おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

サルティンボッカ風

2007年12月08日 | イタリアン
まだまだ風邪菌が私の体に巣くっているようです。何だか借り物の体のような感じです。ジャストフィットしない着ぐるみを着ている、と表現しておきましょう。
しかし衰えないのが食貪欲。あえて貪を付けました。買ってあった豚の厚切り肩ロースをどう料理してやろう、と午後ずっと考えていたといっても過言ではありません。きっと私は最期の日、ビンテージもののシャンパンを死に水にしてくれ、と我儘をつぶやいているのだと思います。

豚の肩ロースを筋切りし、塩胡椒をまぶしてしばらく置きます。その後、油を引かないフライパンで軽くソテーして表面を焼き固め、のり替わりにマスタードをぬります。そこへ生ハム(今日は贅沢にハモンイベリコ!)を載せ、パルミジャーノ、にんにく、EXバージンオリーブオイルでコクを出したパン粉を載せてオーブンでじっくり焼きました。赤ワインを煮詰めたソースで頂きました。ヴォーノヴォーノです。

アンティパストはスルメいかのサッとボイルマリネ。スルメいかがちょっと硬かったのが残念。大好きな剣先が今日はなかったので。

今日も一日ゆっくりと過ごすつもりです。子供の頃は風邪をひくと母が身の回りの世話を全てしてくれたものですが、今はそうは行かない。寝ていると目の前を舞うほこりが気になるし、天気がいいから洗濯もしたい。なかなか落ち着いて療養できる環境ではありません。しかし明日の為に、明日の為に治さねば。。。おじさん臭い感冒薬(改源です)を白湯で流し込みながら強く念じる私です。