こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

今年も

2012-12-26 05:30:00 | 我が家
気がつけば師走も残り少なくなってきていました。

12月になってから、自分が何をしているのか時間があっという間に過ぎていった感じで

バタバタとしていて、クリスマスケーキのないクリスマスを送っていました。

と言っても、家事で忙しくしているという実感はなく、気づくと一日が終わりになってい

るということです。

今年はいろんなことがあったなぁ・・・あれやこれやと思いだそうとしてもあまり覚えて

いません。その時は一生懸命にいろいろ考えていたのに、一年が終わるときには覚えてな

い・・・案外こうやってあったことを忘れていく、忘れていって歳をとっていくのかもし

れません。覚えていないということは 辛いことが無かったということなんだとも思いま

す。「今年は人にきつく当たらない」とか思ったような気もします。でも、曲げられない

人には当たったよなぁ(かの人々?)来年は、来年こそは誰もかれも、私に難くせつけな

いでね。もぅいい年なんだから 人に優しく、自分にも優しくそんな日々を送りたいと

思っています。

 あぁ、年賀状も今年はリキを入れて書けなかった。

来年はまたコツコツとブログを書き、なにか本も読みたいし映画も観たい。でも、草も

刈らなければならないし、あれやこれやの用事も出てくるんだろう。みんなが健康で

家庭内が平和で過ごせることを祈ろうっと。

 今年も、コメントをくださった皆様には心から感謝をしています。私の心の乱れを

感度良く察知した方もいるでしょうし、相変わらずのーてんきなおばはんやな、と

思われた方もいらっしゃるでしょう。どちらも私ですので もしよければ来年も読んで

ください。そして、できればコメントをお願いします。(いや、あまりの私の日常が

くだらなさすぎて、コメントする気にもならないなんて思われるかもしれないな)


このところ、串本も小雪が舞ったり寒風が吹いたりと真冬のような年の瀬です。

今のところは風邪もひかずにいるのですが、若くないのでいつダウンするか・・・

今年はきょうでシメとしようと思います。来年は、ネタがあれば早々にと思っています

(でも、お休みが長いと怠け癖がついたままになるような気もします)

