こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

自宅に戻る

2014-07-30 05:30:00 | 我が家
月曜日、おじいちゃんが退院して自宅に戻りました。

病室に義兄とつくと、もう半分興奮しているのか声を出しています。支払いや処方箋の説明やらを受けていても声が大きくて聞き取れません。

それでも、この五か月本当に辛抱強く看護・介護・作業療法士さんにお世話してもらい、受け取らないのはわかっているけどこちらの気持ちも伝えたい・・・やはり ダメでしたね。

「それならおじいさんを残しておく」と言っても受け取れません。なんか申し訳ない思いでいっぱい、たぶんスタッフのかたには私たち一家がこの先の暗闇が見えているんでしょうけど、

笑顔で送り出してくれます。「大変ですよ」の声にはわかってるんだけど、もうどこにも入っていられないし 本人が帰りたいなら家に戻るのが一番安らぐんだろうという思いもあるし、

介護経験のない私が 年寄りのおばあちゃんを道連れに危ない川を渡る姿が見え隠れもする。エレベーター前で見送られた時には涙が出てきましたのょ。だって 一番わかってもらえてるのは

知ってるし。

介護タクシーで自宅へ。車中で10分ほど眠ったと思ったらずっと声を出しているおじいちゃん。いつものことやな・・と思いつつ、どうも車内がムンムンとする。そんなアホな・・・車は

軽の箱バン?後部座席にリクライニングの車いすと補助席が一つ。エアコンが効いているにもかかわらずどうも床部からの熱気エンジンからか、車いすを乗せるから床板に板状のレールが熱を

もってくるんだと思う。でも 暑いですとも言えない私・・・おじいちゃんは大声とともに動かせる右足をトントンしていたらしだいに運転手さんの肩に当たったやないか~・・声と蹴りに

謝ったら、さすがに後ろ暑いんですって言えなくなった・・・・


家で待つおばあちゃんにただいまを言うこともなく、居室に運ばれ、こちらは休む間もなくケアマネさんやデイサービス・ショートステイのスタッフさん、来てくれるヘルパーさんとの会議に

あたふた・・・これからの段取りや、デイサービスへの準備、ショートステイの説明、ヘルパーさんとの明日からの打合せ。その合間合間に聞こえてくるおじいさんの声に、後でおとうさんが

「聖徳太子になったやろ」って何人もの声を一度に聞き分けて対応なんてできへんできへん・・・施設職員のなかに中学時代の先生も来てくれたのでおじいさんと会話をしてくれてはいたけど

状態と状況に、ここでも「大変やで~おまえ大丈夫か~」と肩を叩かれ「う~ん、それはわからん」

一息ついて皆さんが帰られてから こげの散歩に。もう5時も回ったから涼しい感じ。これから 夏の間 こっちのペースが出来上がるまでこげの散歩も遅い時間になるわけよ。


食事はもう ミキサー食しか食べられないので とろみのついたお茶と粒の無いおかゆに レトルトの介護用おかず。夏場は食中毒もあるし慣れれば私たちのおかずから取り分けて・・と思って

いたけど、けっこうレトルトは便利だ。誤嚥を防ぐにはこっちを利用したほうがいいと私は思う。思うけど 良心の痛みもあるし・・・いやいや≪家族が倒れると介護もできぬ、言いたい奴には

言わせておけ!言うならあなたがやりなさい!と人に言ってやりなさい≫って整体の先生が私にいってくれました。傍でいろいろ言えるのはタッチしてないからよね・・・楽しなさい、楽しなさい

遠くの施設に預けても何でもかんでも呼び出されるのはあなたよ、大丈夫なの?とも・・・・まぁ、先生も他人だから好きなこと言えるんだけどね。

おとなしく待っているこげも おじいちゃんの帰宅は嬉しいはず・・と、居室にこげを入れてあげました。こげはベッドに横たわるおじいちゃんを初めて見て、柵の間から鼻ぼしをクンクンと

突き出し、しきりにおじいちゃんの匂いを確かめます。「ほら、こげも来たよ」と言ってもおじいちゃんのセンサーはなかなかオンにならないので 右手をとってこげの鼻先に持っていくと

こげがしっぽを全開に振って おじいちゃんの右手を指先から肘まで舐め上げていきます。そうしたらおじいちゃんも 「あ!」というような顔をして指先でこげの鼻を撫でてあげようとします

こげはおじいちゃんの反応が嬉しかったのか、ベッドの柵に前足を掛けたいようなそぶり、でも柵は鉄製で細く丸いから私はベッドに前足を乗せてあげたらおじいちゃんのあごをペロリ。

その様子をずっと見てたら私はまた涙が出て「あ~奇跡のようなことが起きて、おじいちゃんの言葉でもはっきりしないかな」って・・・そんなことは起こらなかったけどね。

夜おとうさんが帰宅して、こげもまた居室にきました。そうしたら なんということでしょう・・・同じようにベッドのそばに座っておじいちゃんを見守ります。≪見守り犬≫やんかぁ



この夜はこげは母屋の庭でずっと寝ていました。納屋の中の土の上でなく、入口のコンクリートの上で・・・優しいこげは 賢いのだとも思います。

 しかし、課題は多い。あの声は 自分の意思でなく自分でも大声になっているのもわからないんだと・・・、病気のせいでしかたがないんだ・・・・
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戦うこげ 

