雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

新型インフル襲来!(その3)

2009年10月31日 | CIDP
さて、待合室で待っていると、その次の子もまた次の子も
全員がインフル検査。処方されるお薬はみんなタミフル。
「なんかすごいことになってるなあ」と思っていると
名前を呼ばれ、診察室へ。

「お母さん、ばっちりA型やったわ。このタイミングのA型は
 やっぱり新型やろねえ」

ここの先生は障碍のある子にはどんな形状の薬なら
のめるかも考えて処方してくれます。
息のコントロールが難しいので吸入薬は難しく
カプセルや錠剤は飲み込めない息子ですが、粉薬は
少しくらい苦くても大丈夫。

相談した結果、通常10代の子に処方されるリレンザは
息子には難しいだろうということで、小さい子向けのタミフルの
ドライシロップを体重相応量処方してもらうことに。

「おかあさん、知ってはると思うけど、タミフルは10代の子に
 使うと危険な行動に出る可能性があるって言われてるんでねえ、
 少なくとも2日間は絶対に目を離さないようにしてね」

そんな注意を受けて、家に帰って、熱が下がっているため
少し食欲の出てきた息子とお昼を食べて
息子は眠り、それを横目に見ながら私は仕事をすることに。

3時過ぎになり、再度息子の体温を計ると、
今度は39度を越えていました。
さすがに顔は真っ赤で、目も充血し、見るからに
しんどそうな息子。
額のジェルシートを取り替えて、お茶を飲ませて、
それから私は主治医に連絡をとるため、病院へ電話をかけました。

実は私の持病であるCIDPは、新型インフルにかかると重症化する
危険が高い基礎疾患ということで、糖尿病や喘息と並び
「最優先で新型ワクチンを接種できる対象疾患」に
指定されているのです。

つーことは、私も今うつるとかなり危ないのだろうか?
何より、普通のお医者さんはよく知らない難病なので
他の病気と重なったとき、まず主治医の指示をもらっとかないと
いけないのです。

ところが。患者に対しては気さくでお茶目な主治医も、
実はその病院ではかなりのエライサン。
電話しても「会議中」だとか「回診中」だとかで
なっかなかつかまらないのです。
で、例えつかまる時間帯であっても
取次ぎの人に、「何の御用ですか」
「ご用件をもっと詳しくお聞かせください」
「お電話をしてもいい、と先生に許可をとっていらっしゃいますか」
と根堀り葉掘り突っ込まれ、
なかなか直接お話しさせてもらえないんですね、これが。

「なにかあったらいつでも連絡してください」と
診察のたびにかるーく言ってくれる主治医ですが、
実は影では「白い巨塔」の財前教授みたいに
「キミ~い、こんなくだらないことで私の手を煩わせて
 いいとおもっとるのかね!」
なーんてやってるんじゃないのか、と勘ぐりたくなるくらい。

ともあれ、すったもんだでやっとのこと主治医と話ができ、
今の薬の量なら、即命が危険ということにはならないだろうから
インフルが発症したら近くのお医者さんでタミフルを
処方してもらえばいい、ということでほっと一安心したのでした。

息子の熱は高いですが、とりあえずそれ以外に特に変わったことは
ない様子。
この夜もまた、私はマスクをして、息子を抱くようにして
眠ったのでした。

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