皆様、どうか良いお年をお迎えください。ありがとうございました・・・・・凹


(って、本日ネタがないんです~)
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メガネ屋さんで

2012-12-24 05:30:00 | 我が家
先日のパソコン用のメガネの話から、引き続きのメガネの話です。

先週、おばあちゃんをメガネ屋さんまで乗せていきました。おばあちゃんは使っている

メガネが合わなくなってきたので新しく目に合わせたメガネを作ろうと検眼してもらう

ために行ったのでした。メガネ屋さんは駅前通りにあるのですが着いた時には先客の

女性がいて、お店の人はおじさん一人なので終わるのを待ちながらおばあちゃんと

二人で店頭のガラスケースに飾られた≪光りモノ≫に目を輝かせて見ていました。

串本という町は人口も減少し、当然ながら子供の数も少なくなっているので前回、訪れ

たときと飾られた宝飾や腕時計、掛け時計、目覚まし時計はさほど新しくなっていませ

ん。だけど、おなごは目の前に並んだキラキラ光る指輪やネックレスなどにはとても

ワクワクするものです。腕時計も今はもう若い人はしないみたいです。携帯電話があれ

ば時刻もわかるし、電話もかけられる・・・腕にはめた時計をチラチラ見る仕草は

私はとても好きだ。昔は高校入学時に腕時計を買った。汽車通学なら必要不可欠で私も

入学時に買ってもらった・・・んではなく、長姉のお古だった。たぶん長姉は短大に

行ったからお古を家に置いていったんだと思う。お古でも動けばかまわなかったのだ。

当時は文字盤が銀色一色というものでなくて、ダークグリーンやきれいなブルーとかで

バンドの部分はシルバーというのが主流だった。途中でバンド部分をベルト仕様に替え

たりしたのも高校時代だ。友達と色違いにしたりした。私は時計やさんに入るのが

好きだ。それも少し、廃れたような置いてる商品もちょっと少し前の・・みたいなの

を置いているようなお店。現れるおじさんもお店の奥から出てくるような。

高校時代、好きな人の時計と交換するということもやっている人がいた。女の子が

男物の腕時計を嵌めている、まるで少女マンガの王道みたいな様子に憧れたものだ。

あ~、一度あったな。男物の腕時計が普段の自分の腕時計よりこんなに重いのかという

のと手首の太さが違うから、セーラー服の袖口からずるっと出てくるのを必死で隠して

ご飯を食べた記憶もある。何と乙女チックなお話であろうか・・・


 女性客がやっと帰り、おばあちゃんの番になった。おばあちゃんは椅子に腰かけて

検眼を始めた。私はその後ろに立ち同じように左目を隠して、おばあちゃんがお店の

人に指示された「C」の穴が上か下か右か左かという質問に答えているのを真似た。

おばあちゃんは左目が悪いのでそれを右目がカバーしているので見えているけど、

じつは右目は相当酷使されている状況だと言われていた。なんと、私は左目を隠して

みると見えにくい、反対に右目を隠すと左目一つで 右目だけで見るよりはっきりと

見える気がする。気がするというより、実際そうだと思う。右目の視力が落ちている

のではないかという思いは前からあったけど、こりゃ左目は右をカバーして疲れている

んだろうな。常時メガネをかけなあかんようになるのも時間の問題かも・・・。

からころろんと音がしてお客さんが入って来た。男性客だけど開口一番「きのうは

どうも。それであの眼鏡ふき、あれは良かったのでまた貰おうとね」という話し方に

「あれ、この人はきっと古座川の奥の人やな」と思ったのだ。とても物言いが大人しい

のだ。三尾川のおじさんとそっくりな話し方で、三尾川の人か!と思ったくらい。

お店のおじさんは「それはありがとうございます。」とおばあちゃんに「ちょっと待っ

てください」と立ちあがって、眼鏡ふきスプレーの棚に行き「こっちは大きいほう、

こっちは小さいほう」とスプレーになったものと小さいマッチ箱くらいのを差し出し

見せた。どうやら前日、メガネを購入した折眼鏡ふきをサービスとしてもらったみたい

で、それがきっと家に帰って使うとすごく良かったので家人か誰かの分を買いに来たん

だと私はよんだ。お客さんは「そうしたら大きいのと小さいのを貰おうか」「大きいの

が千円、小さいのが200円です」という商談もまとまり「あれは本当によかった」と

いうお客さんに「レンズに落として指で広げてふきとったらいいですから。」と

説明していた。ふ~ん、指でのばしてふきとるんやなと思いながらお客さんが出ていく

のを見送った。メガネを購入したらサービスとして渡したものを次にはそれを買いに

くる・・・小さいけど、お気に入りとなると再度、再再度ということもあるので堅実な

商売だなぁ・・・がらがらがらんと、今度は勢いよくガラスドアが開いたと思ったら

「私も、その眼鏡ふきが欲しいんや」とけたたましく女性が突入してきた。座りかけた

お店のおじさんは「あ、はいはい」とまた立ちあがって眼鏡ふきを並べた棚に行くと

同じように「こちらが大きいほう、こちらが小さいほう」と説明を始めた。私は、

この女性がなんかとても慌ただしいので会話を聞いていた。おじさんに女性が

「大きいほうはいくら?小さいほうは」「こっちが千円、こっちが小さいほう」と

差し出したら「大きいほうはどれくらい使える?」と聞く。「小さいほうがこの大きさ

で、一滴落として指で広げてふき取って乾いたらそれでいいです」という話をしている

のだから、大きいほうがかなり使用回数ができそうに思える・・でも女性はスプレー

になった大きいほうをおじさんが説明をしているのを聞きながら「それはいくら?」と

聞いている。さっき千円って言っていたやろ、と私はツッコミを入れたんだけど

「小さいのはほんでいくら?」とまた言い、おじさんが200円と言った時に

「そうしたらこっちの大きいのくれるん?」・・・おじさんは絶句した。私も同様に

「へ?」おじさんは「いや、大きいのは千円で」「じゃぁ小さいのを2個にするわ」

女性は人の言うことを聞いてないみたいな、まるで漫才みたいな会話をするので笑えて

来た。思うに、この女性はさっきの品の良いおじさんと車に乗りあわせて串本に来たみ

たいできっと、おじさんがお店によって眼鏡ふきを購入して車に戻り「この眼鏡ふきは

すこぶるいいものだ」と説明したんだろう。女性はそんなにいいものなら自分も買いた

いとでも言ったんだろう。で買いにやって来たんだろう。今度はおじさんに「やっぱり

ダイソーで買ったのはあかんわ。濁ってきたんや」うそー私ダイソーで買ったの使って

るけどぉ~と驚いたんだけど、お店のおじさんは「無い時は台所洗剤を薄めて、拭いて

水で流して拭きとったらきれいに汚れは落ちますから。でもレンズだけ、レンズだけに

してください」と言っていた。「台所洗剤でええんやね。」と女性は答えていたけど

私はこの女性ならうすめるどころか、原液につけ込みメガネを傷めるのではないかと

全然知らないけどすごく心配になったのだ。おばあちゃんは眩いので色つきにもしたい

と言っていた。お店のおじさんは「紫外線防止のためにも色つきもいいけど、いま新し

いレンズが出てるんです。光には紫外線とテレビやパソコンの光りで眩しくて疲れると

いうことがあって、そのブルーライトってんですがね、それをカットできるレンズが

あるんです」それって、私のパソコン用メガネやん。「そのレンズはこれですが」と

レンズだけの丸いモノをおばあちゃんの検眼メガネにはめて「どうです、光が目に痛く

ないでしょ」と言ってるけど言われたおばあちゃんはピンときてないようだ。「この

レンズには色はついてないけど目に優しいんですよ」と言っている。え、でもパソコン

メガネは少し、白が黄ばんで見えるよ~と思ったんだけど、おばあちゃんはそうなると

値段も上がるかもしれないと思ったのか、「色はまた夏になってから付けに来ます」と

答えていた。こんな小さなお店でもパソコン用にメガネを作ってくれるのか?と

聞けばよかったのか、でも万が一勧められたら困るしなぁ~と傍観者を気取ったのでし

た。それにしても途中で。お客さんが「レンズが取れかかっている」とやってきて

おばあちゃんは待ったし、別の女性客が修理に出したメガネを取りにやってきたりと

このメガネ屋さんは繁盛してるお店だということがよくわかりました。光りモノが売れ

なくても、腕時計が昔のように売れなくてもお年寄りがいる限りメガネ屋さんは大丈夫

なんだとわかりました。
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パソコンメガネ

2012-12-21 05:30:00 | いろいろ
前々から気になっていたんだけど、パソコンをやっていてあの目のチカチカ感や目の

違和感、どうにかならないかなぁ・・・と。

そしたら、雑誌やテレビでそんなときにうってつけのメガネがあるっていうでしょ。

嵐の桜井某がコマーシャルしているのを見て。いいやん!と思ったんだけど近くにお店

もないし 実物がどんなのかもわからないのでず~っと気になっていました。気になる

気持ちと、ますます目が疲れるのが倍増してくるのでネットで調べたらパソコンメガネ

のほとんどが度なしということ。「え~、老眼鏡も兼ねたのってないの~ぉ」そうです

度がないと画面は目に優しくとも、資料とか手元を見るのに老眼鏡にかけ直さないと

いけません。誰が、メガネにそこまであれ掛け、これ掛けとやってられますか?

仕方ない、おまけに桜井某のは値段もよろしい。しゃ~ない、目の疲れはあきらめて

老眼鏡で我慢しようか・・・と思っていました。

 ある通販雑誌を見ていたら、老眼の度つきでパソコンメガネが載っていました。

これは!こういうのが欲しかったのよ~、いや待て、値段は桜井のより安い。でも紫外

線も防ぐように書いているし、どうにもこうにも私の目の限界もヤバイような気がして

とうとう通販で購入しました。パソコンメガネって少し色が付いているの。それがいい

のかどうかはわからないけど、いろんなところでコメントを読むと色が気になるという

人もいれば、全然大丈夫という人もいらっしゃる。まぁ、色の無いのより目に優しいみ

たいな気がするので気にならない・・ということにしておこう。



フレームはそれでも桜井某のCMで一番きれいに見えたブルー。1.5の度入り。

普段かけている老眼鏡も、レンズの部分がこのくらいの大きさなので違和感も感じなく

しいて言えば、鼻に当たるところが少し痛いかな・・・。はじめて掛けてパソコンを

使ったら、とても目が楽でした。この色のせいかはわかりませんが、「ええやん」と

喜んだのでした。ただ、最近は≪パソコンする時メガネ≫とつぶやくように意識しない

と、メガネをかけずにパソコンを叩いていることが、ままあったりします。

なんのためのメガネなん!!と自分でツッコミを入れています。昔と比べてテレビ以外

に目を悪くするものが増え(パソコン、携帯、ゲーム機など)今までの目ん玉もそりゃ

びっくりするよなぁ。パソコンだって瞬時に調べられることができる半面、よくない

サイトがあって簡単にはまりこんだり、中傷誹謗したり・・・要は使う人間の幼稚さで

失敗するんだろうな。

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お土産

2012-12-19 05:30:00 | いろいろ
この間、ブログ友のぼんくらさんが姫にやってきたので渡したいものがあるから出て

きませんかとメールがありました。お友達とお伊勢参りや熊野古道を歩いたという記事

を掲載していたので、そのお土産だと思ったのですが「本当にいろいろ気遣ってくれて

お土産を買ってきてくれたんだ」とコメリで待ち合わせをしました。お風呂の蛇口から

水が漏れ出したので、自分でネットで調べて修理してうまく直ったので、同じ形状の

蛇口があと三つあるのでそれも漏れ出した時のために予備のパッキンを買いにいくつも

りだったのです。

 ぼんくらさんはあまり冬場は来姫しないので、冬バージョンのいでたちのぼんくらさ

んを見るのは、とても新鮮です。(年上の男性にそういうのは失礼でしたが、その通り

のことを言ってしまいました。すみません)

ぼんくらさんは袋からお土産を取り出して、一つ一つせつめいをしてくれました、が、

どうも思っていたお伊勢参りのものではありません。袋から「北斎」特別展のパンフ

を出してきたので、あぁそういう特別展が行われていたことを思い出し「ぼんくらさ

んっていろんな展示会やなんかによく行く人なんだな」と相変わらず 多趣味なんだと

感心したのでした。大阪にいるといろんな展示会や催し物に簡単に行けるのでいいです

よね。北斎の風景画や美人画はよく写真で雑誌なんかでみるだけど、実際にはみたこと

ありませんが、CMで流れていた中になんかお化けっぽいのがあったので私の記憶に残っ

ていたんでしょうね。パンフにも古井戸からろくろ首のように伸びた女性の首が「ほ

ッ」と煙を吐き出したような絵が掲載されていて「百物語 さらやしき」と書かれてい

ます。なんかこれって「番町皿屋敷」のことなのか?お話は可哀想で怖いけど、この

絵はなんかユーモアっぽいやん。パンフに書かれているように北斎は海外にもひろく

名前が知られ、ゴッホやモネに影響を与えたということは教科書でも習ったなぁ。

浮世絵師としても「赤富士」や大波の向こうに富士山が描かれたもの、美人画なんかも

あったっけ。それらが印刷されたブックカバーをぼんくらさんが私にくれました。

4枚も入っているけど、ここのところ本を読んでいないのでなんか「読まねば!」と

焦りました。昔の浮世絵はどうも上手なんだけど海外の画家のように人物をそのとおり

の大きさで描かずに、まるで十頭身くらいに描いていたり(特に美人画は)空想の美人

に見えなくはない。でも髪の毛の生え際のぼかし方なんて これは外国の画家には

できないかも。


                お土産の数々

ぼんくらさんが「「皆生温泉のお土産」と言ったと思うんだけど皆生温泉の宿屋の名前

が書かれた小袋を差し出して「これはまぁ、気にいるかはわからへんけど」と言います

触った感じがストラップみたいな・・・やろなと思ったのですが、帰ってからの楽しみ

にしておきます。それよりも写真右の梨の箱が気になります。≪鳥取二十世紀梨ゼリー

感動です≫と書かれています。ぼんくらさんは何度かゼリーをくれましたが、梨のゼリ

ーは初めてです。感動です・・と書かれているのが、すごく期待感があります。という

よりそのケースが、梨型のケースが、これは早く食べねばならないという気にさせて

くれます。ぼんくらさんが差し出した小袋のなかには やはりストラップが入っていま

した。写真中央下のです。


                目玉おやじだ!

