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おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

新しい総理へ…横丁で呟く

2011年08月31日 | つぶやき
久々に根を詰めて執筆したので
息切れタイムが訪れました。
mieの集中力は半日まで…
今日はそのジンクスを覆したぞ!はは。

次の原稿を手掛ける前に小休止。
このまま突入すると
同じフレーズを使っちゃいそうなんですもの。


野田新総理大臣が誕生しましたね。
「今日も二日酔いです…」
みたいな顔した人だな~
なんて思っていましたが、
総理ともなると不思議と貫禄が付いて見えますね。
これから背負い込む重責を
数時間でヒシヒシと感じたからでしょうか。
是非、被災地復興、経済振興のために
どじょうのように泥臭く(←牛蒡と煮ると臭みが消えるよ)
勤労の汗をかいてもらいたいものです。


野田氏は千葉県船橋市の出身。
パートナーの実家はお隣の千葉市なので
何となく応援モードに入っているよう。
大学時代に東京へ通学している際、
津田沼で野田氏が辻立ち演説したのを
見かけた記憶があるとか、ないとか。
私も小沢氏の息のかかった人物が落選して
スッと胸がすくような思いをしました。


そうそう。小沢氏。
今回の代表戦で陰のキーマンと囁かれ
小沢詣でをした立候補者も多数いました。
って、あなた…党員資格がなくて
しかも裁判で係争中の身でしょうが。
限りなく黒に近い人間が
最重要人事の采配に関与する…
それが陰でダーティな世界ならしらんが、
国を動かす与党の話とは到底思えない。
野田氏の実力はまだ未知数だけれど
あの親指みたいな顔したオッサンを
腐っても与党にのさばらせていいのだろうか…
と甚だ疑問なのであります。
野田氏には是非勇気を持って
小沢氏の党員復帰を突っ撥ねてもらいたい。
顔は人の心を映し出す鏡、
不細工とかイケてない顔とかではなく
小沢氏の顔にはどうしても
陰陽の「陰」、善悪の「悪」を感じてしまう。
私の独断と偏見ですけどね。


国難に際している今の日本。
とにかく野田氏が100%以上の力を発揮できるよう
マスコミはつまらんゴシップで足を引っ張ったりしないでほしい。
そして我々国民も冷静に判断しなければならないと思う。
是非、3度目の正直の生き証人として
明るい未来へ一歩でも牽引して欲しいと願うばかりです。


さて、
ブログ横丁の辻立ち演説は終わり。
執筆に戻ります。

ないない尽くしの日々

2011年08月30日 | つぶやき
貧乏暇無しお金無し。
食費にそれだけ掛けていれば当たり前だ!
と罵倒されそうですが
時間がないのは何とも悲しい話。
リラックスタイムは睡眠時間だけかも。

昨日も19歳の読者モデルに一日密着取材。
午前中は彼女のお母様も見学に現れ
クライアント、若者、保護者に気を遣い
魂が疲弊して家に着いた時にはヨレヨレでした。
最初、緊張していたのか
無表情で反応鈍かった19歳女子(留学していたのでまだ高校生)も
彼女の興味ありそうな路線で話題を広げたら
表情が急変して饒舌になったことなったこと。
老若男女と会話のキャッチボールが出来る才能あり!
自画自賛できたことが唯一の救いでした。

しかし、疲れた。
べらべら喋って終わりなら苦労はないが
書かなならん。まとめなならん。
はぁ~。
ため息と一緒に幸せが逃げていく…


夕食は例によって手抜き鍋。
我が家には一足お先に秋が訪れたよう。
って汗だくで食べてましたけど(笑)。
室伏の金メダルと
その筋肉美にちょびっと癒された夕べでした。
私、マッチョ好きだったみたい。。。


さ、今から浜松。
なんか美味しいもの食べてやる!