2014-07-28 05:30:00 | 愛犬 こげ
連日の猛暑、酷暑ですね。

この辺でも気温が35度越えの地域も出てきました。10年前ならこの時期、田んぼに出てスズメを追ったり 畔の草を刈っていたのに・・・とおばあちゃんは家から見える田んぼの青々した稲の

穂を見ながら言います。たしかに、その頃は午後の三時まで休憩して、それから田んぼにでて稲刈りや脱穀に出ていた8月。当時より気温は確実に上がってきています。節電にご協力を!という

官庁のお達しも「そりゃ、無理やで」といくら日陰に座って打ち水をして団扇であおいでも、暑いもんは暑い!です。全身純毛100%の着ぐるみであるこげだって同じです。

このところ、夏バテなのか元気もありません。なんとか散歩の時間も午後4時半までずらしてはみたものの、本人がもう3時になるとクンクンと小声で鳴いて せがむのにはこちらも「この暑いのに

誰が行くものか!」と言っても、そういう言葉は通じてないようで解ってくれません。


そんな暑い夏のある日、玄関口で横になっていたこげがいきなり「ワウワウ!」と立ち上がりブロック塀の根元に向かって吠え始めました。

だいたいそんなときは 蛇なんですが、少し吠え方が緊急スクランブル!みたいな異常な感じだったので、パソコンで遊んでいた私が「何か出たのか?」と立ち上がっていくと、こげはいつものよう

に、加勢者が来た!という感じでますます大声で吠え始めました。カサカサと何かが動く気配を私も感じて植えっぱなしになっている庭の雑草の中で動いているものを見つけて「うわ!これは

こげ!蛇が怒っているから鼻ぼし(鼻先)を持っていったらあかんよ」と言い、カメラを取りに部屋に戻りました。そうする間もこげは えらっそうに蛇に向かって近寄っては蛇が威嚇して首を

シャッと振ってくるのをかわしています。それにしても この蛇は大きい。何日か前にも 門のところにいたのをおばあちゃんが見たし、私も門のところから納屋の壁のすき間に近寄っていくのを

見た、たぶん同じ蛇です。普通のシマヘビとかではなく 体全体が太く黒っぽく、やさしい感じなどひとつもありません。おばあちゃんは「あの蛇はネズミ獲りや」というのです。

ネズミ獲りってのは、警察が交通違反を取り締まることを一般人が使う隠語ではないの?そうなんだけど こちらのは正真正銘のネズミ獲りの蛇  ~>゜)~~~ 蛇って打つとこんな絵文字が出た

蛇がのたっているみたいね(笑) 蛇の名前が「ネズミ獲り」というわけではないだろうけど こうして納屋に住んでそこのネズミを駆除したからそう呼ばれるんでしょう。うちは 古い納屋も

あるし、裏は山、前には田んぼ(昔)で蛙もいたやろうし、住み着くには条件がよかったのかもしれない。ネズミ退治の猫は犬を飼うほど飼った回数は少ないし。でも お米を作らなくなったいま、

納屋にお米を保存することもないしネズミも いないと思うんだけど。

カメラを構えて写すには写したけど、シャッと鎌首をもたげたときにその首が鮮やかな黄色っぽいオレンジ色だったのを見て、私も「お!すごい」と言っていました。その写真を狙おうとカメラを

向けるけど、こげが私の前に立ちはだかって(守ってくれるのか?そのくせ後ろに飛び退くのは私より早いけど)邪魔する。ワンワンと吠えながら近づくと蛇はブロック塀に沿って雑草の中に

入っていきます。


                       ネズミ獲り 現る

こげの頭が ぼぉ~っとしたように見えて残念だけど・・・ あまり 手向かうと反撃してくるからね、昔飼っていたビーグル犬は、このときはハビ(毒蛇マムシのこと)が母屋に出て手向かって

鼻先に毒牙を入れられ、顔は腫れるわ傷がずっと残ったわで悲惨だったから吠えるだけで 蛇には近寄らないでね。

しかし、一応 庭に現れた不審者を見つけたということで私は褒めに褒めてあげたのだ・・・

その二日後、おじいちゃんの帰宅も近づいてきたのでこれから居室となる部屋を掃除機で掃除を・・・、床を張り替えてから何度か掃除機をかけたけど今回はこれを使ってやってみたかったの。


        なんとかってやつ、先行した≪ルンバ≫みたいな自動で掃除してくれる掃除機

二年前、親戚の結婚式に呼ばれてその披露宴のゲームでおとうさんが見事当ててきたやつ。私は嬉しかったけど、実は 我が家はものが多くてこの子が走行してもぶち当たりぶち当たりで掃除を

してはくれないだろうと、いつか母屋で住むようになって椅子生活様式になったら使ってやろう・・・と思っていたけど、技術は日進月歩で今やこのタイプは 自分で充電器まで戻ってくると。

住宅機器メーカーもこれが自分の場所にもどれるようにスペースを確保しているとテレビでやっていた。ならば早く デビューさせないとブームは終わってしまうかも・・・と 充電して

おじいちゃんの部屋に解き放ったのだ。しかし、これは有名メーカーのものではないからかそれともまだ第一次世代なのか音がガーガーと大きい。それでも壁に当たると自分で方向転換して前進して