そういや、山陰のどこかに水木しげるのキャラクターを街の至る所に設置していて、そ

れが町おこしになっている・・・という話題をよくNHKでみた。民放でも報じられて

入るけど、NHKは朝ドラで『ゲゲゲの女房』というのを放送し、最近にしては視聴率

がよかったということで早朝のニュースのなかでよく見る。私は一度もそのドラマを

真剣に観てはないのでよく判らないが。向井理(おさむ)が水木しげる役を演じ、人気

沸騰だったそうだ。小栗より落ちると思うんだけど、おばさんたちは向井を好むらしい


で、そのストラップだけど触るとプ二プ二した感触で、目玉部分に液体が入っていて

どうもプ二プ二と押さえていたら中身が動いて、猫娘らしきものが見えた。その下に

黄色いモノが見えたので、なんだろうと押さえるけどちょうど文字の部分が中身の

キャラの顔に重なって見えないのだ。雰囲気がねずみ男っぽいのでそうだろうと思い

なんでこの二人が入っているのか、主人公がいないやん・・と目を凝らしたら黄色と黒

がチラリと見え「これは・・・もしや」とますます意地になってねずみ男の下に隠れた

キャラを指でどうやったら出てくるのか奮闘して探そうとしました。


          三人勢ぞろい?いや、親父もそろったか・・・




ぼんくらさん、いっつもお土産をありがとう。梨ゼリー美味しかったです。梨の角切り

とゼリーの食感と味、ケース気にいりました。なにもお返しできないうえに、変な質問

してすみません。まだまだ モヤモヤしているしぼんくらさんに笑って話せるには

時間が必要みたい・・・

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私は・・・

2012-12-17 05:30:00 | いろいろ
 こういうことはないでしょうか?

スーパーのレジで並んでいて、すぐ前に並んだ人から話しかけられる。いえ見知らぬ人

からですよ。それがどうも、私にはてんで関係のないことを訴えるように話しかけられ

る・・・。

 先週、おばあちゃんとAコープくしもとに買い物に出かけました。このシーズンですか

ら店内は、ジングルベルの音楽が流れ、壁にはおせちのご予約などのポス

タ―、師走の午前11時前です。店内は混雑していましたが、そう混みあってレジかご

がぶつかりあうわけでもなく、だからレジ台も全部開いているわけでなく並んだレジの

両側が閉まっていて、他に2、3台のレジが開いていて私の前のレジを入れたら4台は

動いていたと思います。私の前には3人並び、最初の人はレジかごいっぱいの買い物を

精算中で、その次は手にひとつの買い物、その次はカートに乗せたレジかごにポテト

チップスが2袋と、サツマイモの入った袋が2袋、私のかごにはまぁそのおばさんより

は多いくらいの買い物でした。レジに縦に並んでいるとちょうど、入り口から流れて

来たお客さんがレジに並んだ人の列を前後に分けるように横切るので、こういうこと

は混雑した時によくあるので、「あぁ入店の人が増えたんだな」と思っていました。

思いながらも人が来ると、私がそのおばさんの横に何度も移動するので、何を思ったの

かおばさんが「混んでいるのがわかってるのにレジを開けんのかぁ」と少し大きな声で

言いだし私は「あ、私はいいですよ」と並んでいたらそのうち順番が来るしぃと思った

のです。が、おばさんは「ほんとに少々の買い物でこんだけ待たされるということは

どうなってんねん!」いやぁ、それを私に言われてもですね・・・おばさんは独り言

のように言っているのでしょうが、目線はモロに私だし、独り言にしては声は大きい

のでおばさんのまえに並んだおばさんもふり返って、苦笑しています。「店長おらん

のか。レジ開けて~や!ちょっと」とレジのおねーさんに言ってみたけどおねーさんは

精算中のレジに熱中して目もくれません。おばさんは「ちょっと言ってくるわ!」

え?誰に・・・私は「なにもそこまでせんでも」と思うけど、おばさんはカートと

かごを私の前の置いたまま、店内に戻っていきました。買い物一つのおばさんは何か

言いたげに私を見るので「急いでいるんでしょうかねぇ」と言うと「ね、ぇ」と

うなづきます。「誰もおらんかったわ!」とおばさんはその辺で店長さんか店員さんを

見つけられずに戻ってきました。「あんな、さっきな店の中で双子の子供がおってん。

な、その子らが喧嘩を始めたんや。で、その子らに喧嘩せんようにお菓子を買ってあげ

るねん。レジが遅いからどこ行ったか判らん。お母さんが双子の子供をつれていたん

や」とポテトチップスの袋を私に見せるのです。そう言われても、私は何と答えていい

のやら・・・、双子を連れたお母さんも、その喧嘩も見てないし・・・でも、見ず知ら

ずのお子にお菓子を買ってあげようとまでするのだろうか?知った親子なんだろうか?

見かけは怖そうなオオサカのオバちゃんっぽいのに。もしかしたら、大阪からこっちに

来た人かも、それもごく最近か10年くらいの間に。普段着だからこの辺の人っぽいけ

ど、言葉や度胸がめっちゃオオサカのオバちゃんなのです。そうこうしている間に

先頭の精算が済み、買い物ひとつのおばさんが前進したのとちょうど一緒に、右側の

レジに店員さんが入ってレジを動かしはじめたのをさっと見ておばさんは「あんた、

ほらそっちに行くと早い・・」「よ」と言う前に私の後ろに並んでいた二人がささっと

そこに移動してしまいました。言ったおばさんは少しバツが悪かったのか、レジ台に

置かれた梅干しのパックを見て「なんや、これ、!」と自分のかごでよけようとしたん

ですが、それはあなたの前に並んだ買い物一つのおばさんがかごを持たずにレジ台に

置いたものなんですぅ・・・。車に戻りながらおばあちゃんにこれこれこうで・・・と

てん末を言うと、「お前の顔が不服そうに見えたから、代わりに言ってやろうと思った

んやろ」と言います。「そんな、私は別にレジを増やしてと思ってなかったし。そんな

大きな声で言ったらまるで私が、おばさんに言わせたみたいやん。私のほうを向いて

言わんでほしいなぁ」と言ったのでした。

 前にも、それはオークワ串本店のレジでのこと。並んだ前におじいさん。何気なく

かごを見たらバナナとレトルトカレーとなにか食料でした。ちょうど台風接近のころで

ズボンの上に雨合羽のズボンをはいていました。この雨の中、歩いて来たのかなと私は

思っただけでしたが、おじいさんがいきなりくるりと私のほうを向いて「一人暮らしや

から、これだけでいいんや」とかごを見せてきます。「一人なんですか、雨やし買い物

も大変やね」と答えたら一気に、何を思ったのかおじいさんは「嫁はんがな死んでちょ

うど、○年(一年だか二年だか忘れたけど)や。あんた、串本病院で診てもらったこと

あるか?」「まぁ昔・・」一体何なんだよ・・と思ったけど「こんど くしもと病院も

新しくなって医者も入れ替わったからよくなったやろけど、前の○○と言う医者は全く

病気を診たてられん医者で、嫁はんの便の色が黒っぽいから調べてくれと言ってもして

くれん。無理やり退院させて大きな病院に連れて行ったら、もっと早く連れてきたら

て言われたんや」おじさんは唖然として言葉が出ない私を無視するように延々とその

お医者さんの名前を連呼し「今度とうとう辞めさせられたけどな」と言います。いや

私も前の串本病院のお医者さんで 病気を見つけられない、患者についていった人から

こんな症状ならこれを疑わないか?とまで指摘されたとか、実際指摘したという人を

知っていました。その時は医者やのに~と思っていたけど、このおじいさんの話を聞い

て、「あ、やっぱりそんなお医者さんいたんや」とうなづいていたら「あの医者に

三人殺されたんや!」と・・・おいおいレジでそんなこと言いだすなよ~みんな見てる

やん。おじいさんはまだ話を終わらせたくないのか次々と話しだします。自分は83歳

で、買い物に自転車でやってくるそうで、「お元気ですね」と感心すると「若い頃から

卓球をやっていて、潮岬まで教えに行ったもんや」と言います。話し好きなのはいいけ

ど、いきなり奥さんの病気や死因まで見ず知らずの私に教えてくるのは、なぜ?