編集者ブルース

2011年08月24日 | つぶやき
久々につぶやきます。

本来は定休日の今日もフル稼働してしまったため
九州から帰ってきてから9日連続で働くこと決定。
遊んできたじゃん、といわれても
充電さえすれば切れるまで同じペースで働ける
…そんなロボットみたいな身体じゃありません。
やっぱりリズムやペースってものが必要なんです。

まる7日目の今日は流石に疲労を覚え
バイオリズム低迷期も重なって超ブルー。
でも不思議とクライアント様とお話している時は
ハイテンションでベラベラ喋ってゲラゲラ笑えるんです。
それが終わるとショボン↓
低迷期が終わるまで取材し続けるのがベターかも。
働き蟻だな…全く。
悲しいサガです。

そんなブルーな気分に拍車を掛けたのが
コンビニローソ○のBGM。
滞店中、ずっとエヴァン○リ○ン?
のテーマ曲が流れてました。
癇に障るんですよ、ああいう音楽。
イライラして店を出たら
指示器を出さずに車線変更する車に追随。
あああーーーー。やめてくれ。

何だかブルー要素に苛まれて

「私って何のために生きているんだろう」

なんて危険極まりない考えが頭を過っちゃいました。

美味しい物をたらふく食べて

「生まれてきて良かった!」

と歓喜溢れる人生バラ色発言をしたと思えば
マイナス思考の哲学的発想をしたり
忙しいったらありゃしない。

今欲しいもの?


平常心


つべこべ言わず執筆に勤しみます。

眠れぬ夜

2011年07月28日 | つぶやき
大学時代のとってもスリムな友人に
何でそんなにスリムなのか理由を聞いたところ


「あたし、あんまり寝てへんねん」


そう言ったことが今、肉声まで鮮やかに甦りました。


念のため言っておきますが
そこまでスリムになってるわけではありません。
ただ昨日、長島のアウトレットに行き
悪戯にDIESELでスキニージーンズを試着したところ
何と一番細いサイズが入ってしまったのです。
顔から判断してそんなに細いのが入る分けないだろ?
と、多分思っていたショップ店員も驚いていたよう。
んもう、失礼ね!


そう言えばジャストサイズだったパンツもダボダボだし
心無しか頬も痩けた気がする…
いかん。不健康な痩せ方は絶対いかん。
寝不足だから頭がぼーっとするし
こう、身体に活力が漲らないんですよね。
どうした!? 私。
いつもならのび太のごとく
ワン・ツー・スリーzzz…なのに。


今日こそ普通の大人が眠る時間に床に就こう。
それまでは眠気と戦うのよ。


寝苦しさも手伝って
プチ時差ボケから脱出できません。
今一番欲しいもの…それは安眠。

過去の記憶を振り返り・・・

2011年07月10日 | つぶやき
昨日は予告どおりMie&Blue Skysの集会。
何度もこのブログでご説明をしてきましたが
中学二年生の時に結成したカルテットです。
発表曲は1曲のみ。
あとはイタズラを繰り返すだけの日々でした。
それぞれ全く違う方向へ進み、
うち2二人は中学生になる子供もいます。
ちょうど私達が出合った年頃なんだな~。

で、二人曰く
「うちの子真面目すぎて心配になる」
だそうな。


我々と比べると物足りなく思うのかな?
昨日写真をアップしましたが
外見は別に普通だと思うのですが
中身は相当腹黒い^^;
勉強もボチボチしていたので
先生も頭ごなしに怒れないみたいでした。
人を傷つけたり物を奪ったりはしません。
ただ、イタズラが好きだったんです。
子供じみたイタズラを仕掛けて
先生の驚く顔を見るのが生きがい。
トイレでよく打ち合わせしてたっけ。


25年余りの月日が経って
顔を合わせても肩が凝らない。
雑多な同窓会はイヤだけれど
Mie&Blue Skysの集会はこのところ皆勤です。
昨日もよく飲んでよく笑ったな。



過去の思い出つながりで
以前パーティをしていた頃の
貴重な(私的に)資料が出てきました。




初めて20人以上のパーティ料理を作ったときのメニューです。
友人でチーズプロフェッショナルのFさんが
結婚で渡米するため
ソムリエのIさん、チーズプロフェッショナルのHさん、
そして料理は私が担当し
某マダム主催のパーティを引き継いだんです。
その記念すべき第一回の料理。

