雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

英語の授業

2006年02月21日 | Wonder of Autism
今日は息子の学校のオープンスクール(学校公開)の日でした。

3時間目から給食・昼休みをはさんで5時間目まで、自由に
学校内を参観できるのですが、私は午前中に別の会合があり、
福祉センターの駐車場に停めた車の中でコンビニおにぎりを
ほおばった後、5時間目に間に合うように学校へ向かいました。

5時間目は交流級で英語の授業。
ちびくまの学校では全学年で「英語に親しむ」活動を取り入れていて
月に何回かALTの先生が来校していますが
今日は、ALTの先生ではなく、交流級担任の先生が
英語の授業をする、ということになっていました。

廊下で授業の開始を待っていると、職員室から帰ってきた
交流担の先生が、すれ違い様に
「おかあさん、ジャパニーズイングリッシュでも笑わないでくださいね!」
「日本語のわからない帰国子女で、親子でも英語で会話している」と
鳴り物入りで入学した頃をご存知の先生なので…。(笑)
でも私はそんなに性格は悪くありません。

息子には、交流級で授業を受けるときにも、マンツーマンで
介助の先生がついてくれています。

授業は、まず英語の歌で始まり、
"Hello, I'm ______. Nice to meet you."
という挨拶、それから
"How are you?" "I'm fine, thank you."
というやりとり、さらに
"Which ______ do you like?" "I like ____."
と、相手の好きなものを尋ねる会話をやっていました。

中学になってから
"This is a pen." とか "I speak English."から
習っていた私たちの頃とは随分変わったものです。

で、先生が一通り説明して、みんなで練習した後は、
2人組になって練習するのですが、
ちびくま、口の動きを見る限りでは、全く周りの
子どもたちに遜色なく、会話練習ができていました。

それもそのはず、この授業で習ったフレーズは
ちびくまはアメリカの養護幼稚園時代に
オウム返しから始まったとはいえ日常的に使っていましたし、
単語レベルなら、日本の中1くらいの語彙はゆうにあるのです。

何かにつけて自信がなくて、いつも介助の先生が
付いていてくれることを支えにしながら色々なことに
挑戦している息子ですが、英語だけは自信を持って
とりくんでいることがよくわかる授業でした。

先生からも周りの子からも
「ちびくまくん、英語うまいなあ」と言ってもらって
息子はとても嬉しそうでした。

「自分はみんなのようにできない」と落ち込みがちな
息子には、クラスメートに伍していける特技があるというのは
たぶん、とても大切なことです。

本人に日本語を話すことを強制しなかった一方で、
英語を保持させるための努力も全くしなかった私ですが、
息子が自分から英語に興味を持ちつづけ、
自分で選んだ方法で英語に触れ続けてきたことが
思わぬ形で彼の役に立っていることを
なんだか嬉しく思ったのでした。

1 コメント

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Unknown (まつこ)
2006-02-23 09:20:48
中学、楽しみですね。

少年は個別の英語の時間のはじまりには

"How are you?"の問いかけに

"So so."と、答えたようです。



私が中学の時は

”I'm fine thank you."

と、機械的に答えるものだと習ったけど。



"So so"なんて学校では習わなかったから面白くて。







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