気まぐれ日記帳

思いつくまま・・・

ザ・ビートルズ・ボックス

2009年09月10日 | 音楽
注文していた品、発売日にHMVから届きました。

銀座山野楽器や渋谷のタワーレコードは、深夜零時に店を開けて売り出したとか・・・
それに並ぶような人は、1枚1枚じゃなくて、ボックスセットの大人買いだよね、きっと。

早速、聞いてみました。
まずは、Abbey RoadのGolden Slumbers~The Endのメドレー。
The Endのリンゴ・スターのドラムソロをどうリマスターしたか、ギターバトルの後のピアノが割って入る部分のテープのつなぎに起因する不安定なピッチをどう処理したか・・・

ドラム・ソロの最初の「ドスン」を聴いた瞬間、「ありがとう!」と思いました。
これだけで、納得です。

つなぎの部分は原型をとどめないまでに・・・ではなく、さりげなく処理してありました。

ここはエンジニアの方々は、すごく悩んだと思います。
Let it be nekedのように作り直しにするのか、原音を優先するのか・・・

ちょっとマニアックな話ですいません。

これに携わったエンジニアの皆さんやデザイナーの方々は、ビートルズ愛に満ちた「いい奴」だと思います。

ジャケットも綺麗にデザインし直してあって、海外アーティストとは思えないぐらい、手の込んだ「仕事」です。
おまけDVDでも、写真をそのままではなく、立体映像のような処理がされているし、白黒をカラーに置き換えてあったり、とにかく技術の粋をさりげなく使っています。

「Let it be neked」のような過激なリマスターを期待した人には、物足りないリマスターかもしれないけれど、オリジナルの良さを損なわずに・・・というのがポリシーだったそうで、4年もかけてリマスターしたというんですから、じっくり聞かせてもらおうと思います。

リマスターで、ここまで「いい仕事」するとは、予想外でした。
徹底的にエネルギーが注ぎ込まれるのは、世界中に愛され続けている「ビートルズ」だからなんでしょうね。

数枚聞いた感じでは、ベールがかかっていた音が、前に出てきたという感じです。
初期のアルバムほど、変わったという感じをうけるかな?
なんせ、初期のアルバムはmonoがstereoにさりげなく変わってますから・・・

2万円ちょいしましたが、マニアには堪らない満足のいく買い物でした。
コメント
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