・ロレーヌ風キッシュ
・牛タンの自家製ハム
・木の子のテリーヌ
・筍の焦がしバターソース
・鯛のアニス風味
・牛テールの赤ワイン煮込み
 ポテトピューレ添え
・ニース風サラダ


その頃車がなかったので
柳橋の市場まで始発の地下鉄で行って
3キロ級の鯛をリュックで背負って帰ってきたっけ。
リュックから鯛の尻尾が出てた気がする(笑)。
家で8割がた作って現地で仕上げ
四苦八苦してたけれど
最後にみんなの笑顔を見たら
スーッと身体から疲労が抜けたのを覚えてます。
このメニューも夜遅くまでかかって描き上げました。
周りの画も全部手描きですよ。


料理教室へ行った事がないので全部独学。
美味しいものを作りたいという信念に突き動かされ
ただただがむしゃらに頑張った2年間でした。
今はちょっと無理だなぁ。


懐かしいメニューを見ながら
過去へ思いを馳せたわけです。
だって、テレビが壊れちゃったんですもの・・・


そう、テレビがぶっ壊れました!
液晶のアクオスでまだ5年しか経ってないぞ。
電源を入れても「バチ、ブチ、」といって切れちゃう。
寝室にあるテレビは思いっきりアナログだし。
なんで地デジ化目の前でこうなるのよ。
おまけに自転車も壊れて動かなくなるし。


あああ~。
暇だから蒲郡でも行きましょうかね。
例のお店へ。ふふ。

タイムカプセル開封

2011年07月03日 | つぶやき
母が8月に引越しをすることになり
私が放置してきたガラクタを片付けろ、
とお呼びが掛かりました。


殆どがガラクタで焼却炉行きなのですが
忘れかけていた宝物を発見。


私は海外旅行へ行くと
その街の郷土の焼き物と
レシピが載ったポストカードを買います。
それがワンサカ出て来たんです。



ベルギービールのグラス

行く先々で買いました。
残念ながら2つが新聞紙の中で破損。
ベルギービールは蔵元がオリジナルのグラスを作り
ビアカフェでもその都度グラスを変えてくれるんです。
オリジナルのコースターも収集しています。



アルザスの食器

ベッコフ用のポットと
クグロフの型、スパイス入れ。
ベッコフ用のポットは持ち帰る時
重いわ割れやすいわで大変でした^^;



ベルギー・ゲントのマスタードポットと
ドイツのマスタード入れとミルクピッチャー




ブルターニュのシードルカップ






レシピ入りポストカードも50枚以上


エアチケットとレールパスだけ手配して
宿も決めないサバイバルな旅をしてきたので
苦労と喜びが一杯詰まった
お金には換えられない宝物です。


それから写真もたくさん出てきました。
中でも北海道を一人旅した時の写真は面白いです。
10日のつもりで舞鶴から小樽に上陸したのに
帰りの船のチケットを紛失し
結局1ヶ月以上礼文島にいた・・・
というハチャメチャな旅。


銀の猫岩



金の猫岩



荒波にもまれる猫岩



雪化粧の猫岩


意識せずに撮っているので
アングルがバラバラなのが残念。
猫岩は礼文島の沿岸にある奇岩。
まるで猫の後姿みたいでしょ?
ちなみに雪化粧の猫岩は
冬にまた一人で訪れたときのもの。



一ヶ月間はブラブラお散歩したり
浜辺で炊事して夕日を見ながら夕食をとり
気の会う仲間とこんな風にワインを飲みながら
スイカを大人食いしたりと、気ままな生活。
自由人だったなー(今もか)。



バイクの写真

中型のバイクにも乗ってました。
友人が瀕死の事故に遭遇したので
私もすぐに降りましたけどね。
貴重な一枚です。


こうやって10年以上の月日を経て
懐かしい写真を見ると
思い出がドバーッと押し寄せてくる感じ。
片付けがそっちのけになってしまい
母に白い目で見られました^^;
しばらく封印して
忘れた頃に楽しもうと思います。

