杏がある」教えてくれたので地面をみてもありません。なぜかひと房

ぶら下がって「これは古ぼけているから昨年の?」「そんなことはないで」「でも

ほかの枝には一つもないし落ちても無いよ」「ほんまやなぁ」「銀杏は葉っぱより

先に生るの?」「どうなんやろ」なんか女3人で訳のわからない話になってしまい

ました。

そろそろ帰ることになり、階段を下りはじめたところモミジを見つけました。とい

か光泉寺ではたぶんこのモミジしかみられない。


      紅葉モードで撮影、目に痛いような赤です

が、じつは全体はこんな感じでした。最初は頂上の撮影でした。



叔母さんにお礼を言って帰ろうとしたら、おばあちゃんが「お宮さんに寄って。

ムクロジを拾いたい」と言います。三尾川のお宮さんは光泉寺の手前にあるので、

寄るのも苦にはなりません。でも、ムクロジってなに?
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光泉寺へ ②

2009-11-25 05:35:22 | 和歌山県


大イチョウの枝には隙間がないくらい葉っぱがついているけど、地面にもそれなり

に落ち葉になって積もっています。お寺の人がきれいに掃いても次々と散るので、

そりゃ大変やろね。中学校の時に校舎の裏のテニスコートにイチョウの木があった

けど、あの木はどうなったのかなぁ、あれはこんなに大きくなかったけど。

叔母さんが「保育園児が園外保育でやってきて、掃き集めた葉っぱで遊んだりす

るんやで」と一人で住む叔母さんにとっては、お寺からの子供の声が楽しみでもあ

るようです。きっと(たぶん)少人数なんだろうけどここまでの道を、わいわいい

いながらやって来る園児の声を聞きつけて、近所のお年寄りがお寺に集まってくる

んだろうな・・・と想像します。



大イチョウの隣には少し、形の違う墓石が並んでいます。気持ちとしてはお墓の

写真を撮るのは気持ち悪いのだけど、これはどうやらご住職さんの墓石みたいなの

で大丈夫やね?おばあちゃんが言うには、和尚さんはこっちで奥さんはまた別に奥

さんたちだけで並んでいる・・らしい。この目で確認はしてないけど。だんだん冷

えてきました。

     