その後、何度かスーパーでこのおじいさんを見かけましたが、もう忘れてしまったよう

で話しかけられることもないのですが、ときたま自転車に乗っているのも見かけます。

あ、この日も駅前で自転車に乗るこのおじいさんを見かけて思わずおばあちゃんに

「このおじいさん、オークワでいきなり奥さんが死んだ話をしてきたんや」と話したん

だ。そのあとの買い物でオオサカのオバちゃんに話しかけられたのだ・・・これって

なに?私の顔はそんなに 人の話を聞きたがっている顔に見えるの?それどころか

私はこの胸の中に詰まった諸々を抱え、誰にも話せず「う~ッ!」となっているのに。

 でも、オオサカのオバちゃん、一見怖そうだったけどいい人やな、きっとカバンに

アメちゃん持ってるんや(かくいう私もアメちゃんをアメチャン袋に入れて持ってま

す)。
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からまれた!

2012-12-14 05:30:00 | 愛犬 こげ
先日の私が≪わけわからん人≫と対決した月曜日、午前中がそれで午後からはまた

大変なことになったのです。

その日は午後からもまだ風が強く、いつもより少し早く散歩に出て早めに帰宅しようと

思ったのでした。こげは家を出るとすぐいつもの橋を渡り、我が家を見ながら広い道を

歩くのです。が、この日はいきなりこげグランドにむかう道をクンクンと臭いを嗅ぎな

がら進みます。立ち止まって見る先には、午前中に撤去を言い渡した可哀想な農機具が

二台置かれていたはずが、あのあと≪わけわからん親玉≫がなんとか稲刈り機だけを

運び出し、見ると農協の農機具の係りの人がやってきて貸し出した耕運機をいじってい

ました。こげはその人の匂いを嗅ぎとったのかそちらに行こうとしますが、私はそれを

抑え、そのままたんぼを横断して山側の道にむかいました。このまま奥にむかって歩い

て行けば、いつものしものほうに行かずにすむと考えたのです。なんとしてでも寒風か

ら逃れたい一心で・・・。ところがこげは山側の道をしもにむかって歩きだしたので、

「う~んそう来るか。なら いつもの川べりまで行って戻ってきて家ね」とこちらも

楽なコースを頭に設定しながら歩き続けました。角々を曲がって、川に架かる橋の

あと少しというところで、ガードレール側に私、リードを短くして右側にこげが歩き

という、いつもの、ごく普通の近所の人がいつも見る私達の散歩風景だったのが、

「え?何こげの背中に当たって来た白いモノは・・・」一瞬何が起こったのかわかり

ませんでした。白いモノ・・・は瞬時に身を躍らせて今度はこげの顔に近寄ります。

その時、私は「うわぁ!なんなんよ~、お前!あっち行け」もう悲鳴です。白いモノ

は川沿いのお寺さんに飼われている紀州犬。まだ生後一年足らず、7ヶ月くらいか、

いつもは門の中にいるはずが、なんでいきなり現れるのか!!とにかく、こげも紀州

犬もオスなので、一触即発状態にでもなったら私じゃ止められないどころか、二匹と

一人が血みどろの状態になるのは目にみえています。なんとかせねば、と私は必死に

こげのリードを手繰り寄せ、「あかん!あっちへ行け」と繰り返し、紀州犬に当たらぬ

よう小キックを繰り出しますが、紀州犬もピョンピョン跳ねてよけます。「くそー、

なんで出てくるのよ、あっちへ行けって、寄ってくるな、こげあかんで、噛んだらあか

んで。我慢、我慢」とこげの背中のハーネスをつかもうとするけど、こげもいきなり

現れたオス犬に驚いたのと、一瞬動きを止めたら今度はこげの匂いを若造が嗅ぎに鼻を

近づけてきます。それも唸りながら。私はいままで飼っていた犬同士がこんな状態に

なったことに立ち会ったことはあるけど、よその飼い犬がこんな風に接近するのには

体験したことがありません。でも、オス同士で噛みあって背中の皮がべろんちょと

なってしまったしし丸のことが浮かんできて、こげをそんなことにしてはいけないと

それにはこの紀州犬を一刻も早く、排除せな・・・でも寒風が吹きすぎ、護岸工事の

音がうるさく誰も道を歩く人もいません。紀州犬が飼われているお寺の門は閉まった

まま、いったいどこから出てきたのか、頭の中はパニック状態。「まったく飼い主は

なにしとんねん」私の犬に対する罵詈雑言もきっと聞こえてないのでしょう。そうする

あいだも紀州犬はこげのお尻に回って嗅ごうとしたりします。失礼なヤツやな、礼儀も

なにもない(?)嫌がってるやろ、こげは平和主義なんや!あっち行け、帰れ~!