見ていて飽きない。段差を感知して10センチ以上の段差だと落ちずに戻ってくる、しかし、見ていて壁に沿って戻ってくるとか人間が雑巾がけで直線に向こうに行って、筋を変えて戻ってくる、

というようなことはできないらしく、結局は同じ個所にガーガー音をたてながら何度も戻って行く。ここにゴミがあるからそれに向かってかき集めに行ってほしいのに、いつまでたっても見えてな

いのだ。ゴミ感知センサーなんかは最新式の機種には付いてるんだろうな。吸い込んでほしいゴミに行ってくれないようなときには、私がこの子をカミツキガメを掴むようにむんずと甲羅部分を持っ

てゴミまで連れて行かねばならないということだ。おばあちゃんと二人でおもしろい掃除機だわね~と話していたら、納屋で寝ていたのかこげが聞きなれないガーガー鳴る音に上がり込んできたとき

ちょうど、この子が小さい段差を降りかけたとたんにこげが「ワウワウバウワウ」と吠えた。この子に向かって吠え始めたので 私たちは大笑いした。

どうやらこげは、これが侵入者としてとらえたようで、走りこんできたときにフローリングの床で滑りかけるほど慌てていたのね。でも それが機械だと気がついてさも何もなかったように出て行っ

てしまったのは、少し気恥しかったのだと思う。「蛇とこいつはどう分類して対処すればいいんだよぅ~」と思ったのかもしれない。


さて、本日、我が家の大殿が退院してきます。ここ何回か病院に行って様子を見ていると、確実に意識がしっかりしてきたように見受けられます。機能は左半身が麻痺し、言語も聞き取れない状態

食事も介助で、当然おむつであるわけだけど「もうすぐ家に帰るからね」という言葉で変わってくるものなのか、最悪だったころのように声も大きくなってベッド柵を右手でつかんでは右足で

股ごえようと、アクロバット的なことも再び始めました。こんなことしていたら低床にしているベッドから落下もまたありなん・・・「そういうことしたら骨折して、また病院に戻るよ」と

諭すとやめるけど、すぐまた柵を掴もうとする。療法士さんやケアマネさんが「この手を握ってください」と言われても掴むのがやっとみたいなこと、それはフリだけかぁ~。柵を掴むのはチカラ

づよいのに・・・早まったか・・・自宅介護。。。でも 家に戻ったら落ち着くんだって、きっと落ち着いておとなしく過ごしてくれるんだって思わなきゃ、なぁ・・・

これから 介護ブログになってしまわないか・・・私の愚痴やら 憤懣やら 飛び出しそうな気配がいたします。
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これから

2014-07-24 05:30:00 | 我が家
来週から我が家の生活が一変します。

今年一月脳出血で倒れたおじいちゃん、6ヶ月の闘病生活から自宅へ戻ってきます。

高齢者の入院生活が長引くと、どうしても寝たきりになり認知症が進んでしまうという現実、もろ我が家にも当然のように覆いかぶさってきました。

左半身が思うように動かず ろれつも思うように回らず 他者との意思疎通というものがうまくできず、全介助が必要になったおじいちゃん、おまけに入院生活が自分の意に反していることは

わかっているらしく、この数カ月は昼夜逆転で看護師さんや理学・作業療法士さん、まわりの病室の皆さんに本当に迷惑をかけとおしの問題児、モンスター患者で、病気のせいとはいえ通う家族も

「こんなおじいちゃんじゃなかったはず」とほとほとどうしていいのかわからないというのが、正直なところで。リハビリをして自宅に戻ろう!を目標に病院に居させてもらいましたが、症状が

症状で高齢者で、もぅこれ以上のリハビリでの回復が見込めなくなって自宅か施設か・・というところまできました。病院も家族もこの状態で自宅で介護は無理無理!ということでしたが、

施設にはそりゃもう存命中に入れる予測は、それこそ無理無理で・・・。なんとか老人保健施設がみつかって施設の人との面談・・というときに本人が熱をだし点滴中という状況で、その話は

ご破算!になりました。病院からは退院を遠まわしに言われるわ、役場の地域包括室に相談して、帰れるつもりで部屋の改修もしているしヘルパーさんやデイサービスを利用して、ひたすら

施設の入所を待つという手もありますよ、家族さんが負担で倒れることの無いように考えてみてはと言われ、おじいちゃんがずっと家に帰りたいと懇願している姿を見てきて、まぁ私より長生きは

しないだろうし(笑)、老病親を看るのがそういう私の運命かも知れへんなぁ・・・とか、ここで徳を積むのが修養となるのかも・・・とか、あれこれ思うわけよ。もちろん私一人ではやっていけ

ないけど、おじいちゃんの連れ合いであるおばあちゃんは自身の腰痛で動きづらいうえ、年も年。だいたいが女性は口が元気なら 体のどこかに不調があっても不思議と長生きするもんだわね

重い寝たままのおじいちゃんを動かしてくれとは言わないけど、細々なことやおじいちゃんの話し相手になってくれるだろう・・・と思ったけど、なぜか病院に見舞うこともあまりせず、

かといって留守番をしたら一日草引きで、体が痛いというし・・・いったい、私にどぅせ~と言うのだ!何回怒髪天になったことやら・・・しかし、このご婦人もおじいちゃんのようになるかもしれ