イチョウの気根を・・こうしてみると、まだまだ黄色くなる葉があります。

「あらまぁ~」という叔母さんの声に「何々?」と近寄ると「こんなところに、木

の肌にお金が挟まっている」「うそー、あ、でもここにも、いやぁここにも」と

2人で騒いでいると、おばあちゃんもやってきました。このイチョウの木肌はスル

スルツルツルしてなくて、カサブタのように浮き上がっています。そのすき間に

見に来た人が、10円、5円と挟みこんでいるのです。境内をよく見れば慰霊碑の

前の花筒のところにも、お賽銭のように小銭が置かれています。ちゃんと賽銭箱も

少々凝ったものが置かれているのに・・。人間、他人とは違ったことをしたい動物

みたいですが、一人がすればマネをしてしまって他人と同じことをしてしまいます



これを見てそれぞれ感じ方は違うと思いますが、この日この場にいた私たち4人は

「かわいそうなことをして」が同じように出ました。木の肌だけではなくこんな、

なんていうのかな、人間でいうと真皮かな?そこにまで硬貨を差し込んでいます。

10円玉なんて銅でしょう、サビがつくのに・・・。願掛け?≪子授けイチョウ≫

と名前のつく木に、乳房のようにたとえられている木肌を痛めてどうすんのよ。

 和尚さんも一言看板をあげるとかすればいいと思う。なんて偉そうなことは言え

ないか、私も・・・。



羊毛こげを注連縄らしきロープに座らせ、向かって左上の葉っぱの下に上から針金

がさがっていて、そこに先客が5円玉を通していたのです。直接肌に触れないから

いいかと思ったんだけど、やはりこれもいけないことですね。次に来た人がマネる

もん・・・。


            まだまだ青い葉っぱも・・・

陽の当たり具合で黄色くなるのでしょうか、黄色の葉は次の雨で散ってこの青い葉

が月末頃に黄色になるのかな。

     
          六地蔵と三界万霊塔 散らすのがもったいない



     
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光泉寺へ ①

2009-11-24 05:34:01 | 和歌山県
土曜日の夜になって、おばあちゃんが三尾川の妹から「お寺のイチョウも色づいて

きた」と電話があった・・と言ってきました。今年は護摩壇山しかり紅葉ははずれ

たので、ここで言うお寺、三尾川の光泉寺の大イチョウを見に行く予定はたててい

ませんでした。でも、おばあちゃんが妹(私の叔母になる)に会いたいだろうと思

い、「じゃ明日、行って来ようか?ついでに古座に出たらコウノトリが見えるかも

しれん」とその日見てきたコウノトリが、翌日も古座川にいてくれるか・・気にな

っているのでおとうさんと3人で行くことにしました。出掛けに小雨が降ってきた

ので、これじゃ三尾川に着くころは雨やなぁ、寒いなぁと思ったのです。

 和深から入って行く方が途中の川にかかる、モミジが見られるので走ったのです

がどうも、ぱっとしません。一昨年はとてもきれいだった室坂橋のところもさっぱ

り写真を撮る気もおきません。日付が12月なので10日ほど早かったのかもしれ

ません。こげの実家も、里山道場も通り過ぎ「ペケがひとりでシシを追い込んで、

突かれたようや」なんておばあちゃんが言うから心配です。叔母さんの家の前で

おばあちゃんを下ろして、先に光泉寺に行くことにしました。叔母さんの家からは

すぐです。
     

たしかもう一段上がったところに駐車場があったと思ったのですが、そのあたりに

トラックが止めてあり、作業をしているようなので道路わきの広場に車をとめまし

たが、朝9時前なので見物人はいないようです。今回も羊毛こげを連れてきました

写真の中にいるのですが、溶け込んでしまいました。

道路から見上げた大イチョウ。やはりまっ黄色にはすこし早い感じでした、が雨で

散ってしまうそうです。


山が緑なのでこの黄色でもじゅうぶん、浮き上がって見えます。



石段を上がって大イチョウに近づくとその黄色がよくわかります。でも少し黄緑が

あるような気もします。



境内に入るとイチョウの気根が、乳房のように下がっています。左隅のマスク姿が

叔母さんです。こうしてみたら私の立ち位置と大イチョウ、それに叔母さんの立ち

位置ですごい巨木のように写ってしまいました。幹周りは大人で三人以上両手を伸

ばしたぐらいです。叔母さんは「樹齢400年、400年って毎年言うけどもう

410年は経った」と笑います。注目されて10年は経ったはずだもんねぇ。いつ

樹齢500年になるかは、正確にはわからないなぁこれでは。

叔母さんが写真を撮ってというので、撮影しました。最近どうもうまく撮影できて

ないようで不安だけど、写してみました。



おばあちゃんは「子供の頃、このチチ(乳)さわって遊んだんや」とやたらと、

乳房のような気根を触りたがります(笑)。ざっと70年ほど前のことです。

懐かしいのか、大イチョウが覚えているかはわかりませんが並ぶとやはり巨木とい

うのがわかります。立っているとヒラヒラとイチョウの葉が落ちてきます。でも

それをうまいことカメラに収められません。
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コウノトリが飛来!②

2009-11-23 05:46:19 | 和歌山県
コウノトリが飛び上がって、下流に向かったので追いかけていきました。

ちょうど空き地があり(どこかの資材置き場のような、コンテナハウスのようなも

のがあり中に人がいたけど)、その建物の裏に川が見えるので2人で見てたのです

が、一台二台と車を止めて人が降りてきます。みんなどこかに車が止まっていたら

それを目当てに駐車するようですね。私たちが立っているのは少し、土を盛ったと

ころなので、後から来たおばさんなんかは足をとられて、半分転がりながらも

「そこで見えるんかい?」と近寄ってきます。コウノトリが動くたびに

「動いた!」アオサギが近寄ると「見慣れん鳥やから「あんた、誰ど?」って言い

やるな」とか、カモの一群がやって来たら「ほれほれ、一緒に遊ぼか」・・・・

解説やら実況やらで賑やかになってきます。

 コウノトリが清流古座川の小魚を狙いました。動画で写して見てアオサギと違う

動きをしていました。アオサギはそーっと近寄り、一気にくわえますが、コウノト

リはバッサバッサ羽を羽ばたかせるので、動きの割りにさっと仕留められません。

何度かやっていて、小魚をくちばしで捕まえた時は、さすがに私も声を出してしま

たけど。






羽の○印、わかりますか?この模様と足のワッカでこの鳥がいつ放鳥されたかが

わかるのです。このコウノトリは先月31日に放鳥された鳥です。

放鳥個体識別の一番最後です

古座川にはたくさんの野鳥がいました。≪ギャァ≫ことアオサギ、白いサギ、群れ

のカモ・・・。それらがコウノトリの周りに近寄っては、離れ、なにかよそ者に

警戒心を持っているようで、上空にはカラスもトンビも。大丈夫でしょうか?