私はこげをガードレールの押しつけお座りさせて、紀州犬との間に体を入れて(怖かっ

た)「あかんで、絶対先に咬んだらあかんで」を繰り返しこげを守りに入ります。

おばあちゃんから「紀州犬はそっと後ろからやってきていきなり、カブっと噛む」と

何度も言われていたので、この太い足を噛まれたりしたら痛いやろなぁ・・・とか

なんとかならんかと思いながらいました。相手がじりじりと近寄ってくるので、こげも

気が立ってきはじめたのか、お尻をあげるので私は必死で動くなと言い、リードが

緩むとこげが動き、その鼻先に相手が口を持ってきて、噛みかかります。こげも

「うじゃぁ、なんじゃてめー」というのでしょうか威嚇モードに変じ、グワッと相手の

鼻先に吠えかかります。しかし、紀州犬は高価だから怪我をさせてはなりません。

「噛んだらあかん」こげは私の言うとおり我慢していたのに、相手がいきなり背中の

ハーネスのところに飛びついて二匹が噛みあいながら広い道まで出てしまいました。

全く、このままどうなるのかと思っていたら運よく、奥から散歩でよく合う女性が車で

やってきています。「よし、あの人にお寺に行って人を呼んでもらおう」と私は大きく

手を振って橋の手前で止まってもらうことにしました。女性から見れば橋の上で二匹の

犬が喧嘩になって私が困っていると映ったと思い「お寺に行って家の人呼んできて」

と身振り手振りで言ったのです。その女性は大きくうなずいて、橋を渡らず私が歩いて

きた道の先にあるお寺の方向に車を走らせていきました。よかった~と思ったのも束の

間、なんとその車はさ~っとお寺を素通りして走り去ったのです。どうやら橋の上で

揉めているからそっちの道を迂回してと、彼女は理解したようです。「なんなよ~」

そうだ、携帯で、携帯でお寺に電話して・・しかし、片手でこげのリードをつかみ、

足でガードをしながら、相手が動くたびに体を右に左に引きまわされて、携帯を取り

出しても、ボタンを押せません。なんで市外局番からうち込まないといけないのか、

あたふたしている間に「あれ・何番やった・・」記憶も飛んでいきました。相変わらず

紀州犬は飛んだり跳ねたりこげの周りで唸ったり吠えたりしてくるので、「おばあちゃ

んから電話してもらおう」と母屋にかけて、受話器を取るまでが長く感じたわ。

「もしもし」「もしもし、私。今橋の上こげが、お寺の犬にからまれてるから、お寺に

電話して!」「え、え、なに?噛まれてる?わかった」これで何とか誰かが来てくれる

やろ。それにしてもその間もずっと、ガードの小キックを繰り出し、「でも蹴ると犬は

噛むし、叩いても噛みつくな」と防御の方法がないのです。怪我をさせずに退散させる

方法はないのです。橋の上からお寺のほうをみたら息子さんが出てくるのが見え、

やっと助かると思いきや、彼は閉まった門をかがみ込んで見ています「そうやないやろ

現にお宅の犬がこげにからんでるやろ。どこから出たとかはあとで調べてくれぇ」と

こっちはもう腕がしびれてくるのだ。「というか、しっかり走ってきてくれよ~って

おいおい手には何も持ってないのか。くくる紐は?」犬が逃げ出してるという一報を

受けたら、リードを持って出て来るやろ~。なんとか近くまで来て「あ~すみません」

と言いながら紀州犬の名前を呼び、呼び寄せようとしても当然犬は興奮して寄ってきま

せん。早くなんとか捕まえてくれよ・・・息子さんが伸ばした手をスルリ、スルリと

逃げて行くのは、完全にじゃれあう、遊びの状態です。息子さんが橋の真ん中まで追い

かけて行ったので、私とこげはその場からやっと脱出することができたのです。が、

今度は橋を渡って我が家の方に紀州犬が行き出したので「そのまま逃げたらつかまらへ

んやん」と思った時に、救世主のおばあちゃんが!おばあちゃんはこげのピンチに

自転車で来たら前から紀州犬が走ってくるので、自転車を盾に通せんぼをしてなんとか

挟みうちに。そこへお寺の高校生の息子さんがやってきて「紐、取ってくるわ」と

お寺に戻っていったとか。兄弟そろって自分の家の犬が逃げ出しているとは全然思って

なかったようです。私とこげは、もう後ろを見ずに奥への道を進みました。幸いこげの

体には傷も血もありません。相手の犬もチラリと見たけど血もなかったようだし大丈夫

やろ。でも何事もなくてよかったけど 紀州犬はこげより年下のくせに態度がデカイな

こげは他の犬との接触が皆無に近いし、家の中から 自分の散歩のテリトリーに入った

犬に吠えるだけの毎日です。タイマンなんてこげにも想定外のこと。シッポを下げて

相手の匂い嗅ぎにつきあうなんて、少々情けない気もしますが、喧嘩になってはもう

どうしようもないどちらかが勝ち負けを決めるまで。そうなると両方のダメージが半端

でないし、ケモノは順位付けをするからな。

 そのあと、こげはまた同じコースでさっきのガードレールのところまで歩き、匂いを

嗅ぎまわって、おばあちゃんが防戦した場所にも立ち止まって匂いを嗅いでから家に

帰りました。私はすぐさま母屋に行き「さっきは驚いたやろ~、ありがとね」と声を

かけたら「もうびっくりしたで。電話で≪こげが噛まれやる≫というやろ?噛まれたの

はダイジョウブこ」と言うので「≪噛まれた≫じゃなくて≪からまれやる≫と言ったん

やけど。でも電話してくれたんや」「それも慌てたから(相手が紀州犬やし)、番号も

ほんまかどうかわからんけどかけたらかかって「お宅の犬がうちの犬を噛みやるから

捕まえて」と言っても「はい?うちの犬がぁ?」とスローな答えだったそうだ。おばあ

ちゃんは「散歩に行ったこげがお宅の犬に橋のところで、噛まれていると電話があった

から。早く行ってあげて!!」「はい」・・・おばあちゃんも、あれは犬が外に出てる

とはなっから思ってないようだったという。あ~だから、門は閉まってるのに犬が外で

騒いでるのが、まるでマジックのように思って門をしげしげと見てたんだね。

おばあちゃんの目の前までやって来た紀州犬を息子さんが捕まえようとするも、あっち

に逃げ、こっちに逃げで手首に噛みつきそうにグワっとやっていたそうだ。弟さんも

自転車で来たわぁ「紐持ってくるわ」と、やはりお寺さんだから落ち着いた物腰なのだ

ろう。前にも植木屋さんが「河原で遊んでいるのを見て、ちょっと相手をしたらその

力のすごいの。ありゃ子供やったら倒されるの」と言うのを聞いていたし、だから

私達はお寺の方に行くのをやめたのだ。小型犬ならなんとか処理できるけど、中型の

こげと同じくらいの犬となると怖いもん。お寺の裏山の急傾斜地から下りてきたのか

反対方向の山づたいに下りてきたのかのどちらかだろうけど、飼い主が抜け出すところ

を見つけてないのが、またも出くわすんじゃないかとそれから後方確認ばかりして歩

いています。おばあちゃんはその直後「胃が痛い」と言いだし私は薬局まで胃薬を買い

に走ったのでした。自分ちの犬は平気だけど、よその犬は気性も判らないし撫でたりす

るのは怖いんですよ。私ちゃんと≪からまれてる≫って言ったんだけどなぁ
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スッキリ!

2012-12-12 05:30:00 | 我が家
月曜日は、朝4時に目が覚めもう30分は寝てていいんだけど、なにかしていないと

気分が悪くなってきそうなので、さっさと起きて弁当作りを始めた。その合間に洗濯機

を回そうと外に出ると、外灯の中に雪が落ちてくるのを見た。太陽がないから丸い粉雪

というのか、服の上に落ちても融けない。気温も下がっていたんだと思う。そのあとは

降ったりやんだりで、太陽が出ると粉雪よりぼたん雪のようなのからみぞれまじりに

なって、初雪なのかなと思った。こんな時は 気持ちもおかしいのか洗いものをしなが

らなぜか涙が出てきて、泣き泣き洗った。なぜだろう・・・更年期ってやつか?

日中も曇り空で、風が吹きみぞれになったり奥の山も真っ白く雪が降ってるのが見え

部屋から外に出ずにいたら、こげがワンワン吠えたので玄関から顔を出してまわりを

見渡すと、ビュービュー風の音に混じって、護岸工事の機械の音・・のほかに、この

くそッ寒い中、草刈り機の音が聞こえた。強風の中で、あの≪わけわからん人≫が

旦那と友人が作るから貸してくれと言って、作ってみたわシカとイノシシの猛攻撃

にあい、二年続けて不作というか無収穫という結果に終わり、二年目の今年の稲は

刈らずの稲になって、それも枯れてそのままになったのを≪わけわからん≫親玉が刈っ

ているのだ。うちはたんぼを貸したけど、その横の土地はうちのではなくよそさまのだ

けど、そこに稲刈り機と耕運機を放置し雨ざらしにしているとこの間、ブログに書い

た。そのよそ様からおばあちゃんが「機械を置きっぱなしにしている」旨を告げられた

のだが、「あの人らが(わけわからん人々)来たときに、言ったら?」と私はあの人々

と口も聞きたくないので放っておいた。でも、よそ様の気分を害しているのも十分判っ

てはいたので、契約更新のときにでも厳守事項と赤線でも引いて、守るべき事柄を

書き連ねてやろうと頭の中で、そりゃもうあれもこれも禁止事項にあげようと考えて

いたのだ。だけど、この日の私はその姿を見ただけで、直談判したる!とそりゃもぅ

強風の中みぞれまじりの中たんぼにむかって歩きだしていた。朝から、どうも不安定な

気持ちで何かを発散しなくちゃ、頭が噴火しそうだったのさ!