ません。子が親を看る、看てくれる子がいるだけ幸せなんだけど。そんなものに期待は、このご時世確実じゃないやろし。みんな子でも親でも兄弟姉妹でも 自分のことで精いっぱいやろし、

次に生まれて(人間なら)きたら、私は絶対このような人生じゃない別の生き方を生きたいと思う。のだ。。。



   こげもこの半年で、お手伝いを覚えたのです。毎朝 おばあちゃんに新聞を持っていきます。

くわえさすのは私だけど、丸めた新聞を上手に嫌がらずくわえて運びます、ちょっと、アメリカ映画のワンシーンでありそうでしょ。


母屋の庭をとっとこ・・・新聞受けから私が取り出すと もう目を輝かせて「早く丸めて!」と急かします。



母屋の玄関に飛び込んで、おばあちゃんに渡す・・・のが、できませんの。「はい!ちょうだい」とおばあちゃんの決まり文句も目前でクルリと背を向け、「お駄賃のビスケットを早よ渡せ」

みたいな態度をするので、毎朝「ちゃんと渡さんかい!」とおばあちゃんに叱られています。おじいちゃんが元気なころに 習得していたらば、いっぱいジャーキーもらえていたとこげも思って

いることでしょう。

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7月11日の日置の浜

2014-07-21 05:30:00 | 和歌山県
もう10日も前の写真ですが・・・

   

前日に台風8号が近畿に接近したので、紀伊半島の海上もうねりがありましたが 各地の大雨の被害のようなこともなく、とはいえ那智勝浦町や新宮市、古座川町で自主的に避難したところもあったと聞きました。

紀伊半島大水害の記憶もまだあり、大雨には緊張することが続きます。海には川からの水が流れ込みます。そういうことで海水の色が二色になっています。

ここは日置の浜。この日は こげを連れて田辺の獣医さんに行く途中、トイレ休憩にいつも立ち寄るところ。ちゃんとフンの後始末をしています。獣医さんの入口にはちゃんとゴミ箱もあるのでそこまで持っていきますが。

こんな色の海を撮影しても 美しいうなばらの写真にはならないと思うのですが遊歩道から長い望遠をつけて 撮影している人がいました。

よくよく海岸を見てみると 波打ち際に打ち上げられた海草がきれいな模様のように長い長い筋になっているのでした。


   

撮影をする人は素人のカメラマンっぽいですが、私よりずっと左側にいるのです。カメラの向きから 砂浜でなにやら拾っている人物をカメラに写している感じなのでこげと砂浜に行くのはやめておきました。

海草の筋が手前まできているので、前日の波の打ち寄せ方がかなり遊歩道近くまで来ていたことがわかります。ここの海岸は砂利石なので近隣の人は 波で打ち寄せられる石の音がうるさくてかなわなかったのでは?と

思います。私が住むところは海から離れているので、台風時には波の音しか聞こえませんがそれでも大きな音がします。串本町では国道が海岸にそって走っているので台風になると波が国道に越波してくるので

台風が去ったあとは国道に 海草や石が打ち上げられていたりします。越波を防止する柵のあるところもありますが、年々海岸に土砂が堆積されてその分波も、石も底が上がって柵を飛び越すこともあるようです。

今回の台風は最大勢力と言われていたので、国道から海岸に降りる出入口には分厚い板がはめられていました。

   

台風は去ったけどまだまだ打ち寄せる波の威力はすごく、音も大きく 自然ってすごいよね~
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不思議な・・・

2014-07-17 05:30:00 | 我が家
一昨日のこと、夕食のおかずに揚げ物を揚げていたとき どこからか「ボン、ボン、ボン、ボン」と小さく時計の鳴る音が聞こえた。

「え?なに?時計の音みたいやけど・・」でも聞いたことのない時計の音。母屋の台所でのことです。夕食は母屋でとるようになって数か月。

おとうさんの帰宅は午後6時過ぎ。この日は 日中の暑さが厳しくなってきたのでこげの散歩の時間を遅らそうと、おかずを揚げてから散歩に出るつもりだったのです。

数か月、母屋の台所にやってきても時計が鳴る音など聞いたこともなかったのに、いったいどこで鳴っているのか見当もつきません。が、台所の壁には掛けられた時計があります。昔の振り子時計で

はなく 、電池式のごく普通の掛け時計。この時計が正時に音を出したことはなく 音はオン・オフで切り替え式になっているわけで 12時に12回も鳴るのがやかましいということで、たぶん

おじいちゃんがオフにしたのでしょう。時計の針を見て何時かわかるので音は必要ありません。回数が4回、「4」という数字がなんとも気味が悪いし 時計の針は間違いなく4時になっています

私だけでなく 中に入って来ていたこげも 時計の音を聞くのは初めてだったのでいきなり「ワンワンワン・・・」とけたたましく吠えて外に向かって走り出したのです。どこでなにが・・・

こげにとっては生まれて初めて聞く時計の音が 怪しく恐ろしいものだったのかもしれません。私も音が時計の音と認識したうえ、掛け時計も4時を指していたから「あぁ時計の音だな」と思った

だけで、「でもなんで今まで一度も鳴らなかった、鳴らないようにしていたはずなのに鳴るわけ?」と頭の中に疑問符がわいてきます。それにしてもこの掛け時計の音がこんな音だったのかと