 特にカラスに襲われたりしないのか心配。このままここを越冬の地としていてく

れたら・・・。日本にいたコウノトリはもともと留鳥だったそうで、ロシアや中国

のは越冬するため南に行くと聞いたことがあります。同じ日に放鳥したオスはどこ

にいるのか気にはなりますが、古座川の小魚を食べて元気に成長して欲しいと思い

ます。この連休は、古座川沿いにコウノトリ見物の人がたくさん来そうです。

くれぐれも、驚かしたり近寄ったりしないでね。そう願います。


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コウノトリが飛来!①

2009-11-22 05:44:56 | 和歌山県
毎日のんびり過ごしているちのとさんですが、金曜日の夕方のニュースを観て、

思わず「行かな!」と言ってしまいました。古座川にコウノトリが飛んで来ている

という報道です。前々から≪一度は見たい コウノトリ≫と言っていたのです。

それが、車で行ける所に飛来なんて、ラッキーです。いままで、コウノトリが繁殖

に成功し、放鳥され山陰地方に飛来している・・・というのは知っていたけど、串

本あたりに来るはずがないとあきらめていました。それでも、おとうさんには

「古座川にコウノトリが来てるんやて」としか言えず、土曜日になって起きてきた

おとうさんに「見に行くで!!」と号令をかけ出発しました。とはいえ、まだ古座

川にとどまっていてくれてるか、不安でした。またどこかに飛んでいってしまって

いたら・・・。新聞などの情報では、飛来地は古田から月野瀬あたりの川でエサを

獲ったりしているらしい。古田なら古座駅前から入って行かなくてはならず、まぁ

古座川を挟んで向こう岸ならなんとかなるやろうと、古座高校前から上流にむかい

ました。古座川に沿って走って行くわけだけど道路から川がまる見えのため、人だ

かりがあれば、きっとその前の川にコウノトリはいる・・・という推理をして

「いないかぁ、いないかぁ」と目を凝らし「あ、こんな場合双眼鏡やわ」と無謀に

もカメラと自分の≪裸眼≫だけを信じて出てきた自分に猛反省。≪裸眼≫ってもう

だいぶ弱ってきたような感じですが・・・。走っていたら川沿いのガードレールに


数人のおじさん、おばさん、若者・・・「いた!あそこや」たしかに川面にそれら

しき鳥・・いえ、あれは我が家で『ぎゃあ』と名づけている本名アオサギ。しかし

その近くには黒い部分をおしりつけたコウノトリ、と10メートルほど離れた所に

真っ白い同じような鳥・・。最初、放鳥されたオスのコウノトリがやって来たと

思ったんだけど、飛び上がった瞬間ただのシラサギでした。で もう一羽が本当の

コウノトリ。


ははは、なんせ遠いのよ、川面が。あ~やっぱし、こんな時は一眼レフのズームよ

ねぇ。私のコンデジで精一杯でここまで。画質が荒くなります。




ただ呆然と立ち止まったまま動きません。でもそれでもこの感激は・・。動いてく

れ!!そうそう、携帯で写メ、長男君に送ろう・・・ふだん携帯で写真なんか撮ら

ないからスムーズにできません。長男君が大学に入ったとき、オリエンテーリング

のようなもので、豊岡のコウノトリの郷公園に行ってコウノトリを見てきた・・と

言った時、「可愛かったやろ?白黒で。」と感想を求めたところ「お母さん、あん

まり可愛くはないよ。思った以上大きい鳥やで。≪ぎゃぁ≫より大きいから」と

言った時あいつよりデカイ鳥なんて・・・とショックだったのだ。太陽が反射して

画面が確認できません「あ、飛んだ」という周りの声で見上げたらコウノトリは、

旋回しながら徐々に高度をあげて上流に向かいます。若者3人が追いかけて、道路

を走っていくので、私もついて歩き出しました。



上のマルが飛行中のコウノトリ、川の中のマルはアオサギです。コウノトリはこの

あと写真右のブルーラインのあたりの畑のようなところに降りてしまいました。

こうなると道路側からは何一つ見えません。川岸の雑木や枯れ草が茂りに茂って、

死角になってしまいました。振り返ると、たくさんいた見物客は、誰もいなくなり

止めていた車も走り去っています。なんと、川を挟んで私たち夫婦だけが、ただ

立っている・・というマヌケな形。横を走る車からはきっと「あの夫婦はアオサギ

をコウノトリだと思ってみてるんやわ」と笑われてるね~とお父さんと話していた

ところ、前方から子供連れの自転車が二台。「どこどこ、どこにおるん?」という

