蕎楽亭

東京で蕎麦屋二軒目。


神楽坂にあります「蕎楽亭」さんへ伺いました。


長いカウンターがありお寿司屋さんのような佇まい。
厨房には修業の身らしき若い料理人がたくさんいます。
ミシュランで星をとったそうなんで
全国から蕎麦職人を夢見る若者がやってくるのでしょう。




まずは昼ビール

良かった。美味しい＾＾




突き出しは茗荷の醤油漬けかな？




こづゆ

ご主人は会津出身のようで
蕎麦粉も会津産でこれも会津の郷土料理。
のっぺ汁みたいな具沢山の汁です。
出汁に煮干しを使うのが特徴らしい。
興味があったから頼んでみたけれど
ビールというより日本酒が合うかな。




二色蕎麦



薬味

ざるそばと十割の合盛りです。
ビールとこづゆを楽しんでいる途中で出されてしまった。
先日の胡蝶庵仙波さんもそうだけれど
蕎麦前と蕎麦のタイミング、分かって欲しいな～。
十割は濃いグレーでしなやかな食感。
色合い程荒々しい味わいではありません。
非常に繊細な味わいでした。
一方、ざるそばの方がナッティな風味があり
程よい甘みを感じて余韻が長かったです。

出汁にいりこと干し椎茸を使ってあるせいか
蕎麦汁は複雑かつ風味がとても強い。
ぐいぐいと主張してくる感じです。
強い出汁に合わせてか返しは若干甘め。
このお蕎麦には少し強すぎるかな？
個人的な感想なので悪しからず。




蕎麦湯

別立てのトロトロタイプとナチュラルの中間。
濃い蕎麦汁にはコレぐらいの濃度があった方がいいですね。
美味しかったです。





かけそば

お腹もそこそこ一杯なので
オーダーすることを躊躇しましたが
せっかく来たんだから、と思っていたら
自分の口が先に動いてました
「おかわりにかけそばください」と…（笑）
かけそばにしては具沢山ですね。
干し椎茸の旨煮、白髪葱、ほうれん草、三ッ葉、
昆布を巻いた蒲鉾、そして柚子の香りもしました。
ここでも椎茸の主張が強い。
椎茸は大好きですがかけそばはシンプルなのがいいな。
と、つべこべ言っておりますが
温かいお蕎麦という括りで考えれば
十分美味しいお蕎麦です＾＾



蕎麦前を楽しみながら
カウンターで一人ゆるゆると過ごす…
そんな大人な時間が似合うお店ですね。


お店を後にする際に気になったのが
打ち場で打っていたのがうら若き女性だったこと。
修行中なのかしら？
男性の料理人は板前全としたスタイルなのに対し
彼女はTシャツにエプロンだったけど…
まあ、美味しかったからいいです。


ご馳走様でした！



蕎楽亭
東京都新宿区神楽坂3-6神楽坂館1F
TEL/03-3269-3233
営業時間/11:30-14:30 17:00-20:30
定休日/日曜・祝日