音が小さすぎて、これではテレビをつけていたりしたら全然聞こえません。おばあちゃんが 踏み台を持ってきて電池交換や時計の掃除をするわけはないから、急に鳴りだした・・としか答えが

でてきません。あとでおばあちゃんに聞いてみよう、おばあちゃんなら朝起きてから正時に鳴ったら気がつくはず。と思ったのだけど、そのあとそんなことを忘れて丸一日が経ったのです。

そして昨日の朝。「ボン」とまた鳴ったのです。時間は朝8時半。「今鳴った?」と思わずおばあちゃんにたずねたのです。おばあちゃんは私に言われてハッとしたように

「そうなんやて、一週間か10日ほどくらい前から時計が鳴る音がするんやけど、」と言います。「今8時半やから 半で鳴ったみたいや。きのう私4時に鳴ったの聞いたよ」と言って私も

「でも、時計に貼られたシールには正時と30分に一度鳴るとは書かれてるけど、でも夕方6時とかには必ず台所にいるけど聞いたことないよね、6回ボンボンと鳴るのを」と自分で言いながら

それって不思議やん・・・と思ったのでした。おばあちゃんも「そういや、そうやな。この時計が鳴っているのか?」と聞くので 「この時計しかないよ」おばあちゃんもこの時計の鳴る音を

聞いたことがないし、最初から鳴らないようにセットしていたといいます。まだおじいちゃんが元気なころに買い換えた時計で、設置もセットもおじいちゃんがしたはず。

「まさか病院のおじいちゃんの具合が悪いとか?」とチラリと思ったんだけど、口にするとおばあちゃんも心配するので黙っていた。その日の夕方にも台所にいたけど鳴らない。

「きっと時計が古くなって 狂ってきたんだわ」と笑ってそういうことにしたんだけど、ほらヒットした「大きな古時計」の歌詞におじいさんが生まれた朝にやってきた大きな時計が、おじいさんが

亡くなったら鳴らなくなった・・・みたいな歌詞じゃなかったっけ・・・。それって怪奇なことよね・・・って、なにもこの時計がそんな古時計でも おじいちゃんが愛着していた時計でも

ないのだから、やはり狂ってきたとしか・・・電池が切れたら止まるだろうし、でもさぁオフがオンになるのはやはりおかしな話だわ~

  
                        オニユリが咲いた

  
           茎に種になるむかごをつけています。この花もむかごから育ったもの。

  
                        おばあちゃんのイチジクの木

このイチジクも不思議といえば不思議。今年はなぜか 実が大きい。赤くならずに青いままで熟しているそうだ。私は嫌いなので食べないからよくわからないけど この間もNTT工事の人にも

「大きい」と言ってもらったのがうれしかったのか おばあちゃんがちぎってあげていた。最近は ヒヨドリに先を越されてつつかれて傷んでしまうのも多いとか。

  
                     つつかれると傷んで茶色くなって腐っていく。

写真を写していたら こげがやってきました。私が写そうとしていたセミの抜け殻に気がついたようで

  

食べはしなかったけど、パリパリ音がしそう・・・意識してないせいか セミの鳴き声は聴いてないような・・・それと同じように 台所の時計も聞こうと意識しないから聞こえてないのか???
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夏にむけて

2014-07-14 05:30:00 | 我が家
台風一過、各地で猛暑となったのですが、大人になると夏は嫌ですね~

べたつく汗、私なんかきっと体温が高いほうなので人一倍汗も出るのでしょう。でも この汗、ひと汗かくとスッキリするのも事実。昨日なんか、雨の降らないはっきりしない天候で、休息日として

休んでいてもいいんだけど、どうもゴロゴロするのが逆にしんどい感じなので、久しぶりに草刈機を使うことにしました。というのも、夏草の成長は早くよその家はみな家の周り、耕作地、休耕田

しっかり草を刈っています。我が家は 私のような草刈機の未熟者でも刈れば一応 草丈が低くなってさっぱりするんだけど、病院に行かない日が雨だったり 日中の気温が高くて誰も農作業してい

ないとかで 外に出づらいときとかが重なってしまうと、草刈りが遅れてしまいます。今や完全に我が家だけが 青草が風になびいているような状態です。午後から、着替えて草刈機を手に、

まずは前日おとうさんの車庫の周辺の草を引いた続きで 車庫ヨコの道路の草刈り。いままではおばあちゃんが刈っていたところ。道路だから車や人が通ります。機械の音で近づく車の音は聞こえ

ないので車が横を通って、初めて車が来た!とわかるので心底ビックリ、思わず草刈機を持つ手が止まります。なんとか、ひと汗かくと意識もしっかり・・・。人間、運動するときは先に汗を流すと

シャンとするのですかね。そのあと、おとうさんもやってきたのでお墓の周りも刈ることに。途中 スズメバチが偵察に飛んできたりして思わず固まってしまいました。



           先々週、こげの中耳炎で獣医さんに行く途中の日置の浜辺

いつもは遊歩道で用を足し、防波堤に上がって歩くのに最近、砂地を歩きたがって、この日はお付きの者は私だけなのになんと波打ち際まで行こうとして、この浜はいきなり深くなっているようで