 前に本で読んだように、苦手な人と相対するときはまずは深呼吸して・・というのを

思いだしていたけど、たんぼに到着してもかの人は下を向いて機械を使っているし、

その音と工事のトラックのエンジン音で私の気配も気がついていなさそうだった。

私はじっくりと、かの人が顔をあげて気がつくまで待った。やっと、気がついたので

「あそこに、あぁして機械を二台も置きっぱなしにされちゃ困る。あそこはうちの土地

ではない、よその土地だから」と大きな声で言うと、普通機械を止めるでしょうが、

強力≪わけわからん人≫は機械のエンジン音を少し押さえながら「あ~、あれですね

あれは私も気にはなっていたんですよ。でも動かすのに、うちのおとう(だんな)が

腰を痛めてきのう、向こうに帰って、私もぎっくり腰で寝込んでいてやっとこうして

刈りにきたんですよ。はいなんとかしますね。でも耕運機は農協さんが貸してくれた

もので、動かないから持っていってと頼んでいるんですけどなかなかね。私一人で

動かそうとして、一度下敷きになってしまって。」そんなあんたが下敷きになろうが

ぎっくり腰になろうが私には関係ない。それにしても私の話より、何倍も返してくる

と思う間に、あっちはあっちの言い分をまくしたて始めたのだ。「稲刈り機はここを

刈ろうと持ってきたら、雨が降り、刈ろうと思うと雨が降りで置きっぱなしになって」

私は「早いうちにシートでも掛けておくとかするでしょう、それもしない」というと

「そうなんですよよね」とまずしおらしく自分の非を認める答えかたをするのだ。で、

次に続く言葉に私はあんぐりとしたのだょ。

「人が言うのにはカバーをかけっぱなしにしたら、それが蒸れて中の機械が傷むらしい

んですよね」としゃーしゃーと答えたのだ。蒸れて傷む、腐る・・・温室の中の花苗か

それであのように雨ざらしで 草の蔓がハンドルに巻きついて花も咲く状態にしている

のか?こっちはあのまま放置されて壊れた機械を置き去りに逃げ去られるのではないか

とまで、考えていたのだ。とっとと撤去だよ撤去!こちらが言わなきゃいつまでも放置

しておきそうなので、ここで言ってよかったと思いながら「この辺の人は農機具を

いつまでも雨ざらしにはしないし、ましてやよその家の土地に放置なんてせず小屋に

入れて置く」と言った言葉に返ってきたのが「うちねぇ、機械を入れておく小屋がない

んですよ。」「無い!?」「そうなんですよ~、だから家でもこんなふうに雨ざらしに

しているんです、いけませんよね~」ってあんたねぇ、家の庭先でもこんなに機械を

扱うって・・・自分で自分が言ってる言葉が判ってるのか?と思いつつ、私はいったい

この≪究極わけわからん人≫の脳みそが、どこでどう自分たちが作ろうと思う農作物に

関わる道具を粗末にする指令を出しているのか知りたくなった。この人は「私ってそう

いうルーズなんですよね。クスッ」とまでの態度なのだ。「このたんぼも、だんなさん

と友人が作るって話で契約したけど、友人の人も毎日車で通りながらイノシシが入った

ならさっさとネットを張るとか破れたら修繕するとかできなかったんですか?その人の

奥さんも水を掛けたら、いつまでも何日もかけたままで見回ったりしないやん」と

言ったら「友人の人は今年は外国に行ったりして、たんぼのことはできないというので

じゃぁ私達がカバーして作りましょうかということだったんですけど、そうですね、

ちゃんと管理もできない・・でも、このたんぼは水が入るととこと、落ちていくところ

が同じ高さなのでなかなか、水がきれないんですよね。あっちに落とすなって言われた

し」「当然ですよ、。あっちのたんぼ(こげグランド)に落とされたら、年がら年中

水を落とされて(あんたらがちゃんと見回りせんかったら)草も刈れん」と強めに言う

と「それで、もう来年はどうしようかと思っているんです」「返してくれてもいいです

いつまでもこんな状態でおかれるより、もう作らず草を刈るほうが見られても恥ずかし

くないわ」と言ってやった。この言葉をず~っとこの人に言ってしまいたかったのだ。

「そうですね、作るなら完璧なネットを張るとか電気柵を設けるとかになりますよね。

そうしたら電気を持って来なくちゃいけないでしょ(私はバッテリーだと思ったのだが

もしかしたら、電柱から分配することを思ったのだろうか)、そうしたら大がかりにも

なるし、お金がかかるでしょう?ネットにシカもかかったりして、猟友会の人にも来て

もらったりしたんです。檻も置いたりしたんですけどねぇ。」「向こうのたんぼも

シカが入ったりして(別のひとのたんぼ)今年はあまり取れなかったと聞いたから、

もうこの辺でお米作りは無理なんちゃいます?ちゃんと管理したらできるかもしれない

けど」「ですよね、電気柵なんかしたら10年は作らないとと思う(それは元を取るた

めか?)けど、お宅の子供さんが帰って来て農業をするかもしれないからってことで

したから、電気柵もできないし」「うちの子供がするかせんかはこっちで決めること

なんで。やめたら?」「ここはヒエが生えついて、ヒエ田になってね」ってヒエがある

のはうちのせいか??最初に貸したたんぼにもヒエが生えて、それを引いては畔に干し

その種を落としまくっているのは、あんただよ!!それもわからんの?引いて、刈って

束ねたヒエの束はたんぼの中に置いたまんまやん。どこまで、ルーズなズボラな頭から

≪わけわからん人≫なんだ!!そんなこんな話をしていたら工事の車は去って、あとは

こいつの草刈り機の音だけになった。「んじゃぁこっちのたんぼは来年は作らないで

返します」あら決断早いやん、と少し驚いたので「なら水をきるためによそのたんぼの

畔を勝手に切った・・」「畔を切る?なんなんです、わかりません?」え?わけわから

ずに、やったのか?「ほらそこ、の畔を二ヶ所えぐり取っているやろ。あれを切ったと

いうんです。とにかくそこはよその人のたんぼの畔なので修復しておいてください。

それとあの角材、(田植え前に耕運機で水を入れて耕したあと、その角材をロープで

つないで水面を平らにならすための道具)あれはお宅のですよね、長い間、あれも放置

してはうちの休耕田に転がしてきては、こちらも邪魔で転がしかえるでしたね。それも

持って帰ってください。ネット押さえの石ですか、川から拾ってきたのもあれも片付け

てください」「はい、持って帰ります」(川の石は持ってけへんのちゃうの?厳密に

は?)「あ、ネット外したけどその切れ端や紐もうちのたんぼに放ったままでね」

「そうですか・・・」あんたら、作業の最後の最後まで確認せんわけ!!

