気まぐれ日記帳

思いつくまま・・・

マイルスを聴く

2010年01月16日 | 音楽
マイルス・デイビスのコロンビア在籍時代のコンプリートボックスが届きました。



リマスター済みの52セット、70枚のCDとDVD1枚というてんこ盛りの内容で、アマゾン経由importcds_comで18,908円でゲットしました。
12セットはすでに持っているのですが、リマスターされていないものがあったし、このお値段ならば・・・ということです。

噂には聞いていましたが、ジャケットの作りは安っぽいです。
ノリがちゃんとついていなかったり、簡単に破れたり・・・
そのノリが何枚もCDについている有様で、聴く前に確認とともにふき取り作業が必要です。
おまけに1枚傷のついていたディスクがあって、磨いてもダメでした
本来は交換を求めるべきでしょうが、アマゾンで636円で売っていたので、ポチして補充しました。

なかなか手間のかかる1品でしたが、この値段ですから許します。

さてさて・・・

私がマイルスを始めて聴いたのは、大学2年生の時です。

マイルスはいいぞと友人に言われていたので、話題になっていた6年ぶりの復帰作「Man With The Horn」をレンタルしてきました。
当時はレコード、針を落とすと、スラップベースで始まる刺激的なエレクトリック・ファンクの「Fat Time」・・・
めちゃウマで音楽センスも研ぎ澄まされていて、「なんじゃこれは?」でした。

密度が高すぎて、当時はついていけませんでしたねぇ。

時が流れて、マイルスがエレクトリックに手を出す前のベストCDが発売されました。
エレクトリック時代は違うよということなので、買ってきてトレイにのせると・・・
いきなり'Round about midnightのワビサビの渋い世界から始まって、アランフェス、So What・・・
30代にはいって違いが分かる年齢(?)になってきたのか、どっぷりはまってしまいました。
膨大な音源が出ていたので、「Jazz Life」のマイルス特集号を買ってきて、おすすめを順に聞き出しました。

そして改めて「Man With The Horn」を聞くと、かっこいいじゃないですか!
今聞いても色褪せないし、時代の先を行っていたということがよく分かります。

当時、よちよち歩きだったは、フュージョンタッチの「Shout」が好きで、この曲にあわせて手を持ってダンス遊びしてあげるとすごく喜んでいました。

「Man With The Horn」はマイルスの作品の中では、マーカス・ミラーやレーベルのサポート色が強く、マイルスの演奏も6年まるっきりトランペットが吹けないほど体調を崩していた後で体調が回復しきっていない中の録音なので音に力強さもありません。
このアルバムには賛否両論あるのですが、まとまりはすごく良くて、その中で一本筋を通しているマイルス・サウンドは好きです。

私のマイルスベスト3は、「Cookin'」、「So What」と「Man With The Horn」なので、とりあえず「Man With The Horn」から聞き始めています。

しばらくどっぷり浸ってみます。

ただいま、はセンター試験中。
浪人前提なので、思いっきり落としてやりましたが・・・
コメント
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