少年の声にお父さんが「おらんなぁ」と言っています。私たちしか道路にはいない

ので、あとから来たこの二人はどこに舞い降りたのか知りません。だから、少年に

「ちょうど向こう岸の畑のようなところに、降りてるんやで。見えるかな?あ、す

きまから白い体が見えてるやろ・・」「あれが珍しい鳥なん?お父さん」と少年の

興奮した声が、他人の私でも嬉しくなってきます。やはり、こんな感動がこれから

の科学技術や環境に与えていく力が大きいと思うのです。それには一年、二年で

結果が出るものではないのです。それを積み重ねてきて今の日本という国がここま

でこれたのですから・・・。この先、研究も開発も二番手、三番手でいくとなると

たちまちアメリカからも価値の無い国として、お金だけをムシンされるのです。


たった四人で見えそうではっきり姿を現さないコウノトリを見ていたら、いきなり

茂みの向こうから飛び上がってきました。またシャッターチャンスを逃しました。
















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なごりの・・・

2009-11-19 07:18:53 | 花・植物など


あちこちフラフラ出歩いていたので、アップをするのが遅くなったけど以前今年

最後のハイビスカスが咲きそうだ・・・と記事にしたことがありました。あれは

ちゃんと咲きました。ミニ温室の中でしたが・・・。温室の中はだいたい咲いた頃

は20度以上になっていましたが、最近寒くなってきたのと日照時間が短いので

15度くらいにしかなっていません。それならお天気の良い昼間、外のほうが暖か

いと思います。もともと、温室内の温度計が正確かも怪しいもんです、というのも

ケチって○イソーの100円のを買ったのだけど、台紙から外して立てたら中の

青色の液が入った棒の部分がズリっと、目盛り板からズレていくのだ。やば、また

不良品?ズレはなんと本体から液体棒が抜け落ちそうにまでなっている。なんとか

家にある温度計で目盛りと液体棒の先を合わして、裏から表からセロテープで固定

したのだけど、微妙に目盛り板と棒にすき間があって油断するとずれていくのだ。

さわるとよけいずれるので、何度かやってそのままにしたから正確な温度は?さ。


 で、温室の中できれいに今年最後のハイビスカスが咲いたのですが、夏に外で

咲いたときは本当に翌日花が落ちた(一日花のため)けど温室の中だと二日目に落

ちていた・・環境が変わったせいか?とにかく花期は終わったので、冬期を無事に

過ごせるかがガ今後の課題だ。今回こそ来年また花を咲かせたい。

 夏のなごり・・・というか苗を植えたのは秋になってからだったけど、台風の猛

風にも負けず、5本とも立派に成長したのがヒマワリ。



先週の雨に打たすのはかわいそうなので、先に開き出した二本を切って玄関に飾り

ました。それもなかなかしおれてきません。夏に切り花でもらったヒマワリは、

三日もすれば勢いをなくすのに、これも低温効果でしょうね。花壇ではまだ3本が

つぼみと開いた状態で咲いています。そうか、温暖化と温暖地を利用して来年は

9月末に苗を作れば11月にヒマワリが咲くかも・・・。今回の苗は、花を作って

る人に残ったのをもらったんだけど、その人は秋の長雨とシケぶったときに潮をふ

くんだ雨で葉が黄ばみ、とどめはこの間の台風で、倒れてしまい出荷できなかった

のだ。ヒマワリって強そうな感じなのにね・・・。



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アリスの・・

2009-11-17 14:01:15 | いろいろ
歯医者に行く予定だったけど、きのうもきょうも休診だ(怒)。きのう、入るなり

助手の女の子が私服のまま「きょうはお休みになりました」「あしたは?」

「あしたはあります」と言ったのに、雨の中行ったら貼り紙で休みって。仕方がな

いので先週、録画したアリスの武道館生中継を観ることにしました。3時間も録画

してるんだから、一気に観ないと落ち着きませんからね。

私はアリスの歌は好きだけど、若い頃にコンサートというのかライブというのか

行ったことはありません。でも全盛期が学生時代と重なり、メロディや歌詞をみれ

ば懐かしく思い出します。3人で180歳とか・・・そうかもうそんな年齢なんだ

観客もほっとんど、彼らに近い年齢層だ。腕を振れば二の腕が揺れる(私もだが)