団扇の風を頬に受け、過去を思ふ

2011年07月01日 | つぶやき
7月1日から東京電力、東北電力管内にある
大規模工場や大口電力需要のある者に対して
昨年比15%の節電を義務づけ
電力使用制限令を発動したよう。

我々の住む街も浜岡原発が停止した
中部電力管内なのでひと事ではありません。
しかし去年の15%と言われても
この様な事態は予想だにしなかった訳で
どれだけ使っていたかなど数値で残っておらず…
外出時はカーテンを閉めて遮光をし
なるべく部屋内の温度を上げないようにするなど
できる限りの努力はしております。
一人の時はキッチンの電気しかつけません、とか。
ウィークデーの一人時はほぼキッチンの中なので^^


で、考えた訳です。
こんなに便利な生活が身近になったのは
いつからなのかしら?
前はそんなに不便だったのかしら?と。


Around40の私が小さい頃は
クーラーは一家に一台だけ。
それも巨大な床設置型の箱形で
冬は私の勉強机になってました。
送風から始めないと壊れる、と言われ
送風で10分程ウォームアップさせた後
ようやくクーラーに切り替える段、
「ドヨンッ!」という異音と共に
冷たい風が噴き出しました。
でもそれが使えるのは本当に暑い日だけ。
年間の稼働は今の1月分にも満たなかったかも。
それで死にそうになったことは無かったし、
薄着でいれば苦にならなかった気がします。
今は何でこんなにクーラー頼りになったのでしょう。


あと携帯。
今は携帯を家に忘れたりなんかすると
戻って履歴を確認するまで不安で不安で…。
けれど携帯を初めて持ったのはたった14年前で
それまでは家の電話だけで過ごしていたものです。
新しもの好きの父は早くから
あの箱みたいな携帯を持ってましたけどね^^
友達の約束もデートの待ち合わせも
一旦家を出てしまったら相手を信じるのみ。
待つ身は不安だし待たせる方も心苦しい限り。
お互いが探し合って結局合えなかった…てことも。
だから無事遭えた時は心から嬉しかったし
大好きな人が遠くからキラキラ輝いて見えた。
お互いの信頼関係の上に約束が成り立つから
一回一度がとても重かった気がします。


今更クーラーの無い生活、
携帯の無い生活に戻れと言われても困惑しますが
無きゃ無いで趣ある生活をしていたのかな、なんて。


秋の訪れを夕涼みで感じたり。
おばあちゃんの家で蚊帳に興奮したり。
「電話長いぞー!」と叱られながらも
コソコソと友達や恋人と話をしたり。
何度も書き直したラブレターを
口から心臓が飛び出すんじゃないか?
というほど緊張して手渡ししたり。


あの頃の方が記憶を鮮明に残せたのかも…
空調がきかない室内で
ふと過去に想いを寄せたひとときでした。

歌を忘れたカナリアは♪

2011年06月03日 | つぶやき
後の山に棄てましょか~♪

…棄てないで T_T

スリムクラブも高見山も卒業して
本当に声が出なくなりました。
カメラマンのOさんにお会いして
事情を口の動きで説明すると
早く医者に行きなさい!と言われ
怖くなって耳鼻咽喉科に駆け込みました。

熱を出して免疫力が低下したところに
声帯へウィルスが入り込んで
炎症を起こしているそうです。
検査時に太い針金のようなものを出されたので
「あーん」と大口を開けていたら
口は閉じなさい、と先生。
口を閉じてキョトンとしていると
すかさず鼻の穴から声帯までスコープを入れられました。
脳みそに鳥肌が立つほどの違和感。。。
胃カメラよりはマシですけどね^^;

炎症を起こしているのに
昨日の取材で長時間にわたって
しゃべくり散らかしたのがいけないんですと。
だって質問しないと答えてくれないもん。
しかもその答えを膨らませなくちゃダメなんだもん。
ブツブツぶつぶつ…。