海水浴の人はいません。小石だらけの波打ち際に足をとられて大波が来ると焦って戻れない体験を中学生の時にした私は、怖くて近寄りたくありません。


                丸く削られた石ばかり

早く梅雨が明けないかと思っています。この間、欲しかったものを見つけて買いました。でも、それはもう何年も前に欲しかったものですが。。。。


               ソーラーでパタパタひまわり

だいぶ前に 流行っていたんでしょうが、この辺で売っているのをみかけなかったのでよそからやってくる車のダッシュ・ボードに乗っているのが気になって気になって・・・。そうしたら、

うちの近くの若い子の車にも乗っているのを見て どこか近くに売ってるのかもと思っていたら、百均のダイソーにあった。思わず「え?そんなに安いの?」笑

一昨日も前の車が、全く同じものを乗せていたのでなんかおかしかった。でも私のひまわりは 何回かに一回休息をするのです。数えていたら12回に1回だったり、5回に1回だったり。休むのが

不規則なうえ、カーブになると傾きに息をつめるように止まる。設置に失敗したのかもしれないけど、振動がない駐車中でも不規則に休んでいる。これって まるで怠け者の自分のようで・・・

でも、早朝明るくなると一人でパタパタしているし、夕方暗くなるまで動いている、けなげなひまわりです。これも 自分似なのかも・・・まさか。

で、これは実は車内用ではなく室内の飾りなんだと説明書に書いていた。平らな場所に静かに置くってこと。実は ソーラーで動く釣りをしながら頭をフリフリしている置物を最初見て、これ

いいな・・と思っていたんだけど。つくづくソーラー物が好きなんだなぁ・・・ワタシ。
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台風8号接近

2014-07-11 05:30:00 | 和歌山県
水曜日から和歌山県にも台風8号による影響が出てきました。水曜日はおばあちゃんの日置での温泉と整体に行く日となっていて整体の施術中は 私はおじいちゃんの病院へ行ってくるのです。

午前中は雨風もさほどなく湿っぽい空気に車内で軽くエアコンを使ったら、おばあちゃんが手首が痛いと言いだし、ほぼ健康な私にはその痛みはわかりませんがエアコンなしで車内でいるのは

いくら走行中に窓を開けてもベタツク感はぬぐえません。おばあちゃんは「年をとったら痛いのがわかるんや」といい私は「ベタツクのは嫌」と互い文句を言い。温泉施設にむかったんだけど

なんと休館日です。そりゃね 毎日通っていたらこの日はお休みって掲示も目にしますが、こっちは二週間に一回やってくるんだから先週や週の初めに掲示されてもわかりません。私たちが

問い合わせればいいんでしょうけど、だいたい毎月一度休館日があるなら前もって前月くらいに掲示してほしい。毎月の決まった日ならこっちも理解するけど決まった日ではなくおまけに何か月か

に一度のお休みとかだと、妙に高い確率でおばあちゃんが入浴する日と当たるのよね。しかたなく 整体までは時間があるしいつもはコンビニでお昼を買って駐車場で食べてるのを、エアコン無しで

は私がいらつくので 新庄にある丸長で食べることにした。そこなら整体の先生宅が見えているし涼しくいられる。日替わり定食を食べ終わる頃に窓の外は土砂降り。海が白っぽく 雨粒も大きく

出るに出られんねと言っているうちに、雲が切れたら雨がやんでいきます。ここは湾になっているので日置の浜のような大きな波がうねることもなく それでも避難した船、漁船というより高速で

走るカジキ釣りの船のようなのがゆらゆら揺れています。そのあとは 雨が降ることもなくおばあちゃんを整体の先生宅に下ろし、私は病院へと向かったのでした。おじいちゃんは眠っていて

マッサージを受けていました。起こされてベッドに腰掛けた状態で目を開けてきて声をかけたらわかるのか、いままでで最高の穏やかな顔になっていたので心底びっくりしました。担当のFさんにも

そういうと、顔を覗き込んで「ほんまですね。久しぶりに見ます。前はそういうときもあっていろいろ話をしてくれたんですが、怒った時に警察を呼べ!とか言われました」と笑って話してくれた

けど、赤の他人にいくら仕事でもそんなこと言われたら不快な気分になるでしょう、弱々しくパンチされたりつねられたりは日常茶飯事だと別の担当のUさんも言っていたけど、いくら病気とはいえ

20代・30代の療法士さんたちにはきつい仕事場ですよね。まだリハビリで回復の兆しがあれば本人もいいのですが、高齢で見込みがないおじいちゃんのような人は本人も家族もこの先というのが

見えないし。。。。まぁ やるだけのことはやってみたら私が納得するんではないかと思っています。

その後、おじいちゃんはまた眠ってしまい 私も台風が来る前に家に帰っておきたいので早めに病院をでておばあちゃんを迎えにいきました。いつもとっとと帰ろうと思うのですが、先生が

聞き出し上手なので 2、30分長居してしまい車に乗って走り出した途端、猛烈な雨でワイパーも強にしても前が見えないほど。それでも風の影響か雨の強弱があってなんとか買い物をして

走り出すとまた雨。ちょうど潮の満ち引きもあったのか雨が止むと 国道を霧がたちこめてしまいおまけにダンプカーが多く走りにくい。前日の夕方にもおとうさんが「まるで映画の≪ミスト≫

みたいに白っぽくなってるで」と言いながら帰ってきたけど、またこの日も海から来るのか途中の国道にかかった橋の上に流れ込んできます。道路のお知らせには強風しかでていません、これだけ