昔は可愛かったであろう女性や、白髪になってしまった男性(白髪をすぎた人も)

みんな開始を待っている。目がキラキラしていて、私もどの歌を歌ってくれるのか

楽しみだったけど、前半はアリスの初期、私もそう知っている歌はない。が、

≪アリスの飛行船≫は聞き覚えがあった。アリスのコンサートはシャベリが面白い

と、寮の部屋の先輩が言っていた。そりゃ関西人だしな、当時ラジオ番組も持って

いたからシャベリは得意だと思う。聞いていて「あんまし変わらんな」と思ったん

だけど。変わらないというのは、昔のままで聞ける・・気がしたのだ。

 最近は、あのきれいな高音が聞けないさだまさしには、寂しく思うことがあるか

らさ。さだくんは喉のポリープを切ったことがあるからかな?私としてはグレープ

時代からソロになったあたりが得意なんだけど。そうだ、甲斐バンドの甲斐くんも

たまにテレビで歌っているけど、「声が・・・」とこれも辛くなるのだな。

いっとき岩崎宏美も高音が、低く感じた時があった。私は高音のきれいな人が好み

ではないのだけど、昔の声で聞いていたいのだ。

≪秋止符≫お!ここで私の涙腺を動かす気のようだ。歌う曲の歌詞がほとんど、谷

村新司だった。聞きながら なぜこんなに女性側の心理の詞を書けるのか?歌詞を

みただけで泣けるのだからなんとなく、アリスファンに女性が多いのもわかるよう

な気がします。途中で休憩が入りました。アリス自身の疲労と、観客の疲労の休憩

です。たしかに解散して30年近く、どちらも体力が続かない。私は録画のおかげ

で、一時停止でなんでもできる。谷村新司はきれいな日本語で歌詞を書いて、彼や

堀内孝雄が曲をつける。30年前の曲は今流行のどの歌よりも自分をそこに置き換

えて涙も出るし、笑顔にもなる。もう私はなつメロおばさんだ。昭和時代の歌はい

いなぁ。

中盤、まさに全盛期のヒットメドレーだ。あの頃はちんぺい(谷村)、帽子で頭を

隠していたけど、この日の白髪は年相応でいいではないか。私は、でもいったいど

の歌を聴きたかったのか?と思ったとき、ちんぺいが「さいごの~」と歌いだした

ときに、「あ~、これこれ」≪帰らざる日々≫だ。いつも思うのだけど、この歌詞

の女性は死んでいったのだろうか・・まさか。電話を握りしめて自殺なんて、そん

な男のために命を絶つことはもったいない・・・と、私も立ち直ろうと踏ん張った

のさ。≪秋止符≫のように、春の嵐が来る前に、暖かい風が吹く前に 思いコート

は脱ぎ捨てなければ・・と復帰を誓うのさ!!

≪遠くで汽笛を聞きながら≫ 汽笛はもう聞くこともないですね。電車では汽笛と

いうより警笛でしょ、昔は汽車とよびましたから、汽笛だ。この曲を昔テープに

録音したのをもらったことがあった。故郷を離れて都会で寂しく、共感するところ

があったんだろうが、生きることにきっともがいていたんだと思う。いまは、もう

この歌を聴いてもあの当時の自分を思い出したりしないのかな?と思う。

後半≪さらば青春の時≫を聞きながら、歯医者が休診だったイライラもうすれ、

60歳のアリスに感動したのでした。

これからほかにも 還暦の長淵剛なんか出てきたらちょっとひくなぁ・・と画面を

観てたら朝のワイドショーの小倉智明が映っていた。多方面に趣味を持っているの

はわかるけど、さも親しげに話すのは嫌いだ。特にスポーツ選手と親密であるんだ

みたいな言葉で得意満面にテレビの向こうで喋られると、「おまえら(私たち)と

すんでる世界が違うんだ、どうだこんな有名人とも親しいんだぞ」って自慢されて

るようで見苦しい。そんな態度は久米宏なら許してあげるけど、と私は思う。

そうしていたら徳さん、徳光和夫も立ち上がって泣いているのが映ってきた。

感激屋なのはわかるが、そう涙もろいのか?とはいえこの間、テレビで徳さんの

知人を訪ねてエピソードを披露していた番組を観て、不覚にも大笑いしてしまった

巨人軍の広報だから好きではないし、番組であんだけ飲んでいたらCMでいくら

健康診断を受けろ!って言ってもねぇ。いや、私もアリスに涙腺を刺激されてしま

たんだから同類か?

コメント
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