「外国の人連れてきてましたね」「あ、ウーハーさんです」「へ?なにそれ」「ウーハ

ーさん。私とこ二年前から海外からのホストとなって外国の人を受け入れて、世界中の

荒れた土地を耕していくという取り組みをやってるんです(誇らしげにいうな)」と

少し胸を張っていったように思えたので、「ウーハーだか何だか知らんけど、私達は

個人であなたと契約しました。そうですね、そんな得体もしれない外国の人、言葉も

判らない人がウロチョロしたら怖いです。」「はい。でもその人達だけを置いていく

ということはありません。私の家族か、仲間の人も一緒に行動します。」「いや、

車で降ろして(残った外国人がたんぼでシコを踏んでいた)どこかへ行ってしまってた

やん。うちは実験農場として貸したのではない。」「わかりました。言葉が判らない

人を連れ込んではいけないということですね」この人、どこかで私が注文を付けたら

それをうまいこと逃れようとあ~だこ~だとはぐらかすというか、素直に返事をしない

人のようだ。あげくに「なにか間違ったことやしてはいけないことをしていたら、○○

さん(私)も電話をすぐくれるとか、話してくれたらよかったんです。いつもこのよう

な感じで・・・(というのは、立ち位置のことか?いま私はこの人より高い位置に立っ

ている。それとも昨年だったか、国道わきでたんぼを貸さないということを言い放った

ことか?)。」「私は××さん(わけわからん人)がもっと ちゃんとした人だと思っ

て貸したので。違っていましたね」と今から思うと、私も相当失礼な言い方をしたと

思うんだけど、それくらいで堪えたかけらも見えません。どうもやっぱり、神経が私の

三倍くらい太いんだと思う。おまけに話し方が、私のか細い神経を逆なでするような

話し方だからよけいだわね。「本当に、○○さんにはご迷惑をかけてすみません。私

一人では作業も十分できないし」「他の土地でもやってるんでしょ?」「ほか?あぁ

△△ファームではお互い手伝いあったりしてやっています。」「それだけでいいんじゃ

ないですか。お金をかけずに農業なんてできないと思う」「そうですよね、お金をかけ

ずに立派に作る・・・理想が高すぎるんですね」「そうやね、そんな無農薬米作るなら

毎日のようにやってきて、管理して作るもんだと思う。水を掛けたらず~っと入り口を

あけたまんま。閉めずにそのまま状態。見に来ることもない」「見に来てました」と

そこは言い返すんだ・・・。「じゃぁ私が借りているほうは4月ごろの契約でしたので

おとうと相談して来年作るか決めます」「はい作らないなら、そっちも後片付けはちゃ

んとお願いしますね」

 なんとスッキリしたことか。寒風とみぞれのなか寒いのに、私はえらく高揚して家に

戻って、おばあちゃんに機械類の撤去を申し渡したこと、あのヒエ田と言われたたんぼ

は、もう作らないということ、ほか≪わけわからん人≫が言い放ったことをぶちまけた

ら、「ちゃんとたんぼにきて作ったらできるんやけどなぁ」と同情めいたことを言う。

「ヒエ田に薬を入れて耕して、それを2,3年やったらお米も作れると思うけど・・・

って言いながら、自分は無農薬主義でそれができへんのやろ」と私は言っておいた。

ヒエ田にしたのはかの人達だろうが。たんぼに集中せずに、どっかにすぐ行く、たんぼ

は一時間で切り上げみたいなことやってたやん。何もかも道具を置いて、翌日にも現れ

ないでは、やはり今はやってる【農業】、【土いじりをしたい】人達なんだと思うのだ


このあと、枯れた稲を草刈り機で刈り倒してはいたけど、それを軽トラックの荷台に山

に積んでいた。軽トラックを止めたところはこの間、草を刈って焼いたばかりのところ

そこに乗り入れて積んだのだが、夕方になっておばあちゃんが「あれ、なにしやるん」

とたんぼを見て言うので、見ればかの人の軽トラックがその日刈ったたんぼまで車を

乗りこんだのは良いけど、タイヤがたんぼがゆるくのめり込みにっちもさっちもできな

いらしく、護岸工事のおじさんや近所のおじさんまで出てきてトラックを押したり、

前からロープを書け近所のおじさんの軽トラに引き上げてもらってるやない。

まったく、なにをしてもあたりの人に迷惑をかけ続ける人だ。最初古座川の一雨(いち

ぶり)で農業をおじいさんの人に教えてもらって、何度も怒られたと言っていたけど

この人は教えてもらうということに対して、受け入れないところがあるのだ。自分が

無農薬と思えば絶対無農薬、譲らない。でも虫にやられたり、イノシシが入ったりした

ら一気に熱が冷めてしまい、それならそれをそこで打ち切ればいいものを 放置して

また別の農作業に移っていく・・・なんとかならんかね、まぁ来年は半分のたんぼで

私のイライラも減る。そうそう、こげグランド入り口を勝手にネットで閉められたので

私が入口の扉をつけ替え、『ここにネット・網を張らない・掛けない』と表示したのを

見て初めて気がついた・・と言っていたけど、どうせそんな事だろうと思っていたよ。



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真冬やなぁ

2012-12-10 05:30:00 | 和歌山県
一気に寒いっす!

身も心も凍りつくというような・・・。北風ピープーどころかこっちは懐も ピーピー

今年ももうすぐ終わりだと早朝のニュースで言っていたし、料理番組もおせち特集とか

言うし、お店に行けばジングルベルに、クリスマスのブーツやケーキの予約、おせちの

予約・・あぁ、まだ年賀状も準備できてない。困った困った。そんな中、町内一斉清掃

でした(昨日)。

私の班は 各自宅前や道路。車庫下の川べりを刈るんだけど、おとうさんが起きてこな

いので先に出て、刈る。あれだけ「明日は一斉清掃やで」と言ったのに。ここ数日、

日中も夜間も強風が吹いていたから、清掃中も強風だと嫌だなと思っていたら、なんと

か穏やかに晴れてよかったよかった。終わって 区からのお茶をとりに行くと一本も

ありません。残された空の箱が残るだけで・・・。区長さんが補充の缶コーヒーを持っ

てきてくれて、出てくれた人に配ることができたけど、なんで70本もあったのが

1本もないんでしょう?

今週末、急用のために選挙に行けないので初めて≪期日前投票≫というのをやってきま

した。昔、もう30年近く前、姉の挙式かなんかが投票日と重なって≪不在者投票≫と

いうのをやって以来のこと、投票日前の投票は。串本町役場の投票所に行くと、

監視人のような人が座っていて、そのまえにパイプ椅子が置かれ、その前にある机で

何やらく記入してそれをパソコンに入力し、初めて小選挙区の投票用紙を渡されるしく

みのようで、さきにおとうさんが記入していたらとなりの席のおじいさんが担当の人に

なにやら説明を受けていた、「きょうは小選挙区と比例区と最高裁判所の裁判官の投票

になります・・・」のようなことを言ったとたん、おじいさんは「んなもん、わかるか

?最高裁判所の裁判官・・」その剣幕があまりにも大きな声だったので私もびくっと

なったんだけど、言われた担当の若いおにーさんも席から立ち上がって後ろに引きさが

りながら「ぶ、ぶっちゃけわかりませんよ、ぼくにも」「そうやろ」とおじいさんは

自分の言い分が認められたように思ったのか、立ちあがって記入台にむかっていった。

私の担当のおねーさんは、「小選挙区、比例区、最高裁判所すべて投票できますが、

全部なさりますか?」と聞く。投票日の都合が悪いから期日前に来たんであって、分割

して再度またわざわざ来る人もいるんかえ?と私も言いたくなりそうになったけど胸に

しまい、投票用紙を貰い小選挙区の候補者名を書き、後ろに回ってハガキを差し出すと

別のおねーさんが「こちらの紙に比例区の党名を、こちらの紙は最高裁判所の裁判官で

す。なにもなければ無記入で。そうでなければ×をお願いします」と言ってきた。

その前にも、先ほどのおじいさんが別のおにーさんに「わからんやろ?」とまた最高

裁判所の裁判官について一言いっていた。たしかに、最高裁判所の裁判官っていうのは

お目にかかることもなけりゃ、ニュースでも裁判官一人ひとりが映し出され名前が画面

に出ることはない。一番偉い人だけでしょ?私は以前から全員に×をつけて投票してい

る。私の一票でこの人達が罷免されたりはしないけど、そのまんま認めるのもなぁと

子供っぽい考えやな。まえに、これでバツをつけられる人は最初に名前を書かれた裁判

官が圧倒的に多いとか聞いたような気がする。とりあえず、全員認めるのもなんかなぁ

って思う人がいるのかな?と思っているんだけど。というか、まだ選挙公報が配られて

きてないので裁判官の一人ひとりがどんな裁判に立ち会ったのかは読んでいないのだ。

帰宅したら、なんと川の中に候補者のポスターを張った掲示板が吹き飛んでいた。

先行き苦しいかも、この選挙区で勝ち残った候補者は・・・と思ったのでした。
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災害に備えて

2012-12-07 05:30:00 | 我が家
この週末も気温が下がり始めるという。こんなに寒いと 何かが起きるかもしれない

そんな気がします。阪神淡路大震災・東日本大震災も震災後はまだまだ寒い日が長く

続いていた。風水害以外は、もしかしたら冬期に起きる確率が高いのかもしれない。

≪確率≫・・・いやな言葉だなぁ・・・中学生の時に数学の時間に女子の挙手が少ない

と数学のN先生に注意されたことがあった。理由を聞かれ私は素直に「手をあげたら

当たる(指名)される確率が高い」と答えたら、N先生は職員室に戻って部活の先生に

チクったため、そっちの先生から叱責されたという今でも≪確率≫という言葉を聞くと

あの嫌な記憶が舞い戻ってくる。


今秋、挙式をした姪っ子からお祝いのお返しにとカタログギフトが届いたのは、10月

ごろだったか。入籍を小栗の入籍と同じ頃にしたので、お祝いを渡したのは今春だった

ので、お返しなんて忘れていたし送られてきた包みの大きさと重さで何やら判らず、

おばあちゃんなんかは「これはヨウカンの詰め合わせや、絶対に」と言いきってしまう

ほど、それはヨウカンを思わせた。しかし、ぶ厚いカタログギフトの本が2冊入ってい

て大笑いしたのだ。1冊はグルメもの、もう1冊は身の回りのものからフィットネスや

温泉宿のようなものまであった。ページをめくると、「あぁこれがいいな」「こんなの

もあるわ」とらんらんと目を輝かせながら品定めをするのだけど・・・。家電などは

どれもこれも家にあるので間に合っているのだ。髭そりを欲しい・・というおとうさん

に「これで貰ったら」と言うと「それもいいけど、欲しいのはちょっと違うんや」と

言うし、私の欲しいものでいいと選ぶ権利を譲ってくれて内心嬉しいんだけど、かと

いってアクセサリーも腕時計も最近、とんと身につけなくなったし~、選ぶものがない

のだな。おとうさんは「せっかくのお返しやから、グルメ本で選んでただ食べるという

のはなぁ、食べてしまったら残らんからなぁ」とちょっと優しいとこもみせてくれた。

新宮の姉も「なにを選んでいいかわからんわ。食べたらそれだけやもんね」と同じよう

なことをおっしゃる。そんなこんなで 期限は6ヶ月ですと書かれた文字が気になって

気になって。なんとしてでも年内に決着せなあかんわ!と私一人で悩んでいた・・と

いうより、申し込み忘れのないようにコタツの上に2冊の本を置いていたら邪魔になっ

てきたのだ。「あ~どれにする~?」と呻いたところに「ないなら、防災キットにした

ら?南海トラフって最近報道されるしもしかしたら近いうちに起きるかもしれん。

政府は近々起きる情報を持っていて、それを小出しにしてる可能性がある。危機

感を持たせようとやな、起きたら一応、起きることがあるって言ったと言えるしな。

外れても天災やからそのうちいつかは起きるから、そんなとこやで。」とおとうさん

が言った。「それもそうやなぁ。防災キットなら持っていてもないよりマシかもしれ

へんし。自分でも少しは揃えたけど違うものもあるやろ。」とさっそく申し込みハガキ

を出した。それが11月の中頃。すっかり忘れていたら郵便屋さんが配達してきたけど

「またおとうさん、なにか注文したやつかぁ」と疑ったくらいだ。気がついたのが

箱に≪エマージェンシーツールキット≫と書かれていたのを見て。はぁはぁこれがそう

なのか。写真より小さいな・・・と封をきってみた。

   
            めっちゃ、外側本格的やん!