霧が出てるのに・・・霧だとスピードは自然と落とすから自己防衛するって寸法かもしれません。海は見老津あたりから岩にぶち当たるしぶきが「お、お~、すげ~」という様子ですがさすがに

車を止めて見る人もいません。帰りの車内は エアコンをデフロスタにして温度を少し上げて走ったのですがまぁこのくらいなら私も我慢できるってことで。でも、体を除湿したいわ!と思ったので

家に着くなり自宅のエアコンのスイッチを入れたのでした。このエアコンも、前日に「そろそろ使うから掃除しておこう」と中のフィルターやら外カバーを拭いたのさ。これでいつでも使えるわと

こげの散歩に行って帰ったら、まさに「いつ使うの?今でしょ!!」状態。原発が稼働していなくても普段は節電してんだからここで使わなくちゃ!とリモコンを押したら、押しても押しても

「ピッ」というお返事がありません。頭から流れ出る汗に扇風機を回しながら「なんでだ、なんでだ」を繰り返し説明書を探す。探すのにまで汗が落ちてくる。「壊れたりしたら・・・は想定外や。

そりゃ古いかも、電気代はきっと最新式のエアコンに比べたら高くなるけど、買い換える予定はしてないし・・・。」電池を取り換えてもどこかで「ピッ」と音がするわりに 本体にランプがつかな

い。リモコン自体の表示もなんか怪しいやん。汗は出るわ我慢できんわで脚立を持ってきて 外カバーを外して中に不具合はないかとみると右端に緊急ボタンと書かれたものがあって、説明書を

読むとリモコンが使えないときにこれを押すと動くと書いていた。もしかしたら午前中に掃除した時にこれを触ったのかもしれないとおもい、リモコンで動かんならこれ、押しちゃえと押すと

「ピッ」と鳴って本体に稼働のランプがついて、ウィングが開いてきた。あ~、やはりこれやね。と喜んだのでした。子供時代はエアコンなんてなかったけど それなりに夏は乗り切っていた。

それは今ほど気温が高くなかったのもあるけど、扇風機とうちわと日陰で遊んでいられた体力やろね。おじいちゃんもおばあちゃんもここ何年かの猛暑でもエアコンを使わなかった。電気代が

もったいないと言い、寒いと体のあちこちが痛いと言い、そのくせ「暑い暑い」を連発していた。熱中症を恐れながらも扇風機もつけずに寝るという、朝になると眠れんかったと言い、年をとると

いうのは こうも変に頑固になるものかとあきれてしまう。死ぬのを怖がるのに それなら快適な睡眠をとることを自分から遠ざける・・・老人特有の≪痛いから≫という理由をどうにかクリアした

いんだけど、あれこれ提案しても受け入れない。こうと思ったら絶対譲らない。台所のスポンジが手が不自由だから握りづらいというので、柔らかいのを買ってみたけど絶対使わない。

不自由を口にするくせに改善策には乗らない、この一徹者には第一子で長女いう条件が加わっているからではないかと私は思っている。育った時代が違うから、しかたないけど。


                      7月9日の日置の浜

なんか暗いな・・・海面に霧と波のしぶき。湿気と潮の匂いがまとわりつく感じです。


                          よくわからない・・・

先週の海はきれいでしたのに・・・


バック中央に見える建物がおばあちゃんが整体に行く前に入る温泉がある リバージュ・ひきがわ。前がすぐ海なので見晴らしはいいそうだ。



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梅雨らしく

2014-07-07 05:30:00 | 我が家


先週土曜日、サーバー?をZTVからNTTに変更しました。家で使うのは圧倒的に私が占有率が高いんだけど そんな詳しいことはよくわからない。つながるのが早くなるという話だったけど、いまは

そう感じないから、まだ早くなってないのかもしれない。そのくらい私の知識は適当だからネットと電話でお安くなる・・がそうなんだ。くらいでおさめておこう。

梅雨入りしたのに 雨というほどの雨は降っていなくて やっと日曜の夜に雨音が聞こえています。九州では長く雨が続いているというニュースに 今週は台風8号が接近してくるのが心配です。


やっと梅雨ならカタツムリというシュチュエーションでこの写真を載せられます。といっても 大雨にはなってほしくはありません。

ネタのない毎日ですが、土曜日にこの芸無し夫婦にカラオケ参加という話が二週間前に持ち上がり、どうしても歌わねばならないという史上最大の危機を迎えました。先月に親戚の法事の仕上げに

おとうさんが呼ばれて行った時も カラオケ大会になって二週間後私と二人で参加することになってしまいました。一本調子の私の歌など誰が聞きたいんだろう・・とこの二週間、それでも歌える

歌を用意せねばなりません。最近の歌は知らないし、演歌も歌えません。拍手・手拍子はなんぼでもします、許してください!と言っても その場を和ませる芸もありません、歌わねばなりません

おじいちゃんはカラオケ大好きだったし、姉も上手に歌っていた。芸無しはおばあちゃんの血ですな・・・。亡くなった姉も歌うことはそうなかったなぁ。おとうさんは これまた両親が歌うのが

好きなほうなのに私と同じく 歌うのが苦手。おまけに参加者は私より一回り以上上の方々。日ごろ 何かと助けてもらっている人ばかりですから、腹をくくるしかありません。

しかし、私の好む歌は暗い、辛い、そんな歌ばかり。本家本元の歌手が歌っているからこそ 人が聞けるのであって、音も外れてるんだろう、テンポもずれてんだろうとド素人の私が歌って