先生からは
「とにかく喋るな」と宣告されました。

だけど今日の夕方も取材。
めちゃくちゃ忙しい方を
やっとの思いで捕まえてのアポだから
穴をあける訳にはいきません。
営業二人に私の代弁をしてもらいましょう。
あああ~なんだかな~。


そうそう。
院外処方箋薬局でお薬をもらったんですが
薬剤師さんに喋れないことを伝えると
めちゃくちゃハッキリした滑舌で
表通りに聞こえるぐらい大声で説明してくれました。



あの~。耳は聞こえるんですけど。



山に棄てられないように
せいぜい力を発揮しませう。


うちんたー自慢

2011年05月29日 | つぶやき
なんじゃっ?さっきの雨!
ちょっと買い物に出たらずぶ濡れ。
雨が下から降って・・・いや昇ってきたんじゃないか?
と思うぐらい傘が役立たずでした。
家に入ったら小雨になるんだもんナー。

濡れたTシャツ、体温で乾くまで待とうか・・・
と思いましたが気持ち悪さに耐えられず
洗濯物を増やしたくないのに着替え。
そんな思いまでして手に入れたのは
うちんたー自慢の山の幸。
うちんたーは東三河弁で私達、です^^



近所の産直センターから我が家に来た山の幸。



黄金たもぎ茸

生産者を見たらうちの近所。
「ナガタ農園」さん?知らんなぁ。
ビタミンEの7000倍の抗酸化作用がある
エルゴチオネインが
キノコ界でもずば抜けた含有率らしい。
しかも美味しいらしいから一石二鳥。
「出汁がよく出るキノコ」として
北海道・東北では珍重されているんですって。
料理するのが楽しみですわ。




飯村の甘藷・人参芋

まさに地元。
うちの目の前も芋畑ですもん。
まだ苗を植えつけたばかりだから
これはすなわち昨年のでしょう。
ちっちゃいから間引きものかな?
丸ごと素揚げにしてガルニチュールにしよう。




実えんどう

グリーンピースです。
スーパーの倍は入って200円。
豆ご飯はブーイングが出そうなので
ポタージュにするつもりです。




コレはなんでしょう?




そう。空芯菜ですね。
最近モンスーン料理に傾倒しているので
ヌクマムで青菜炒めにしようかな。



オブジェじゃないですよ。
ニンニクです。
青森産を筆頭に国産ニンニクは高い
というイメージがありますが、
この時期我々の地元では格安で出回ります。
ただ、農家さんが畑の隅で
片手間に作っているって感じなので
本当にこの時期限定の出品。
ニンニクオイルを仕込みます。



切花生産日本一だから
お花もお値打ちで嬉しい限り。


びしょ濡れがチャラになる戦利品でした。
今日はこれらを使って懺悔ディナーを作ります。
「遊んだ翌日はご飯が豪華」
がパートナーの決まり文句。
遊んだ後はちゃんとフォローする。
それが私流家庭処世術です。

地元の恵みに感謝。

想い出は色鮮やかに染まるばかり

2011年05月17日 | つぶやき


「あの方どうしてるかな?」



ふと思ってグーグルで検索してみました。
すると、その方の名前の前に「訃報」の二文字。
信じられない思いでいくつかの記事を確認するも、
やはり私が検索結果を求めたあの方でした。

いろいろな経験や知識をもって
今の私に少なからず影響を与えてくださった方。
飲んだワイン、食べた料理、
そして聴いた音楽などが
堰を切った様に記憶の湖から川へと流れ込む。
水を掬い上げる様に手のひらを浸すけれど
指の間から溢れだす珠玉の記憶。


疎遠になったのは当時の私のせい。
もっとお話したかった、
と悔いても今となっては叶わぬ想い。


記憶の中のあの方は
鹿爪らしくワインを飲んだと思えば、
スピーカーから流れるクラシックに
エアーコンダクトで鼻歌まじり。


ご冥福…という言葉がピンとこない。



むしろ想い出は鮮やかな色を帯びるばかり。



悲しみよりも困惑の午後。