ふむふむ、で、中身は?その前に手前のポケットを開けてみよう!
   

左上がポンチョ型雨合羽、その下はファーストエイドポーチ、右上は方位磁石に14徳

ナイフ、ホイッスル、その下が防寒・保温シート

ま、こんなものかな。ファーストエイドポーチには傷テープ4枚、綿棒4本、ポケット

ティッシュが入っていたけど、なんで4本4枚って≪死≫を連想するような数字なん?

14徳ナイフ広げては見てないけど、うまく使えるかしら。保温シートは自前で購入し

て避難リュックに入っている。おばあちゃん達の分も持っている。

   
             メーンを開けてみる

中身をとりだす
   

左からミニキャンドルランタン、キャンドルは6個つき。無風時で4,5時間もつらし

いし、マッチもついていた。黒い箱にはラジオ(FM/AM)付LEDライト(単4電池4本付

ロープが5メートル。滑り止め付き軍手。防災メモってたんにメモ帳でした。収納ケー

スの肩掛け紐。

以上を避難リュックに入れておこうと思い、作業にかかったけどふと前述の「近々起こ

るかも」という疑心暗鬼に陥ってしまい「自分の身は自分で守らねば」ととりあえず

ラジオ付ライトに電池を入れてみようと封を切った。肝心な時に電池が切れていたりし

たら大変やん。箱から出して初めて≪サイレン付き≫というのを知った。電池が4本つ

いていたら、全部使うと思うやん、なんでか3本使うんやて。余った1本邪魔やん。

と電池をセットして「いきなりサイレン鳴ったらビックリやから、ボリュームも最小

にして、ラジオでテストしてみよか。え?ライト、このくらいの明るさ?ラジオは

ここ、入らんやん。おかしいな」と電池を入れ替えてみたけど今度は小さな明かりも

全く点かなくなった。やっぱり点検はしておかなあかんな。試しに電池テスターで調べ

たら、なんと1本が反応しない。どこの電池だ(たぶんかの国のものだ)不良品1本

混ぜてんのか!とセットし直しライトを点けたら明るいやん。よし、次はラジオ、や

はり電波の届きにくいところのようで入らない。まぁ仕方ない、サイレンは・・

いきなり最小音量なのに、外に聞こえるくらいだ。よし、これはリュックに入れずに

外に出しておこう。電池はその時に入れるとして、『3本使用』と書いておこう。

   

   
         ホイッスルの中に秘密文書が仕込めるって!!

秘密文書でなくて、個人情報、名前や生年月日住所、健康保険証番号、血液型。でも

一人分?

   
         ホイッスルの中に用紙が仕込まれている

取り出したら、元に戻せそうにないので無記入。なんか伝書鳩の足輪のような感じかな

元の避難リュックの中身もついでに取り出し、自前の物でこっちに纏められるものは

こっちに入れておけば、いいやろ・・・

   
       久しぶりの対面、って同じようなものを用意してるやん

手前の黄緑は防犯ブザーや。サイレン代わりで買ったと思うけど、たぶん鳴るやろな。

やはり冬バージョンを想定して、カイロ、でも2008年の期限やわ。使えんことはな

いやろ、未使用やし。青いケースは老眼鏡、とマジックペン。リュックの中には

ラップやガムテープ、ヤッケに懐中電灯、少しのお金。とりあえず細々したものは

この赤い≪エマージェンシーツールキット≫に入れ替え、リュックに入れておこう。

   
                完了

食料は 長期保存できるヨウカンやビスケットにパン 飲料。一人分がやっとやな。

自前で避難リュックの中身が揃えられていたから、カタログギフトには防災食料セット

一日分があれば、迷うことなく選んだわ~。あと、トイレを粉で固めるのも買っている

一気に用意するのは大変やし、少しずつ備えても点検するのがなぁ・・・貴重品ってい

われても、避難する時は慌ててどうなることやら・・・。備えあれば憂いなしというけ

ど、結局は何も持たずに逃るだけだったりして・・・
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寒風!

2012-12-05 05:30:00 | 和歌山県
昨日は、夜中の雨も上がり気温は前日よりは下がるけど晴れだと早朝の天気予報では

言っていた。私が少し寝過ごしてしまい、慌てて起きた時には風は吹いてなくて、

こんなお天気なら洗濯物も乾くなぁと思いながら、自転車でゴミを出しに行ったら顔に

あたる風が冷たい。そのあと、7時過ぎくらいから猛然と風が吹きはじめ、洗濯物は

洗濯ハンガーが竿に辛うじてつかまり、突風だとあわやハンガーごと一回転しそうな

くらいに見えました。急に風が吹き始めるなんて、外に出たくないやん。ツバキの木

の枝を少し切ろうと思っていたのに・・・。師走に入ったとはいえまだまだ忙しさも

そう感じない・・・あぁ クリスマスのイルミネーション忘れてるな。そう大がかりで

もなく、たんに電球をツバキの枝に引っかけただけなんだけど、暗くなると縁側の

ガラス窓に反射して少しきれいに見える時もある。私は太陽光発電式のイルミネーショ

ンをかなり前から使っている。その頃はまだ値段も高かったけど、10時の消灯に外に

出るのが寒いから。。という理由でだ。もちろんそれだけでは貧素なイルミネーション

なので電気式のもつける。しかしだ、電気料金も高くなるという今、貧素なら貧素でい

いか・・・とも、まぁこれをやっていれば「この家には若い人が住んでいるから」と

ドロボーも敬遠すると言ってくれた人もいるので、あぁそれもそうかなとか思う。

案外、道を行く人も「あれ?まだかな」と思ってるかもしれぬな。

 週末は二度、古座川町の親せき宅を回ることに。やっぱり、古座川町は串本町とは

違い、空気が冷たかった。三尾川にむかう道で、前方から≪かもめ観光≫と書かれた

バスが走って来た時には、「なんでこんな道に入ってくる」とたまたま道が対面できる

ところだったので、余裕でかわしたけど路線バスならいざ知らず(路線バスも二本くら

いしか通らない)観光って、一枚岩あたりからこっちに来たのか?ナビの不安内なのか

もしれない。

  

光泉寺近くのおばさんの家の庭先の南天。すごく実がついている。まだ野鳥の冬越しの

エサとはなっていないのか?


         ♪なんてん のどあめ~ とつい歌ってしまう


前回訪れた時にはまだマユミは開いていなかったけど、この日にはほとんどが開いて

中の粒の無いのもあった。


                 前回


                 今回

庭から見える光泉寺の大銀杏の木ももう黄金色の葉っぱはついていません。



冬でも強いヒメツルソバの花が庭から、下の道路わきににも植えられたのか、勝手に

広がったのかたくさん咲いていました。おばあちゃんに「これは根気をいれて引かな

どんどん増えるで」とアドバイスをされていました。花はかわいいんだけど、増えたら

ここにもそこにもと。だいたいそんな花は強いのだ。




             石垣にもびっしりと

ところで、前回お邪魔して私が野良猫≪にゃん≫に手なずけられた話、ありましたね

その後、隣りのおばあさんが入院してしまいそれから姿を見せなくなったというのです

見た感じまだ年老いたというふうには見えなかった≪にゃん≫。おばさんも心配して

気にはしてるんだけど、寿命が尽きるのを知るとネコは死に場所に行く・・?(象なら

そうだけど)かもしれんし、あれはちょっと他のネコよりどこか違うかんじがあるので

ネコ好きの人に連れられていったのかもしれん・・と言います。私としても、珍しく

ネコも可愛いなと思えたのに、もう会えないのが残念でたまらない。フラッと舞い戻っ

てきたらいいのに。


                にゃん



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