シ~ンとなってしまったら・・いやいや一曲歌ってそのあとは手拍子で座っておればいいんだろうと、とにかく一曲みつけねば・・・

病院通いの車のなかで 車も古いがオーディオはきょうび、カセットデッキの愛車。昔のカセットテープを聞いてはみるものの、歌詞が度忘れ。どんより暗い歌を歌って「凹ちゃんは暗い歌を歌うか

ら二曲目は無しね」となるのを期待して 選んで車の中で練習したのが中島みゆきの「泣きたい夜に」これでよしと、ふだんは歌を聴きながら運転することは携帯のベル音が聞こえないかもしれない

ので無かったんだけど、いざ音楽を聴きながら走るのも楽しいもので、あれこれと三十年も前の曲を口ずさんでいた。

当日 お店に行くなり「きょうは凹ちゃんのデビューの日だからね~」と主催者さんに言われ頭真っ白。って、話ちゃうやん・・・とりあえず 一曲歌って場をしらけさせようと歌詞本をめくって

またもや気が遠くなった その一曲目の「泣きたい夜に」が載ってへん!!これは大変。用意してへん・・・というのも 土曜日の午前中病院に行った帰り 部屋に保存していた昔のテープを

デッキに入れて聞きながら歌っていた。あ、この歌も昔好きだったな、このくらいのキーなら声が出るかも・・とオートリバースをしたり早送りなんて片手でやりながら、別のテープに入れ替えよう

としたら テープが出てこん!イジェクトボタンを押しても飛び出してこない、片手ハンドルでやるもんだからふらつくわ、信号で止まった時にも指で押しても出てこない。このままではテープは

ちゃんと回っているからエンドレスで同じテープが擦り切れるまで嫌でも聞かなくてはならない羽目になるし、デッキ自体壊れちゃう、いまさらこれをCDデッキにするのも車が古いから勿体ない。

家について車を止めてから思いっきり ボタンをバンバン叩いたらテープが出てきた。カセットテープの両面にA 面B面と書かれた紙が貼られていたのだけど その接着ノリが三十年もすぎたら

剥がれてめくりあがって出そうとしたら入り口で引っかかってしまったんだ。そのあと 懐メロを聞きながら帰宅した影響か あの歌手のあの歌は?とテープをひっくり返して見ていた。

これがまぁ助け船になったんだけど、その記憶で中島みゆきの別の歌を歌うことにした。暗くはないが、まぁ一本調子系か・・・(中島みゆきファンにはごめんなさい)年齢も離れているから

貸し切り店内では知らないやろ「あの娘(こ)」。これには女性の名前がいくつか出てくる。しかしメロディーはうろ思い出し。おまけにマイクのスイッチを入れ忘れ どっと疲れが・・・。聴衆の

中に歌詞の中の女性名と同じ女性がいて一気に私以外が盛り上がってしまった・・・まぁ 私も生ビール一杯で腹がくくれてたんでしょうね。無事にデビューも終わって。

困った時の中島みゆき様様。少し若いころ、子供たちのお母さんたちの交流会でもカラオケに行くことがあってそのときも困ったわ・・・歌うのが苦手な私は・・・。うまい人はうまいからね。

なぜかほかの人が歌う演歌系や古い歌をだいたい知って口ずさめる、それもこれもおじいちゃんが家で歌っていたから知っていたんだわ。


それにしても ひどいのはおとうさんで結局 一人で歌うこともなく「チャンチキおけさ」をデュェット(男同士で)。だもんでまた私が歌うことに。そんな、みなさんのように場馴れしてないし

持ち歌が無い。次々と歌う歌を打ち込んでいくし、また歌詞本を抱え老眼鏡をかけて「無い、無い歌える歌が・・・」あ゛~「そうだ 暗い西島三重子で行くしかない。」あった!歌詞本には

「池上線」が・・・この歌だって知ってる人は少なかろう、、、「西島三重子の≪池上線≫をお願いします」とお店の人に言うと「音の高さは大丈夫?」「だ、大丈夫だと思います。がんばります」

「頑張ってください!」メロディが 少し歌謡曲みたいで古い歌だから知らなさそうでよかった。二杯目の生ビールのせいか気も大きくなったのか、凹ちゃん。二曲歌ったからもぅあとは手拍子で

カルピスチューハイを飲んで、お水を飲んで「酔わないなぁ・・・でも足が、足がだるい」なんてこと言ってたら歌うことになってしまった。でも三曲目の選択はしてない。どうやら終わりも近そう

なので明るくガヤガヤの声の中でわからないように終わらそうと テープで聞いて車で口ずさんだ高田みずえの「パープル・シャドー」って ありゃぁテンポが速くね?口がついていかへん。

カルピスチューハイ二杯目が効いたのか・・・。10時でお開きになったので先におとうさんと帰らせてもらったけど、どうやらそのあとは点数出して歌うみたいで・・・。


家に帰って久々に飲んだアルコールで眠れず、夜中二時半まで起きてた私。翌日曜日は朝5時に目が覚めて昨晩はなんだったんだろう・・・楽しかったけど、あんな歌でもいいんだろうか?と思った

のでした。
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